外食逆襲論

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344035140

感想・レビュー・書評

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  • 1.外食産業の構造があまりにも変わらないことに疑問を持ち続けていた時に、ちょうどこの本をみかけたので買うことにしました。

    2.ブラック産業の代名詞として知られる外食産業が生まれ変わるためにはどうすればよいか、が述べられています。著者は外食産業へ他分野から進出してきた人であり、数々の疑問を持ったうえで、今の会社を立ち上げています。その中で、テクノロジーの活用が遅すぎることを指摘しております。本書でも、なぜ外食産業が変わらないのかを述べた上で、ブラック産業から脱却するための方法を述べています。

    3.IT化が進まないこと、導入するものの失敗つづきなので手をつけることをやめたという企業が多いのではないか?と思います。とくに、食品、農業の分野は比較的に遅れ気味ということを聞いた事があり、法律上紙媒体でないと違反になるなどの制約があるため、中々効率化は進んでません。また、日本人の現金主義も重なり、電子決済が進まないことでの負担も減らない事が想定されます。
    本書を読んで思ったことは、ITの使い所、取り入れる商品が間違っている事が多いため、諦めたパターンが多いのではないと思ってます。
    このことが負担になっているのだと感じました。それにより、生産性が上がらず、ブラックが常態化してしまったのだと思いました。

  • 飲食店経営におけるITの活用についてトレタの社長さんが論じた書。
    ・これからの飲食店は、IT化を前提にどんなお店作りをするかという時代に入っている
    ・予約のイノベーションが進んでおり、AIの導入も間近
    ・1970年第二入り外食の産業化が一気に進み、外食産業の市場規模は21兆円へ
    ・グルメサイトの登場により、再来店の意欲やお店に通うことの価値が低下。リピーター客をいかに獲得するかが重要に
    ・みんなが賛成することはたいがい失敗し、みんなが反対することはたいてい成功する
    ・来店1~4回が常連化が進むステージ。お客さんが求めているのは「関係性」であり「居場所」

  • 松下電器産業(現パナソニック)、広告代理店を経て、飲食店経営に参入、twitter集客の先駆けとして「豚しゃぶ」を繁盛店にした後、現在は予約台帳アプリ「トレタ」などを手掛ける中村仁さん。SNSで活躍されているのをよく拝見していたので、外食産業に特に思い入れはないが、中村さんの経営についての文章に触れたくて手に取った。

    テクノロジーやグルメサイトなどの外的要因が外食産業にもたらした影響を20年ほど前からの変遷を押さえて、店舗スタッフは、店舗経営者は、どのような方向性に進化をしなくてはいけないのか、まで提示されている。

    しかしそんな彼自身が店舗経営から撤退していることは意味深いところではあるが、今後も「外食産業の人たちがイキイキ働ける」仕組みづくりに貢献していくんだろうし、活躍の場を広げる様も見てみたい。

  • 人手不足、ブラック、と言われがちな業界だからことそ、ITを活用して顧客体験や働き手の豊かさを高めようというもの。

    飲食業界はITリテラシーが低いとか、レガシーな業界と言われているが、そうした中でも新しい食のあり方を提供している企業やサービスについて紹介されていて面白かった。

    コロナ前に出版された本ですが、コロナの状況を受けて、飲食業界でもDXをしていかないとという緊急性や重要性が高まっていると思うので(もちろん全ての企業ではないですが)、これからのレストランテックがどうなっていくのかとても興味が持てました。

  • 簡単にサクッとね

    手段の目的化にならないようにデジタル化しましょう。

    2021年現在でも飲食で働いている人間のITリテラシーは基本的にとても低いです。
    ここに書いてあるDXは本当に最低限

  • 飲食業界の今後を考え始める導入として読むと考えが整理されて良さそう

  • コロナ前に書かれたものなので若干今との誤差はあるが、それでも飲食勤務の方は読むべき一冊。ITを導入せずの全てアナログの営業だと勝てない。

  • 他の業界に比べるとIT化が遅れている外食業界だが、テクノロジーを活用し、商品・場・人・プロセスを解体・再構築することで新しい店づくりが始まっているようだ。具体例も多く外食業界とは無縁でもわかりやすい。あくまでテクノロジーは手段で、顧客との関係や顧客体験の向上をどう高めるかを考えるべきというのがポイント。

  • トレタ中村さんの書籍。パナから広告会社を経由し飲食店を開業、その後は外食業界全体の発展に寄与すべくIT化を促進するためにトレタを設立した。
    飲食店の3要素として、商品、場、人があるが、商品以外を特化させるべきとしている。
    またIT化を促進するという立場ではあるがシステム化することを目的にするのでなく、それはあくまで手段であり本来の目的を明確にすることの必要性を訴求している。その際100%の要件を充足させることには拘らず、また機能の豊富さよりもほんとうに利活用すべき機能が高い水準で満たされているかを観点として評価すべきとしている。
    場や人に拘りそれをITがサポートする新しい外食の体験をいつか経験できることを楽しみにしている。

  • 外食業界のこれからを考える上で必読の本ですが、AIがいよいよ身の回りに溢れてくる時代、外食業界以外でも次の一手の参考になりそうだと思いました。
    ●現状打破には、外食×テクノロジー、のように他業種他業界との掛け算が鍵。
    ●どんな仕事も売上を伸ばすには常連客を増やすのが手っ取り早い。
    ●そのためには、接客など人にしか出来ない仕事に人が集中できるように、テクノロジーを上手く活用する、とトップがコミットする必要がある。
    ●ただやみくもに取り入れるのではなく、自店のポリシーや文化、実現したいことに合わせて、ITツールを使いこなす
    ●欲張って100%主義に陥らない。まずやってみる、を大事にして60点を目指す

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著者プロフィール

桜美林大学・お茶の水女子大学・駒澤大学非常勤講師
専攻=20世紀ドイツ音楽、日本洋楽受容史
『キーワードで読む オペラ/音楽劇研究ハンドブック』(分担執筆、アルテスパブリッシング、2017年)、「「文化活動の推進者」・十河巌──朝日会館館長時代を中心に」(『関西学院史紀要』第26号、2020年)

「2022年 『パリ・オペラ座とグランド・オペラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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