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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344035034
感想・レビュー・書評
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四コマ漫画のすーちゃん。
すーちゃんとさわ子さんが一生懸命に生きています。
頑張れすーちゃん。さわ子さん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すーちゃんも、40歳。
すーちゃんシリーズも、本作で5作目です。
3、4作目を読んだあとの今作。
実は、1、2作目も同時に借りております。
が、先に5作目から。
スターウォーズ方式を採用させていただきました笑
この、すーちゃんシリーズ
いろいろ、いろいろ考えさせられます。
折り返し
40歳になってしまった。から始まります。
確かに40歳と言うと、80歳までの折り返し。
人生100年時代と言われる、昨今ですが…
折り返しのイメージが色濃い40歳…
もう若くない…
まだまだ若い…
そんな年齢の、揺れ動く心情が見事に描かれてます。
流れ、流れて、なんとなくここまできたすーちゃん。振り返ると、何もしていないような、虚しさを感じたり、自己肯定したり。
そんな、あー、うー、うん
みたいな感情がありありと理解できます。
みんなそう
あぁ、みんなそうなんだ…
と思わせられます
そして、今作では、さわ子さんの出番も多めです。
さわ子さんは、すーちゃの5個先輩の独身女性。
すーちゃんより、さらに先を生きてる、仲良しの先輩です。
さわ子さんは、ちょっと詩人。ステキです。
引用
新しい年が来るたび
新しい歳になる
あっという間に桜が咲き
あっという間に夏物セール
ちゃんと紅葉を味わわぬうちに冬が来て
あっという間にお正月
やば、今すでに、脳内で来年になってる
あっという間の一年
すなわちあっという間の一生
その、あっという間の中で起こったことが
私の人生かー
などと今この瞬間考えてる人が
この街にもたぶんたくさんいて
そういう人たちが見上げるために
空があるのかもしれない
さわ子さんの職場での一幕…
満足するって、どうすれば良いのか…
人生って、「手応え」を求めがち…
大きなものでなくても、中くらいなもの、小さいものでも、日常の一場面一場面を
素直に、自然に感じながら過ごしたいと思わせてくれます。
何を、どう選ぶべきか
もの、情報で、あふれた世界の中で
すべてを得るなんて、当然できない
どんな人と、どんな時間を過ごすのか
味わう日々…
なんというか、、とても人生を考える時間
益田ミリさんの絵のごとく、余白を感じさせる作品でした。
そして、結局、すーちゃんとさわ子さん
仲良く、人生を「楽しん」でると感じます。
そこも、すーちゃんシリーズの良いところ。
最後の3ページがとても、おススメです。
歳をとるのは、みんなはじめてで…
お年寄りもそう
すんごく前向きに終わります
楽しそうに笑いながら歩いていく二人…
とてもいいラストです
シリーズ全ておススメです。
って
まだ、全作読んでないくせに…笑
さて、さて、
エピソード1、2と読み進めましょうか…
楽しみです -
土田さんて、こんな男だったんだ…。
すーちゃんにこんなことする時間があったら
早く帰って家事手伝ったり子どもの相手してやったりしなよ!
これが恋愛小説中心の作家さんなら
どんどん恋に落ちていくんだろうけど
益田ミリさんがちがうから
こういう展開になったのでしょうね。
それにしてもなんで前巻から7年もたっちゃったのかな。
読者の皆さん、首を長くして待っていたことでしょう。
次はいつになるのかな。 -
歳とると新しい友達全然できないとか、
また歳とってしまったとか、月日が経つのが早いとか、自分の日常を見てるかのよう。
新しい事始めてみてもイマイチしっくりこなかったり。とりあえず、スープを作って、カズオイシグロを読んでみるか。 -
シリーズも長くなると衝撃度は小さくなるけど、しみじみ考えさせられる回でした。
家族、仕事、恋愛、たくさんあるしがらみの中で、心地よい場所を見つけて生きていきたいものです。 -
ひとり暮らしのすーちゃんは、本作で40歳になりました。
40歳を向かえても、「どう生きていくか」が何も見えない日々に、むなしさを感じるすーちゃんでしたが…
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すーちゃんシリーズ第5作目の「わたしを支えるもの」。
はじめは悶々としすぎるすーちゃんに、やや苛立ちも感じましたが、きっとわたしがすーちゃんだったとしたら、やっぱり悶々としただろうな…と思うのです。
そしてどんな人生を歩んでいても、いくつになっても、“人の役に立てた”という喜びは、他人だけでなく、自分をも救ってくれるんだなと、しみじみ感じます。
自分のなにが人の役に立つのか、それが見つかるまでは、しんどさもありますが、縁のあったものをどんどんやっていくことで、それはつかめるのだ、と読み終えて思ったのでした。 -
ようやく読んだ。
40代のリアルが淡々とつづられる。
子ども時代がとても遠く感じたり、親との関わりが変わったり。
老いて死ぬまでの道筋が見えてきて、いったいどうすれば穏やかに過ごせるか、いつまで自立して生活できるかがきになってくるものなので、すーちゃん自身も、かかわる友人たちの心の内もなんとなく理解できるような気がするのだった。
おはなしに登場する、辰巳さんの『あなたのために』はいい本です。新玉ねぎのスープを作ろうとしているのでは?という描写もあり、思わずにんまり。 -
すごい。あいかわらず、静かなトーンでものすごく鋭く、残酷な視点。でもとてもとても優しい世界。年をとった、ということを見つめるのはしんどいけど、ちょっとでもたのしく。前を向いていきたい。
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大好きなすーちゃんシリーズ。
久々に読んだけど、この空気感がやっぱり良いな。
ラストは悲しかったけど、続きがまた読みたい。 -
泣ける漫画なのです。
それから、優しい気持ちになろうと思う。
人にも、自分にも。-
2019/12/30
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大野弘紀さん
コメントありがとうございます!
すーさん、いいです。
いつも、ほんのり涙する場面がある気がします。大野弘紀さん
コメントありがとうございます!
すーさん、いいです。
いつも、ほんのり涙する場面がある気がします。2020/01/02
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著者プロフィール
益田ミリの作品





