- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344034433
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれて読んでみた。
短編とエッセイとスケッチという構成。
自分らしく生きるという事の難しさ。
いつからこんなに複雑な思いを抱え始めたんだろうか。
しずかちゃんと、超遅咲きDJがとても良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エッセイの延長線上でフェミニズムな短編集です。
滑稽だったのはドラえもんのしずかちゃんの章だ。
計算高く二面性のある、しずかちゃんを描いている。
著者は富山県出身であるが故のしずかちゃん像が皮肉的にも可笑しくなった。言うまでもなく、しずかちゃんはTHE女子で万人受けされる設定だ。
相方の藤子不二雄A先生も富山県出身で本年2022年惜しまれながら逝去された。
偶然にもこの著書を手に取れた事に嬉しくなった。
人生は偶然と必然の物語である。そんな事を考えさせられた。そして時代はフェミニストである。
しすかちゃんが言った『のび太のヤツ!こんど覗きに来たら殺す!!』
私らが勝手にフェミニンなしずかちゃんを想像していた。
もうジェンダーが当たり前な世界だ。 -
よかった。というよりも、山内さんの思考、嗜好、似ている気がする、もしくは私が寄せていってるのかもしれないけれど。友達になりたいなーってくらい読んでてわかるわー、とか、あ、そういう考えもあるかってなるから好き。
とにかく絶妙。
ほんと、わたしたちよくやってる。 -
面白かった。
結婚したくない、家事したくない、とか色々等身大の女たちが出てきて、社会への不満だったり生きづらさを語ったり、世界に飛び出して自分の夢を実現しようとしたりしている。
パワフルで読むと元気がでる一冊だと思う。 -
これはエッセイ?短編?と思いながら読んでいった。
女性からの視点のお話で、社会思想的要素があって読み応えがありとっても面白かったです。
山内マリコさんの本は積読しまくっているのでもっと読んでいこうと思いました。この人の作風好きです!「人生の前半は、できるだけ好きと思える仕事を探す旅です。ー若さは重荷です。でも歳を取るたびにその重荷は少しずつ減って、そのうち身軽になれるので、もうしばらくがんばってください!」
この一文が特に一番印象的でした。
人生の先輩のこのメッセージは、実際には若さで肩身の狭さを感じることがあるいま、大変胸に刺さりました。
でも、最後のお話でクラブに行ったりするのも若いうちならでは(?)と思うと若いのも悪くないよな、と思い、何歳でも自分次第だなと思えました。今を肯定できました。
また、タイムスリップしてきた男の人の話と、2030年の未来を想像した話も面白かったです。こんなに文化や流行が変わっているし、未来も変わっていくだろうなあとリアリティさを感じながら思いました。
ほんとにこれはまた読み返したいくらい好きな作品でした^^ -
しずかちゃんの話が最高!
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女の目って何だろ
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小泉今日子さんのspotifyラジオ番組、ホントのコイズミさんで紹介された本。
ゆっくりコーヒーを飲みながら読むのにちょうどいい。読んでいる間、ゆったりした時間が流れる。
図書館で借りたので、最後は急いで読んで勿体なかった。いつか買って、読み直したい。