涙の温度

SID

• 幻冬舎 (2019年7月11日発売)

作品紹介・あらすじ

あの日、あの時、溢れた涙を、僕らはずっと忘れない――。

変化し続けるロックバンドSID(シド)の、
結成から15年間の軌跡と、未来へ続く物語。

メンバーそれぞれが、これまで決して語らなかった「秘密」を
全てありのままに綴った、待望の初エッセイ!


【構成】
第一章 息吹(ゆうや)
シドはメジャーデビューしなければいけなかった。四人にとって「最後のバンド」であるべきだったからだ。僕らはそのぐらいシドに賭けていた。

第二章 焦燥(Shinji)
東京ドームでライブをやるバンドの、アラサーのギタリストが、街のギター教室でレッスンを受けているなんて、いったい誰が想像できるだろう。

第三章 夜明け(マオ)
神様か何か知らないけど、なんでこんなに俺をいじめるんだろう。

第四章 絆(明希)
出口のない苦しみから抜け出すために、僕は無我夢中で戦っていた。自分自身と。そして、あろうことか、大切な仲間たちとも。

感想・レビュー・書評

[command＋Xさんの感想 · 2022年6月3日]

『smile』は鬱気味のマオさん自身が笑顔になりたいために生まれたこと、ゆうやさんのドラムと作曲の天才性のこと、shinjiさんの“アラサーでプロのギタリストがギター教室に通った”こと、明希さんのソロデビューでfrom シドをつけなかったのはシドのベーシストという肩書きを抜きにした時の自身の価値を知りたかったからだといことを知れた。シドが起こしたイベントの思惑が分かって充足感があった。

[1609746番目の読書家さんの感想 · 2021年9月23日]

シド好きじゃなくても読んでほしいと思った。

[櫻澤みいさんの感想 · 2021年2月14日]

シド好きなら読んでもらいたい。
ますますシドが好きになりました。

[yumoさんの感想 · 2019年7月12日]

結構赤裸々に語ってくれていた気がする。
ステージであんなに格好良い人達なのに人知れずに抱えているものがあって、それがとても魅力的に思えた。