なぜか生きのこったへんな動物 おもしろ動物世界地図

  • 幻冬舎 (2019年3月7日発売)
3.50
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344034372

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 地球の自然が大規模に変化した時代、
    生き残るために哺乳類は進化し、移動して居場所を得た。
    変わった居場所に適応した動物たちの“へん”な姿や
    行動などを分かり易く解説する。
    ・動物の世界地図~動物地理区~
    旧北区のへんな動物・・・ジャイアントパンダ、カワウソなど12種
    新北区のへんな動物・・・ヤマビーバー、ホシバナモグラなど11種
    アフリカ熱帯のへんな動物・・・スナネコ、マンドリルなど24種
    東洋区のへんな動物・・・メガネザルなど16種、うち日本は4種
    新熱帯区のへんな動物・・・ビクーニャ、オオアリクイなど18種
    オーストラリア区のへんな動物・・・コアラ、カモノハシなど10種
    海のへんな動物・・・セイウチ、イッカク、コククジラなど10種
    ・ちょっとくわしく説明するよ
    さくいん、参考資料有り。

    地球の自然の変化は天変地異。
    生き残るために新天地を求めて移動するも、
    生存競争に負けて、過酷な地が居場所になった。
    でも、その地への適応力のスゴイこと。
    身体もを変えてまで生存していった哺乳類たち。
    でも何だか、“へん”?
    ふりがながふってあるので小学生でも読める内容だけど、
    大人が読んでも面白い。知らない哺乳類がテンコ盛り!
    大きくなった鼻は保温・加湿器の、サイガ。
    木から木へ飛び続けたためマントが出来た?ヒヨケザル。
    森林に留まり続けた結果、短足のまま生き延びた、ヤブイヌ。
    新天地を求めて移動してたら、大陸だった場所が島になり、
    残された原始的な種、20世紀にやっと発見された種、
    進化のカギとなる重要な種なども紹介されています。
    とは言え、他の哺乳類からしたら一番“へん”な
    変化を遂げたのは、人間なのかもしれない。

  • 一生水を飲まないとか、空気がなくても18分は生きられるとか、生き物の力ってすごい。

  • 哺乳類オンリーの動物図鑑。
    「動物地理区」ごとに分けて紹介する形式が特徴的。
    哺乳類に絞っているおかげで、マニアックな動物が多い印象。
    読みやすいし、勉強になる良い本。

  • 動物好きにはたまりません笑

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

今泉 忠明(いまいずみただあき)
動物学者。日本動物科学研究所所長。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒。上野動物園で動物解説員を務めたのち、現在は、日本動物科学研究所所長、静岡県伊東市の日本ネコ科動物研究所所長・ねこの博物館館長を歴任。『飼い猫のひみつ』(イースト・プレス)、『図解雑学 最新ネコの心理』(ナツメ社)、『ざんねんないきもの事典 正・続・続々』(高橋書店)『愛くるしすぎるイキモノ パンダのすべて』(廣済堂出版)など著書、監修書多数。

「2023年 『マヌルネコ 15の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今泉忠明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×