麦本三歩の好きなもの

著者 :
  • 幻冬舎
3.32
  • (38)
  • (60)
  • (93)
  • (32)
  • (14)
本棚登録 : 1149
レビュー : 106
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034358

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 住野よるさん初作品。この作品、なかなか変わってて面白い。物語というか、麦本三歩という一人の半人前司書の女性の日常を切り取った短編集という感じ。

    この作品には本人以外、名前が出て来ないのが変わってる。優しい先輩、怖い先輩、おかしな先輩、麗しき友人、、登場人物の呼び名を麦本三歩の心の中の呼び名でひたすら通しているところに妙に感心^ ^

    これほんとに男性が書いた小説なのかしらと思ってしまうが、よく見ると、ぶっとばすとか三歩の心の中は時々男まさりが混ざってたりする^ ^

    この本の中でとても気に入ったのは、怖い先輩の家でご飯作ってもらうシーン、麗しき友人との温泉旅行の話、あとブルボンとフルーツ牛乳は激しく同意 (笑)

    この主人公は一般的には変わってるんだろうけど、面白いのは、自分の中の自虐、慄き、怠惰、喜びなど、心象風景を実に軽快に描いている。主人公を通じて周りの人たちも何だかんだ嫌いになれない様子が伺え、ホッコリする。

    ちょっと噛みすぎだけどね!^ ^

    つい先輩目線になってしまうが、自分はどのタイプかなと考えてみる。どれもなかなかのキャラだが、敢えて言うなら怖い先輩タイプかしら、、^ ^

    格別な感情の盛り上がりはありませんが、なんとなく軽めに読めてホッコリするにはオススメです。

  • こ〜れはもう〜〜!!大好きっ!!www
    三歩LOVE♥ って感じ!!!
    あ、いや実際に身近にいたら、そう思うかどうかは別だけどっ!ww

    とにかく、小説としては、タイトルから、装丁から、体裁から、ぜ〜んぶひっくるめて、大好き♥

    読み終わるのもったいなくて、ちょびっとづつ読みたいのに、続きも気になるし〜〜!!!と、地団駄踏みながら、もうちょい先まで読んでみちゃったり?www

    もう、今年の一番は、超〜キュートな♥三歩で決まりっ!!かもっ!!w

  • 私が唯一全作単行本で買い続けている住野よるさんの最新作。ずっとずっと楽しみにしていました。結果、私的住野よるの本ランキングの1位を塗り替えることになりました。どの作品も好きですが、1位はずっと「君の膵臓をたべたい」で、不動かと思っていたところこの本が超えました。

    三歩がとにかく可愛くて、最初はただの抜けてるやつかと思っていたら思考回路は複雑。頭の中で毒づくし、韻踏むし、頭が良い。大人なんです。

    とりあえずバームロール買ってきて、食べながらもう一度読み直そうと思います。

  • 初めからびっくりするほどつまらなくて、でも住野さんの作品だしいつか面白くなるだろと期待を捨てずに読みきったのですが…ずっとつまらなくてある意味驚かされた。
    カバージャケットに三歩役の子がカバーガールとしているのですが、最後までわたしの想像した三歩とマッチしなかった。面白くなかった、びっくりした。

  • 三歩は大学の図書館に勤務する20代女子。挙動不審な振る舞い、友達、職場の先輩について、お菓子について、彼女の日常を綴る。
    柔らかい。彼女の心のうちが素直に出てる。親友と旅行に出た時の章は、メモしたい文とかいくつか。怖い先輩とかおかしな先輩とかいろんなタイプの先輩がいて三歩は良かったですね。おかしな先輩とのやりとりも三歩にも私にも良かったな。想定全体も可愛らしく、女性向けかしらね。

  • 図書館、予約1番目でラッキーでした。
    うきうきしながら読みました。

    麦本三歩は、ぼうっとしている。食べすぎ。おっちょこちょい。間抜け。
    好きなものがたくさんあるのは幸せなことですね。
    おいしそうなものが、たくさん出てきましたが、私はクリームパンが食べたくなりました。
    面白かったです。
    小説そのものが全部、麦本三歩みたいで、なんか新しいタイプの小説のように思いました。
    すごくハッピーになれました。

    「大したことは起こらない。謎も事件もファンタジーもなくても幸せ」。

    • まことさん
      mariさん、こんにちは。
      私は住野よるさんはこれが、3冊目だったのですが、なんかゆったりしていて、一番好きでした。「青くて痛くて脆い」は...
      mariさん、こんにちは。
      私は住野よるさんはこれが、3冊目だったのですが、なんかゆったりしていて、一番好きでした。「青くて痛くて脆い」は私は途中まで読んで、積読中です。
      2019/03/29
    • kanegon69 さん
      この本も気になっていたんですよね、、チェックします^ ^
      この本も気になっていたんですよね、、チェックします^ ^
      2019/03/29
    • まことさん
      kanegon69さん。
      ハッピーになれると思います。
      kanegon69さん。
      ハッピーになれると思います。
      2019/03/30
  • やぁ、住野よるさんのイメージががらりと変わりましたね。
    衝撃のデビュー以来、中高生のピリピリとした壊れやすい心を繊細に描いてきた住野さんが、こんなにもまっすぐなからりとした大人の女性を描くなんて!と。
    でも、三歩の中には今まで描かれていたたくさんの少女たちの心が残っているように思えました。
    ちょっとのんびり屋で鈍くてとろくて、ちょっと変わった子、というレッテルはある意味、繊細さを覆ってくれる着ぐるみの役割を果たしてもくれるわけで。
    本人が意識していなくてもその着ぐるみによって救われているところはあるんじゃないか、なんて思いながら読みました。
    出版社勤務の友達との旅行や、学生時代からの男友達との水族館でのできごと。あのときの三歩の言葉がとてもとても心にしみて、こういう言葉を言うべき時にきちんと言える三歩はやはりとての繊細で、単なるぼんやりとした鈍い女の子じゃないんだな、と。
    なんとなく三歩に親近感を感じながら読んでいましたけど、おかしな先輩から「好きじゃない」と言われた理由、あそこは個人的にとても心に刺さりました。あぁそうなんだ、そういうところ自分も気をつけなきゃ、と。
    そんなこんなで、いろいろあるけど、私は麦本三歩が好きです、とてもとても。

  • まずは装丁がかわいい。
    この表紙の女性がイメージされて、とても読みやすかった。
    それに脳内でマンガに変換されていく感じ。
    少女マンガを読むように。

    三歩の周りには、三歩の存在を肯定してくれるいい人ばかり。
    と思いきや、正直に好きじゃないかもって言う先輩もいたりして。
    そうなのよね、人生そういう人も必ずいますから。

    大学の友達との温泉旅行話は良かった。

  • ストーリーの中で大きな事件は何も起こらない。
    しかし、そんな日常を思いっきり楽しめる三歩は素晴らしい女性だと感じました。


    特に好きなシーンは「麦本三歩は君が好き」のラストです。

    「次は二割ちょうだい」と発言した際に最初はこんな場所でもふざけられるのかと思いましたが、
    その二割には、苦しみや悲しみ、痛みも含まれてるのではと考え、じんわりと感動しました。



    この本を読み、何にも無い日々が最高に楽しくなりました。

  • 期待しすぎと、対象年齢の壁を感じて読むのがちょっとしんどかったかなぁ…
    その個性は、万人受けしないとある通り、
    この作品も万人受けするものではないと思う。
    それは前作も同じで、今回はどちらかというと若い人向けなのかなぁと感じた。
    あれほどのヒット作を書いた方だから、
    ファンの年齢層も広く、なおさら作品の対象を絞るのは難しい。
    今回は私にはついていけなかった部分があるけれど、
    三歩の魅力と共にそれ自体が計算上の事なのではないかと、最
    後の方の章を読んで感じた。万人になど受ける必要などないのだ。
    新作が待ち望まれる作家さんの、メッセージなのかもしれない。
    そんなことを思った。
    そして、スーパーに行き、普段見向きもしなかったチーズ蒸しケーキとバームロールを買ってしまった私がいた。ブルボンには何かもらっても良いかもしれない。

    次回作、楽しみに待っております!

全106件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

住野 よる(すみの よる)
高校時代より執筆活動を行っていた。2014年2月ごろ夜野やすみ名義で、様々な賞に落ちてしまった小説「君の膵臓をたべたい」を広く世で読まれてほしいという願いから小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿。同作が話題となり、2015年6月双葉社から書籍化されデビュー。同作が「本屋大賞」2016第2位、「読書メーター読みたい本ランキング」1位、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2015」1位と高く評価され、売上面でも「2016年年間ベストセラー」総合5位、文芸書1位(トーハン調べ)、「2016年 年間ベストセラー」総合4位・単行本フィクション1位(日販調べ)となり、累計発行部数200万部を突破した。実写版映画が2017年7月28日公開、アニメ映画が2018年公開。
その他作品に、『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』がある。

麦本三歩の好きなもののその他の作品

住野よるの作品

麦本三歩の好きなものを本棚に登録しているひと

ツイートする