世にも美しき数学者たちの日常

著者 :
  • 幻冬舎
3.88
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本棚登録 : 414
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034501

作品紹介・あらすじ

「リーマン予想」「ホッジ予想」……。前世紀から長年解かれていない問題を解くことに、人生を賭ける人たちがいる。そして、何年も解けない問題を"作る"ことに夢中になる人たちがいる。そして、数式が"文章"のように見える人たちがいる。数学者だ。

類まれなる優秀な頭脳を持ちながら、時にへんてこ、時に哲学的、時に甘美な名言を次々に繰り出す数学の探究者たち――。

黒川信重先生、加藤文元先生、千葉逸人先生、津田一郎先生、渕野昌先生、阿原一志先生、高瀬正仁先生など日本を代表する数学者のほか、数学教室の先生、お笑い芸人、天才中学生まで――7人の数学者と、4人の数学マニアを通して、その未知なる世界に触れる!

ベストセラー『最後の秘境 東京藝大――天才たちのカオスな日常』の著者が、次に注目した「天才」たちの本当の姿とは。
あなたの苦手な数学の、あなたの知らない甘美な世界へようこそ。

感想・レビュー・書評

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  • 数学を愛する人たちのインタビュー集。
    数学は苦手だったのに、フェルマーの最終定理とか、博士の愛した数式が面白いのはなんでだ?と思ってましたが、この本に答えがありました。受験数学は数学の本質ではない。この世界で感じたことを表現する方法に数学という手段があるわけで、それはつまり文学と同じなんだなぁと。

    私はこの本に出てくる『数学者』たちのような人生が送りたい。

  • しあわせ感が伝わってきて、にまにましてしまう。いいなあ。積んでる数学っぽい本読まにゃ!

  • 「世にも美しき数学者たちの日常」(2019/04/11)は、小説家二宮敦人による数学者の日常に迫るインタビュー集。

    単行本「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常(二宮敦人)」(2016/09/16)
    とその文庫化「最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫)(二宮敦人)」(2019/03/28)
    も「天才たち(芸術家)の日常」に迫るものであったが、本作は「数学者の日常」に迫る。

    「数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち(サイモン・シン)」(2016/05/27)も興味深く読めるかもしれない。

  • <目次>
    第1章  美しき数学者たち その1
    第2章  在野の探求者たち
    第3章  美しき数学者たち その2

    <内容>
    『最後の秘境東京藝大』の二宮敦人のノンフィクション第2弾。「小説幻冬」に連載したものの単行本化。前作とスタイルは変わらない。インタビューをしながら、自問自答などを含めて語っていく。数学者たちの「美しい」生き様や研究の様子が見て取れる。本当はもっと偏屈な学者もいるだろうが、この本には登場しない(偏屈なので、取材に応じないのかも…)。一方で、学者ばかりではなく、在野の人も登場する。中学生まで…。面白かったフレーズは「数学は言語である」。数学がわかる人同士は数式な数字で語り合うことができる、ということ。

  • 「最後の秘境 東京藝大」の姉妹版ような今回は、タイトル通り、数学者の日常に迫るインタビュー集。まさに紙とペンを使い、ほとばしるイメージを書き留める学者から天才中学生まで、様々なかたちで数学に関わる人々を描いています。そこで描かれる数学という学問は普通にイメージされているものとは違い、数学者のひとりの言葉にあるように芸術に近いという気がした。数学者として生きるのなら積み上げる努力もさながら、持って生まれた天分が大きく左右するらしい。
    数学を学び直そうと考えている私には充分にトリガーとなった一冊。前著「藝大」ともどもおすすめします。78

  • 20190816 下京図書館
    本当は、塾講師やアマチュアではなくて、もっとプロの数学者にたくさんインタビューしてほしいのだが、本当の第一線の数学者はそんなのに応じるほど暇ではない、ということだろう。

  • 前著の藝大も良かったが、こっちもまた格別の味わいだ。生きることが楽しい、数学って素晴らしいという熱が伝わってくる。

    高瀬さんの話で電撃に打たれ、最後の黒川さんの話でうるっときた。いやあ全体的にどの人も素晴らしかった。ダメというのはない。数学者っていいなあ。

  • タイトルから想像していた内容とは違って,数学に親しもうというコンセプトで書かれた本.いろいろな先生がわかりやすく数学について思いを熱くまた淡々と語っている.数学の世界は本当に奥が深い.

  • ザザッと読み飛ばした。

  • 数学と聞いてややこしい数式を思い浮かべてしまう時点で、受験のためにしか数学と付き合ってこなかったと思い知らされた。

    「数式とか、そういうのを考える以前に数学はある。なぜ?と思った瞬間から、もう数学」

    「数式は音楽家が使う音符と同じものであって、誰かに伝える時には音符があると便利だけど、でも音符を読めなくても音楽は楽しめるじゃないですか?本質は、楽譜じゃなくて、奏でることにある。数学イコール数式というのは、全然違うんですよ。必ずしも数字や数式は必要ではない」

    すごく納得した。
    ただ、、、納得することと腑に落ちることは、心の中はちょっと違うみたいです。笑


    p.s
    もうすぐ数学は人工知能の時代になるけど、人工知能には問題を解けているのに、人間には「何故解けたのか理解できない」そんな時代がくるようです。。。苦笑

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著者プロフィール

二宮敦人(にのみや あつと)
1985年、東京都生まれの小説家、ホラー作家、推理作家。一橋大学経済学部卒業。携帯小説サイト「魔法のiらんど」「E★エブリスタ」でホラー小説を発表し、2009年に『!(ビックリマーク)』でデビュー。妻が東京藝術大学彫刻科の学生だったことから、多数の藝大生に取材しノンフィクション『最後の秘境 東京藝大』を執筆、ベストセラーとなる。著書に『郵便配達人 花木瞳子が盗み見る』『一番線に謎が到着します』など多数。2019年4月11日、『世にも美しき数学者たちの日常』を刊行。

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