あたしたちよくやってる

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 395
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034433

感想・レビュー・書評

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  • よかった。というよりも、山内さんの思考、嗜好、似ている気がする、もしくは私が寄せていってるのかもしれないけれど。友達になりたいなーってくらい読んでてわかるわー、とか、あ、そういう考えもあるかってなるから好き。
    とにかく絶妙。
    ほんと、わたしたちよくやってる。

  • こちらも初の作家さん。インスタで見かけた一冊。
    1980年生まれの女性作家。(辻村深月さんと同世代なのね)映画が好きで、作中にときおり名画の描写や言葉を織り混ぜるのが特徴とのこと。

    仕事、結婚、恋愛、ファッション、女友達。多くの女性が向き合うさまざまなテーマを描いた一冊。
    エッセイと短編集が収録。フォントの違いでわかるものの、最初、これが小説なのかエッセイなのか、正直よくわからなかった。
    でも、自分も同じ女性として、わかるわー。と共感できる部分もいくつかあった。

    マンスプレイニングという言葉を初めて知った。男性が、求められてもいない説明を延々と悦に入りながら説明する意、らしい。なるほど、これは大いに同感。いるいる。

    図書館では山内さんのエッセイをもう一冊借りた。まだこちらしか読んでいないけど、小説よりエッセイの方が好きかも。

  • タイトルがすべて。もはやいちジャンルとなった「女の生きづらさ本」の中でも比較的軽やかにさらっと断片的散文的に(実際にいろんな媒体で書かれたエッセイだったり掌編だったりのアンソロジー)オンナの絶望と希望が絶妙なバランスで描かれた一冊。軽やかながらも内容はあちこち刺さり、心になんだかぽっと火が灯るような何度も読み返したくなる本。最後の最後に登場する短編「超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史」が最高!

  • Twitterでフェミニズム関係の本としておすすめされてた本。
    いろーんな角度、いろーんな設定やテーマでの話があって面白かった。

    エストニア留学生の話が好きだった。

    「だから、私たちはオシャレをせずには生きていけないのだ。」という一文に引っかかる。
    ひねくれの割合も高いと思うんだけど、女性がメイクやおしゃれで強くなる!みたいな雰囲気があまり飲み込めない。

    ===
    「私たちはなぜオシャレするんだろう」
    外を歩くとき、うつむかずにすむようにしておくこと。気分良く出かけられる格好をすること。
    自身と平常心を与えてくれる装いをすること。私たちはオシャレをせずには生きていけないのだ。
    誰かのためではなく、自分のために。

  • どれも女性が主人公だったり重きを置かれたりして書かれた作品でした。
    自分では考えなかった視点や観点から書かれていて印象に残ったのを3つピックアップしました。
    ●しずかちゃんの秘密の女ともだち
    ドラえもんのしずかちゃん目線でドラえもんの世界をみたら、というもの。実はしずかちゃんは出木杉君より頭がいいけど、クラスで目立つのは嫌だし、出木杉君を立てるためにテストでも間違えてる。将来が「のび太のお嫁さん」ということが決まっている。これらのモヤモヤはドラえもんも理解してくれない・・・そんなところにイラストレーター(漫画家?)を目指してるジャイ子だけは理解してくれる。という話でした。やるせないなぁ・・もし自分がしずかちゃんだったら、と考えずにはいられませんでした。ドラえもんが誕生した時代を考えると仕方ないかもしれないけれど、いつも弱い女性として描かれているしずかちゃんは嫌だと思った。
    ●マーリカの手記
    コロナで海外に行けなくなっているけれど、海外で生活する予定があるので、海外から日本に来た留学生の1年、というこの短編を高い関心をもって読みました。なにより感じたのが、よく言われている当たり前のことだけど「語学はその国に行く前も身に付けた方がいい」というもの。マーリカは日本語初級だったから、結局英語で生活しちゃって、日本で生活している日本人との交流が少なく、朝ごみ捨てで挨拶する程度だったとのこと・・ちょっとぞっとした。英語頑張ろ。
    ●1989年から来た男
    微妙に昔から来た男性について書かれていたフィクションで面白かった!江戸からとか、世界が違うくらい昔からくるのではなく、社会の仕組みもあんまり変わっていないくらいちょっと昔のバブル最盛期から来た男性。バブルな男性ですが、現代で就職せざるを得なくなって稼げなくなりだんだん荒んでいく…という話。経済状況はやはり人の性格に影響を及ぼすのだろうか。いやぁ、及ぼすだろうなぁ、人間って環境に左右される生き物ですしね。悲壮感がある話でした。

  • 記録

  • これはエッセイ?短編?と思いながら読んでいった。
    女性からの視点のお話で、社会思想的要素があって読み応えがありとっても面白かったです。
    山内マリコさんの本は積読しまくっているのでもっと読んでいこうと思いました。この人の作風好きです!「人生の前半は、できるだけ好きと思える仕事を探す旅です。ー若さは重荷です。でも歳を取るたびにその重荷は少しずつ減って、そのうち身軽になれるので、もうしばらくがんばってください!」
    この一文が特に一番印象的でした。
    人生の先輩のこのメッセージは、実際には若さで肩身の狭さを感じることがあるいま、大変胸に刺さりました。
    でも、最後のお話でクラブに行ったりするのも若いうちならでは(?)と思うと若いのも悪くないよな、と思い、何歳でも自分次第だなと思えました。今を肯定できました。


    また、タイムスリップしてきた男の人の話と、2030年の未来を想像した話も面白かったです。こんなに文化や流行が変わっているし、未来も変わっていくだろうなあとリアリティさを感じながら思いました。

    ほんとにこれはまた読み返したいくらい好きな作品でした^^

  • 30代の始めに読めてよかったと思うような、少し年上の女の先輩の話を聞いているような本。
    世の中の女性像に縛られずに、自由に生きるのは簡単じゃないけどかっこいいしけど、分かりやすい自由だけが正解じゃない。人生楽しみたいなと感じる


  • 部屋探しに職探し、それから恋人探し。自分探し。探してばっかりの二十代。でもいつの間にかあたしは、見つけてしまっている。探していたはずのもの、ほとんどすべてを。なにかを探している自分に慣れすぎているせいで、もうそれらを見つけてしまったってことに、まだしっくりきていないけれど。

  • 図書館で借りて。冒頭の「How old are you?」と「ライク・ア・ガール」が良かった。
    山内マリコさんの京都暮らしの話も。京都の喫茶店に憧れる。

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著者プロフィール

1980年生まれ、富山県出身。小学校時代、近所のお絵かき教室に通う。絵より映画が好きになり、大阪芸術大学映像学科を卒業。いろいろあって2012年、小説『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)で作家デビュー。同作が映画化された際、プールに突き落とされる先生役でエキストラ出演を果たす。アート好きが高じて本の装丁に口うるさいため、デザイナーからは嫌われている。イベントに客が来ないのが悩み。唯一の役職は、高志の国文学館(富山県)の新企画アドバイザー。

「2020年 『山内マリコの美術館は一人で行く派展 ART COLUMN EXHIBITION 2013-2019』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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