あたしたちよくやってる

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 246
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034433

感想・レビュー・書評

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  • よかった。というよりも、山内さんの思考、嗜好、似ている気がする、もしくは私が寄せていってるのかもしれないけれど。友達になりたいなーってくらい読んでてわかるわー、とか、あ、そういう考えもあるかってなるから好き。
    とにかく絶妙。
    ほんと、わたしたちよくやってる。

  • タイトルがすべて。もはやいちジャンルとなった「女の生きづらさ本」の中でも比較的軽やかにさらっと断片的散文的に(実際にいろんな媒体で書かれたエッセイだったり掌編だったりのアンソロジー)オンナの絶望と希望が絶妙なバランスで描かれた一冊。軽やかながらも内容はあちこち刺さり、心になんだかぽっと火が灯るような何度も読み返したくなる本。最後の最後に登場する短編「超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史」が最高!

  • お気に入りの短編まとめ。
    ・しずかちゃんの秘密の女ともだち
    しずかちゃんの秘密はわざと出木杉くんより勉強ができることを隠すこと。フェミニズム要素を現代的に混ぜているが、その元がドラえもんだから面白い。

    ・サキちゃんのプリン
    自分のために時間を使い、お金を使う。それこそが本当の贅沢。
    将来の私かも。。


    ・私たちはなぜオシャレをするんだろう
    三十代になり、オシャレは目的ではなくなった。オシャレは、日常生活で自分にちゃんと自信を持たせてくれる、頼りになる手段。


    ・ファッション狂の買い物メモ

    ・マーリカの手記 一年の留学を終えて
    外国人留学生の日本での生活。海外留学を経験した私にとっては、外国で孤独を感じ日本人という自分が小さく辛く感じたものだったが、それと同じことが外国人留学生の立場で描かれていることが面白かった。

    ・マンスプレイニング考
    好きなこと諸々について他人に語ってしまう傾向のある私。『ごめんね、こんなに話しちゃって』と挟み、自分が鬱陶しい語りたがり屋のことは自覚しながら語る。だって、説明したぁーい!!!こういうのを、マンスプレイニングというらしい。

    ・一九八九年から来た男
    ・きみは家のことなんかなにもしなくていいよ
    ・五十歳
    ファンタジーっぽく現代を皮肉ってて面白くてお気に入りの3つ。

  • 短編(short story)とエッセイと超短編(sketch)が入り交じっているが、女の生き方、女の生きづらさといった主題が芯のように通っている。短編集でもエッセイ集でもなく、ちょっと読みづらい気もするが、一つ一つの短編は面白い。

  • 誰かの期待に応えられなくても、無理して笑うのは、もうやめよう。女性と年齢、結婚、ファッション、女ともだち――さっきまであった自信なんて、いとも簡単に吹き飛んでしまう毎日を果敢に生きる女性へ贈る「自分とは何か」を思索する短編+エッセイ33編。

    うーん、山内さんのお買い物やこだわりが書かれたエッセイは好きだったけど、今回はちょっと感覚がズレてるというか私には分からないものが多かった。私も所詮バブル時代は知らないし、そこまで尖ってもいなくて、そこまで悩んでもいないってことなんだろうなぁ。ジェンダーに関しての考え方というか、固定枠の中にいることの生きづらさみたいものは感じるけど、それでも私たちの世代は徐々に恵まれつつあって、個人的には自由に生きている(つもり)だから。最後の短編、DJおばあちゃんの人生がカッコよすぎてしびれた。素敵すぎる!

  • 2019 8/13

  • 女の人ってタイヘンですね、と 何故か他人事のように思ってしまう もう少し歳をとったら色々焦ってきたりするのかもしれない その時はもう一度読んだらいいと思う
    「ここは退屈迎えに来て」も「さみしくなったら名前を呼んで」も、友達へだったんだ 素敵

  • 山内マリコさんのエッセイ&短編集。すっと入ってくる言葉で、女性のいろんな生きづらさを断片的に切り取って描いていく。
    三十路を迎えたわたし、感情移入なしで読むのは不可能。でも悲観的にならずに読み進められたのは言葉の明るさ、良い意味での軽さ?深く踏み込むことなく、足取りでどんどん進んでいく構成のおかげかな。
    同作者の作品は、長編よりもこういった短編のほうがわたしは好みかも。

    一瞬でもSNSを覗けば、結婚・出産・育児・転職・病気・離婚といった同世代のいろんな人生が目まぐるしく再生される。この本の短編、エッセイのスピードなんか可愛いくらい、1スクロールのなかに沢山の物語りが詰め込まれてくる。
    いいねを押しつつ、わたしの価値観も三十路バージョンにアップデートしていかないといけない。何が「いいね」なのか、何が「悲しいね」なのか。

    女性だからという足枷は、もうその情景をドラマにしてしまい、自分を主人公にして生きていくくらいの踏ん切りが必要なのだと思う。わたしの周りで、この歳になっても強く「生きてる」脈を感じさせる人は、そういう「主人公」たちだ。でも自分がそうなれるかというと、それはそれで別の問題だ。
    でも、そんな脈に触れ合ってることはとても楽しい。山内マリコさんが描く女性は、そんな脈を感じる人たちだったと思う。

    好きだった章
    ・しずかちゃんの秘密の女友だち
    ・自分をひたすら楽しむもの
    ・楽しい孤独
    ・超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史

  • 疲れている時に。
    1話1話がすっと染み入ってきた。

  • 前半はフェミニストな内容で、同じ女性として共感することが多く面白かった。

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著者プロフィール

山内 マリコ(やまうち まりこ)
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。
2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年8月連作短編集『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。同作は2016年映画化された。ほか映画化された作品に『アズミ・ハルコは行方不明』。ほか、著作に『メガネと放蕩娘』『選んだ孤独はよい孤独』など。

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