共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

  • 幻冬舎 (2019年5月31日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784344034723

感想・レビュー・書評

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  • モテをキーワードにSNSで大活躍。
    なぜここまで成功を収められたかを赤裸々に語った本。

    成功したベンチャー会社の社長の本のような、完全なるビジネス本です。

    ・自分が本当に打ち込める楽しい事をする
    ・熱量の高いファンを作る
    ・自分のコアは何かを文章に起こす
    ・ターゲット層を明確にする

    など、
    一般的なビジネスにも当てはまる法則をきちんと押さえている。
    自分を常に客観的にみて、どのようにすれば受け入れられるか、他との差別化(まずはニッチな分野の1番に)など、ポイントをきちんと押さえて行動しているからこそ、ここまでの成功ができたんですね。

    当然だけど、Youtuberでもなんでも、考えが無い人は成功しない。

    特に面白かったのは以下の2つ

    ・階層分けがファンづくりの入り口

    ファンの階層を5つ(マニア、コアファン、ライトファン、新規(名前聞いたことある)、新規(名前も知らない)
    に分けて考える。

    ファイトファンは有効な情報が欲しい(Youtebe)、コアファンはそれだけだと物足りないからマニアックすぎる日常の過ごし方など、名前も知らない人からしたらどうでも良すぎる情報を書く。

    また、マニア層の居場所を用意することが、熱量のあるファンが多くなるコツ。


    ・PDCAの順番ではなく、DCPA発信サイクル


    Pができずに、だらだらというのが意外と多い。どれだけすぐに行動できるか。

    まずは行動する、やってみるというのが大事。

    D(やってみて)C(何が良いか、何が悪いか)P(すぐに補正)A(即実行)

    そして、全てのプロセスで発信する。
    というのがSNS時代らしいところだと思いました。

  • 著者の「ゆうこす」(菅本裕子)さんは元アイドルで、いまは「モテクリエイター」。膨大なフォロワー数を誇るSNSを核に、年商2億円のビジネスを展開している人なのだそうだ。

    いろんな意味で私とは無縁の世界の人だが、なぜその人の著書を読んだかといえば、橘玲が本書を絶賛していたからである。
    たとえば――。

    《『共感SNS』では、ニッチ層にSNSで訴求して「熱量のあるファン」を増やし、共感を得ながらビジネスを大きくしていく戦略がロジカルに説明されていて、そのままMBAの教科書としても使えるレベルです》(「橘玲のデジタル生存戦略」第3回)

    で、読んでみて、「それは橘の過大評価。そんな大層なものではない」という感想を持った。
    SNSを用いたセルフブランディングの本として、わりとよくできてはいる。が、類書と比べてとくに画期的な内容というわけではない。

    身もフタもないことを言えば、どうせ私のようなライターが文章をまとめているわけだし。
    (本書の場合、あとがきにあたる「#最後に」の中に、「執筆サポートをして下さったライターの渡辺さん」という謝辞があるライター)

    「へーえ、SNSのフォロワーが多いとこんなふうにマネタイズできるんだね」と、私の知らない世界が垣間見られた点は興味深かったが。

  • PDCAじゃなくDCPAだというのが印象的でした。ゆうこすさんは『とにかくやってみる』を徹底してて、それが成果にちゃんとつながるようにフォロワーと作り上げるってのが印象的でした。まずはやろう!

  • SNS(Twitter、Instagram、YouTube)の扱い方の教科書としても良いんじゃないか。知名度というハンデキャップはあるものの、何のため、どう使って、どう見せるか、どう繋げていくかの流れがわかる。使い方、ちょっと見直してみよう。
    また、本屋さんに行って、一冊ずつ本を眺めてみたくなった。
    274冊目読了。

  • ゆうこすファンなので読んでみました。
    ゆうこすを知らない人でもSNSの教科書として読む価値のある一冊です。

  • モテクリエイターゆうこす。インフルエンサーがSNSで発信する時、どんなことを考えているのかわかる本。コアなファンを作る秘訣、企業とコラボする上で大切にすべきこと、自分でプロデュースした商品の販売戦略などにおいて、彼女の考え方はすべてロジカル。まずは継続すること。失敗しても次の成功につなげること。また、有名人に会う時、第一印象で興味を持ってもらえるよう出会い方を工夫しているのもすごいと思った。

    以下、自分も真似したいこと。
    ①心からワクワクすることを発信する。
    ②読み手に共感してもらえる・メリットのある内容にする。
    ③タグ映え。
    ④写真の差別化。
    ⑤ニッチな世界のトップを目指す。

    p22
    自分がワクワクすることじゃなければ、発信しても意味がないし継続できない。
    今なら、はっきりとそう断言できます。
    SNSは、発信する人の熱量がそのままフォロワーに伝わってしまう場所だからです。中途半端なモチベーションで発信していては、発信力も影響力もつけることはできないのです。

    p23
    心からワクワクできるものとは、お金がもらえなくても、やりたいと思えるもの。反応があまりなくても続けられるもの。そういうものだと思います。

    p35
    アカウントをつくったばかりの時は、新規ユーザー獲得を意識するより先に、コアなファンを数人でもいいので集め、そのコアなファンと一緒に自分(または企業)を広めていく!
    私自身、この考え方にしてから、フォロワーの伸び方が目に見えて変わっていきました。

    p87
    なぜ共感したらリツイートしたくなるのか。それは、思っていても自分ではツイートできないジレンマがあるからです。

    リツイートは、
    「めちゃくちゃわかる!」
    「この情報(自分のフォロワーや世の中の人にも広めたい!」
    と思った時にするもの。

    p88
    「このツイートは自分の気持ちを代弁してくれている」「私が言いたくても言えなかったことを言葉にしてもらえた」。見た人にそこまで思ってもらえると、リツイートにつながります。

    p91
    実際にその場所に行ったり、買って使ったりしてみたからこそわかる「情報」を、自分ならではの視点を持った「感想」と一緒に発信することで、それは見た人にとって「メリット」のある投稿に変わるのです。

    p95
    実は、今の10〜20代にとっては、「ググる」よりも「タグる 」の方が一般的になっています。
    「タグる」とはハッシュタグで検索する、ということ。Googleで検索するのと同じように、インスタの「タグ」で検索するのです。

    p99
    重要なのは「インスタ映え」だと思っている人が多いですが、実は意識すべきは「インスタ映え」よりも「タグ映え」なのです。

    p103
    目立つためには、同じタグが付いた写真たちと差別化した写真を投稿するのが大事。背景の選び方やアングル、加工などを工夫して、他の投稿とは一味違う写真を意識しましょう。

    p126
    フォローしてくれた時点で、きっとその人はあなたのアカウントの方向性に「共感」を覚え、フォローする「メリット」があると感じてくれているはずです。

    p127
    SNSで夢を実現しようと思ったら、ファンの熱量を持った応援が何よりも大事!フォロワーとファンとの一番の違いは、「熱量」です。
    ファンとは、自分に共感してくれるだけでなく、自分と同じような目的や意識を持って活動までしてくれる、最強の味方のような存在!自分のことを“広めたい”という意識を持ってくれるので自ら拡散したり、人に紹介したりしてくれます。

    p132
    文字中心のメディアなので逆に写真がとても映え、写真が添付されているツイートは伸びる傾向にあります。

    p142
    とにかく、初めのうちは参加するハードルを下げることが大事です。

    p143
    リアルに交流できる場は、もう一つメリットがあります。それは、発信者とファンだけでなく、ファン同士も交流できる、という点です。

    一方的に発信を続けるだけではなく、SNS上でもファンの人たちが発信したり交流したりできる「場」をプロデュースしてみることはオススメです。オンラインサロンなんかもその一例ですね。
    そうした場を発信者が提供すれば、応援してくれるだけでなく、一緒に情報を広めてくれる多くの仲間をつく
    れるようになるのです。

    p146
    SNSでは自分がどのように応援して欲しいのか、しっかりと言葉にしないと相手には伝わりません。

    p150
    毎日習慣化して投稿を続けていれば、「熱量」も伝わります。
    継続するって、とても大変ですよね。でも、継続する数はわかりやすい熱量の届け方です。見ている側は確実にその熱量を感じてくれます。

    p179
    SNSを使って思うのは、“ニッチであればあるほど熱量が高まる”ということ。

  • めちゃくちゃ良かったです。
    この本にも失敗談と成功談が書かれてるから親しみが持ちやすいし私も頑張ろうーーってなる!
    snsをただやるんじゃなくて色々考えてるんだなって思いました。勉強になった!

  • どのようにして個人がブランディングしていくのかが実体験を踏まえながら解説されていて分かりやすかったです。


    正直な話、私は著者の方をそこまでよく知らなかったため、元アイドルということを知った時に、「元芸能人のは自分から仕事を取りに行くことは苦手なのでは?」と少し疑いながら読み進めていました。(芸能人の方々への偏見かもしれませんが…)
    しかし、実際に読み進めていくとしっかり分析等もされていて、当たり前ですが私の100倍くらい考えておられました。笑

    個人でやっていこうとしている人はもちろん、企業勤めでも、コモディティ化しているものなら「ストーリー」が重要になってくるとも考えられるため、読んでみると面白いのではないかと感じました。

  • 名前しか知らない程度でしたが、表紙に惹かれて読んでみたら大当たり。情報の密度が凄い。自ら発信して失敗した経験に基づいてるから、具体的で分かりやすい。ここまで研究成果やらノウハウを惜しみなく出して良いのかとすら思いました。地頭もいいし、行動力もすごい。

    全編を通して、難しいことは何も言ってない。想いを言葉にして、目標を立て、ストーリーに紡いで、日々やることに落とし込んで、毎日発信する。継続力。コスパが悪いことでも寝食を忘れて没頭する。違うなと思ったら軽やかに立ち位置を変える。想いと違うことはやらない。

    帯に堀江さんが書いている通り、紛れもなく「次世代の起業家」だなと思いました。SNSで発信したい女の子だけでなく、ビジネスパーソンにも多く学びがあると思う。みんなもぜひ読んでみてください!

    学び3点です。ありきたりだけど、まさにこれがやれてないんだよね。。。
    1. 寝食を忘れられる軸を見つける
    2. ビジョンや想いを明文化する
    3. 毎日やることを決めて、継続する

    ---
    ■20190809 再読 頭に残っていたこと

    「私は女優を目指してます」だけで応援されることは絶対にない

    ゆうこすという名前は発明。みんなが読める、タグが分散しない、別人格を作れる

    攻撃するツイートでイイねを稼いでいると、攻撃的なフォロワーだけが残り、後々自分が辛くなる

    毎日やることリストをつくる

    自分のことを知ってほしい、仕事にしたいなら、顔写真をアイコンに使う

    1ツイートに情報を集約する。分かれていると拡散しづらいので、フォロワーのメリットが薄い

    10-20代にとって、ググるよりタグる。タグがちゃんと付いていない投稿は、橋のかかってない無人島のようなもの

    写真に合うタグをつけるのではなく、タグに合う写真を撮る。同じタグが付いている写真を調べ、差をつける

    ファンの階層
    知らない
    知ってる
    たまに見てる
    よく見てる
    時間とお金を使ってくれる

    ライトなファンは情報が欲しい。コアなファンは秘密を知りたい。
    YouTube→ツイッター→インスタ→ブログや生配信 の順にマニア度が高まる

    PR案件は、依頼の2倍は投稿する。テンプレ感、好きが伝わらない、情報が薄い投稿は信用を下げる

    見城徹、ホリエモンとの出会い方。相手への想像力を働かせ、どんな出会い方をすると面白がってもらえるか

    ライブコマースとは、生配信をしながら商品を販売する新しいEコマースの形。時間限定性も加えられる。購入者とのコミュニケーションが取れるため、不安の解消、思いを語れる、感謝を伝えられる、売れ残りを0にできるといった利点がある

  • 面白くて一気に読んだ!
    ここまでフォロワーのこと、伝えたい相手のことを徹底的にリサーチしまくって発信してたんだ…と感服した。
    それくらい伝えたい!と思うこと、自分がのめり込めることを、ニッチでいいから見つけたいな。

    あとスピード感、PDCAを高速で回して失敗してもやり続けること、ファンを作って巻き込むこと。こうやって書いてみると、SNSというよりも経営の指南書、人生の指南書かもしれないな。

    そして、カバー外してみたら本自体も可愛かった♪

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著者プロフィール

(菅本裕子) 1994年、福岡県生まれ。「モテクリエイター」として、SNSを中心にタレント、インフルエンサーとして活躍中。 スキンケアブランド「YOAN」の立ち上げや、ライバー事務所「321」のファウンダー、アパレルブランド「REVEYU」、カラーコンタクト「chu's me」のプロデュースなど、多岐に渡り事業を展開。その他、著書に『#ライブ配信の教科書』など。SNSの総フォロワー数は190万人以上。

「2021年 『ゆうこすビューティー 最近自分の見た目が好きすぎるかも。になれる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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