- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784344034235
感想・レビュー・書評
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私保育園に通っていた頃、看護師になりたかったの。
結局全く違う仕事をしているんだけども。
で、大人になってから、もう一度看護の道を志してみようかと思ったことがあったのね。
でも諦めたの。何故かって?
注射がダメなの。怖いの。どうも先端恐怖症らしいの。
だからそもそもの問題でこりゃ無理だって諦めた。
早速脱線してしまったけども、いやーもうタイトルに反して泣いちゃったよね。
ボロボロ泣いた。
感情面含め色んなことがリアルに描かれていてね。
映像を見ているかのような読書体験で。
この本好きだわ。
調べてみたら、なんと6巻まであるそうじゃない!
まだまだ楽しみがある。
骨折暇なんだもん。
お医者さんに感謝しながらお医者さんの本を読むのであります。 -
著者、中山祐次郎さんは、本作の文庫本によると、次のように紹介されています。
---引用開始
1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院大腸外科医、福島県広野町・高野病院院長を経て、郡山市・総合南東北病院外科医長。
---引用終了
で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。
---引用開始
新米医師の毎日は、何もできず何もわからず、先輩医師や上司からただ怒られるばかり。だが患者さんは、待ったなしで押し寄せる。生活保護で認知症の老人、同い年で末期がんの青年、そして交通事故で瀕死の重傷を負った5歳の少年…。医者は、患者さんに1日でも長く生きてもらうことが仕事じゃないのか?なんで俺じゃなく、彼が苦しまなきゃいけないんだ?それでも全力で助けたい。新米医師の葛藤と成長を圧倒的リアリティで描く感動の医療ドラマ。現役外科医にしてベストセラー『医者の本音』著者、小説デビュー作!
---引用終了 -
ウルウルさせられる感動ものかと思ったがそうでもなかった。
泣けないのはただたんに、俺の心が死んでるからか(笑)
研修医のお仕事小説です。
主人公は温かな感じのする男。
彼の目線で研修医の日常が描かれています。
おそらく日本中のどこででも起きてそうな普通の日常業務でしょうね。もちろん医療ということで人の生き死に関する話は出ますが、とりたてて感動はしませんでした。残念。
ドラマ性や盛り上がりに欠けるお話しだと思いました。
登場人物も全員特にクセもなく、特筆するような事件もない。
なにか、とてものどごしの良い薄味の何かを飲んだような読後感。水に近いかな。
そもそも何を意図して書かれたのだろうか?
シリーズ化されている人気作の1巻目でしたが、おそらく続きは読まないでしょう。
本に限らず医療物の作品ってけっこうありますよね。
自分的にその中で最高だったのは海外ドラマの「ER」。
当時はハマって、珍しくビデオ録画までして観てました。あの頃はまだVHSとかだったな~。
記憶を全部消去してもう1度最初から観たい。-
悪いの、いいよね。
たまに初期の馳星周さんみたいなの読みたくなる。
ちょっと前にそれっぽいの借りて読んだけどリタイアしたわ。
難しいな...悪いの、いいよね。
たまに初期の馳星周さんみたいなの読みたくなる。
ちょっと前にそれっぽいの借りて読んだけどリタイアしたわ。
難しいな。2023/06/30 -
2023/06/30
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1Q84さん、アリガト^^
ほん3さん。
自分はなぜだか役者さんの名前が覚えられない病でして、他の作品で「ER」の出演者を見かけると...1Q84さん、アリガト^^
ほん3さん。
自分はなぜだか役者さんの名前が覚えられない病でして、他の作品で「ER」の出演者を見かけると、「あ、ダグだ」とか「カーターが出てる」などついつい「ER」の役名で呼んでしまいます^^;
ダグ(ジョージ・クルーニーですか)はずいぶん出世しましたねー。2023/07/01
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主人公の研修医・雨野隆治ほどではないけれど、泣きました。泣かされました。
リアリティがあり、誠実で、とてもよい医療ドラマでした。
テレビドラマのような権力やお金にまみれた医師やドラマティックな手術シーンは出てこないけれど、だからこそ読み手の胸を衝つものがありました。
研修医の隆治の頼りなさにハラハラしたり、先輩・上司の医師の淡々とした態度には冷淡さも感じたりしますが、後半発せられた先輩医師の「祈るよ」という台詞で全て帳消し。
私たちが実際に接する医師達も皆こうであってほしいと思わせる、キャラクター設定やストーリー展開はお見事です。
ブクログのおかげで、良いシリーズに巡り合えました。シリーズ全作読みたいと思います。
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傷ついた体、救えない命――。
雨野隆治、研修医1年目、25歳。なんでこんなに無力なんだ、俺。
研修医ってまだまだ学ぶ事ばかりなんだ。
過酷な労働の割に手取り20万円。
研修医の扱いは悪く色々と厳しい。
研修医のみんな頑張れ!
交通事故で運ばれた少年、90歳の末期がん患者、20歳の末期がん患者。
手術シーン、治療法、患者さんの苦しみ、医者の苦悩葛藤がどれもリアルで泣けてしまった。
だけど、今の雨野先生は微妙。
「まぁいいか」と思ったり「確か」と答えたり、先輩医師に怒られたくないからとわからない言葉を質問するのを止めるところも嫌だった。
新入社員の時自分もそうだったなと思い出すけど、患者思いの雨野先生を思うとなんか違う。
先輩医師と上司医師に研究会があるから早めに上がると言われていたのに、それを忘れて合コンへ。(合コンは行ってもいいんだけど)患者さんが危ない目に。
毎日何度も患者さんの部屋を見に行く、優しくて熱い雨野先生。
だけど、たった1日たった1度のミスが患者の命を奪う事になる。医者は命懸けなんだよ。
佐藤先生にきつく怒られたからもう大丈夫かな。いつか成長した雨野先生に会いたい。
90代末期がん、生活保護、認知症、家族なし、治療をするかしないか。
20代末期がん、もう出来ることがない、苦しいだけの延命治療を続けるかどうか、それを決めるのは家族か本人か。
どの治療が1番いいのか凄く考えさせられた。
心に残った言葉
「研修医といっても医者は医者。同じ医師免許一つでやってるんだよ、私も岩井先生も」
ショックな文章
毎日見ているのは高齢者のお腹ばかりで、若い女性の診察はまずなかった。絢の腹には余計な脂肪は一切付いてない。
生々しい。やっぱりこんな風に思うんかな。・゚゚・(>_<)・゚゚・。-
けいたん♪
こちらでもこんにちは♪
知らない作家さんだわ。
なんか医療の現場ってお世話になるかもしれないだけにひきこまれるよね。
どの治...けいたん♪
こちらでもこんにちは♪
知らない作家さんだわ。
なんか医療の現場ってお世話になるかもしれないだけにひきこまれるよね。
どの治療がいいのか…なんて、信頼できる担当医によってすごく左右されそう…。
私、この前健診受けてきたよ。お腹周り、体脂肪ヤバかった(>_< )2019/08/14 -
くるたん♪
コメントありがとう(^-^)/
現役外科医で医療の本は書いてるけど小説はデビュー作みたい。
この小説amazonでも...くるたん♪
コメントありがとう(^-^)/
現役外科医で医療の本は書いてるけど小説はデビュー作みたい。
この小説amazonでもよく読まれていて評価も高いね。
主人公の技術面が低いのは仕方ないとしてちょっと幼稚なところが私はちょっと。
おしゃべり相手にはいいけど治療は(笑)
この作品に出てきたお医者さんはみんなよかった。現実でもそんな先生と出会えるといいな。
くるたん、本当?そんなこと言って普通に痩せていたら怒るぞ〜ヾ(≧∪≦*)ノ〃
私は裏切りはない!
2019/08/14
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ブクログの皆さんの本棚でよく見る気がしてなんとなく気になっていた本。たまたま図書館で見つけたので読んでみた。
詳しいことは全く知らずに読みはじめたけど、著者は40歳くらいの医師で、本書は医学部を卒業して研修医になりたての雨野隆治を中心としたストーリー。
医療もののお話は色々あれど、現役の医師が書いたものは珍しいのでは。手術シーンなどリアリティがあり、読みながら一番思ったのは、何というか「医者も一人の人間なんだなぁ」ということ。専門用語や治療方針に疑問だらけの隆治に共感しきりで、研修医になりたて位では一般人の様に色々分からない事だらけなんだなということ。
病院にかかるとき「医者は万能、何でもわかる先生」みたいな意識がどこかにあるけど、皆様々な経験を通じて頼れる先生になっていくんだな、と。
それと同時に、日々人の命を助けるために寝る間も無く奔走している医療従事者の皆さんに改めて感謝を覚えた。 -
作者は実際外科のお医者さんだった様なので、リアルだった。そうだよなあ、最初は診察って言ってもどこが悪いのかなんてわからないよなあ、と妙に納得してしまった。でも、やっぱり初めてのオペの患者にはなりたくない様な‥。お医者さんって大変。いろいろな職業の待遇改善が言われているけれど、真っ先に改善すべき職業なんじゃないかと思った。
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大学卒業したてほやほやの研修医、雨野先生。
問診も何を聞いたら良いのかも分からなくて手探り状態。毎日上司や先輩に叱られつつも、初めての当直、初めての手術を経験して、、、。
雨野先生の言葉で「与えられた仕事を指示通り100%完璧にやり切りたい気持ちだけでなく、指示されたことをこなすだけではいたくない気持ちも芽生えて来ていた。」ってあって応援したくなりました。 -
久々の医療もの。
医療に携わる方々はそれは大変な思いをされているんだろうなと思います。
本作にもありましたが正に医師も患者も命がけなんでしょうね。
でも、サラリーマンとて毎日大変な思いをしていることには変わりはなく、また扱っている物や職種によっては人の生き死にに関わることもあるでしょう。
そういう意味では医師の世界だからと言って全く違う世界という訳でもないんだなと思います。
また、仕事のうち辛いことが99.99%だったとしても残りの0.01%の嬉しいこと、この仕事をしていてよかったと思えることのために日々頑張ってるんだ、ということは医師だろうとサラリーマンだろうと同じなんだなと思いました。 -
とてもリアルに医療の現場が描かれていました。
医師としては新米の立場で上司には逆らえない、でも患者から見れば研修医も列記とした治療を行う者。この本の主人公、雨野隆治の日々の葛藤が読んでいて伝わります。
とてもいい作品でした(*^^*)
著者プロフィール
中山祐次郎の作品






先端恐怖症ということは、やられる方が嫌ということですよね。
でも、案外やる方は上手かったりして。
2ヶ月に一回採血され...
先端恐怖症ということは、やられる方が嫌ということですよね。
でも、案外やる方は上手かったりして。
2ヶ月に一回採血されているんですが、看護師によって、もう全然痛さが違う。老若男女関係ないけど、この人上手いなというのは、何となくやられる前からわかる様になりました。上手い看護師増えて欲しい!
そうです、あの針を刺されるのがどうにも嫌なのです:(;゙゚'ω゚'):
でも娘たちの注射は責任を持...
そうです、あの針を刺されるのがどうにも嫌なのです:(;゙゚'ω゚'):
でも娘たちの注射は責任を持って最後まで見届けるので、もしかして注射する方ならいける…?
いやいやいやいや、そこに至るまでにお互いに注射の練習なんてものもあるじゃないですか(o_o)
危うくそそのかされるところでした笑
それにしても2週間に一度とは…想像しただけで涙が出てしまいます。
今日も暑いですしご自愛くださいね(*^^*)