彼女たちの犯罪

著者 :
  • 幻冬舎
3.36
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本棚登録 : 129
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344035249

感想・レビュー・書評

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  • 最後の最後まで読まされた。

    面白かった。
    それぞれ心が満たされない事情を抱えている女たち。
    そんな女たちを軸に嘘と秘密を絡ませて展開される物語。

    何となく予想できる箇所はあるものの、それでも最後、ほんとうに最後の最後まで読者を惹きつけ、読まされた一気読みの作品だった。
    それぞれ複雑に絡み合う思惑。どの登場人物にも思惑にも共感はできない。でもそこも考えてみれは客観的にこの展開を味わえて良かったポイントかな。
    いつの時代も女性はきっと強い、そしてしたたかさも増していくのかもしれない。

    • けいたんさん
      こんばんは(^-^)/

      この作家さんはルパンの娘の人だよね。
      ドラマ迷ったんだけど見てないままで。
      横関大さんの作品はどんな感じ...
      こんばんは(^-^)/

      この作家さんはルパンの娘の人だよね。
      ドラマ迷ったんだけど見てないままで。
      横関大さんの作品はどんな感じかしら?
      ちょっと軽い系?
      2019/11/22
    • くるたんさん
      けいたん♪こんばんは♪

      そ、ルパンの人だね♪私もドラマは観てないんだ。本ももちろん読んでない(笑)
      人気作家さんだし、読後感良い作品が多い...
      けいたん♪こんばんは♪

      そ、ルパンの人だね♪私もドラマは観てないんだ。本ももちろん読んでない(笑)
      人気作家さんだし、読後感良い作品が多いね♪

      温かさと驚きでの一押しは「ピエロのいる街」だったよ♪
      2019/11/22
  • 女は怖いということですかね。
    でも女を怖くするのは男だと自分は思います。
    ラストは間抜けな気がします。
    もう少し工夫が欲しいと思いました。

  • 昭和から平成へと変わろうとしている時代。
    医者に見初められて嫁いだが裕福な家のお手伝いのような存在だと感じて地味な由香里、大手自動車メーカーの広報部で働きながら結婚していないことに引け目を感じている美女の繭美。
    対照的な個性のふたりは、やがて一人の男を間に挟んで対峙する。

    彼女たちが起こした犯罪とはなんだったのか・・・かなり強引な展開の話で、いつもはその強引な展開をスピード感でぶっちぎっていく印象のある横関氏の物語にしてはややゆったりしたテンポのため、なんか肚に落ちない、しっくりこないなあ、というモヤモヤ感が残る。

  • 一人の男を中心に繰り広げられる女たちの犯罪。まさに題名通り。一人は妻、一人は愛人、そしてもう一人は…と関係を言ってしまうとネタバレになるから伏せておく。途中まで読んだ感想としては「ん?昼ドラ?」だったくらい、一章は結婚や姑との関係や不倫などのあるある話が続いたのでちょっとうんざりもした。けれど事件が展開しだして刑事たちが登場するとミステリー調になって面白かった。少しは予想していたけど、二章の終わりで衝撃の事実が明かされて横関さんらしさが表れていた気もする。
    けれどやっぱりいつもの読了感というか、気分が晴れたような爽快感がないまま物語が終わったのが何とも言えない。登場人物は特に誰も感情移入できるような感じではなかったし、総じて身勝手な印象がした。まぁ小説でみんながみんな仏の心の持ち主だと面白くないんだろうけど。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    医者の妻で義理の両親と同居する神野由香里。夫の浮気と、不妊に悩んでいたが、ある日失踪、海で遺体として発見される。自殺なのか、他殺なのか。原因は浮気なのか、犯人は夫なのか。一方、結婚願望の強い日村繭美は、"どうしても会いたくなかった男“に再会。しかし繭美は、その男と付き合い始めることになり

    酷い男とは分かるが、懲らしめるなら他の方法もあるんじゃないかと。特に、舅と姑は意地悪そうの一方で人間味ある人たちだしと読了後唸ってしまった。

  • 最後の最後に、そんな…っていうのは、なんだか久しぶりだなぁ。15年ぐらい前にいっぱい読んだ気がするけど。いやー、色々気になるけど。
    2020/2/15読了

  • 一人の男性医師とその妻、愛人、過去の女性らが仕掛ける嘘と罠の話。今までに読んだ横関さんの2冊の著書は、主人公が善良で正義感が強く魅力的だったので、今回は意外な内容だった。  

    ナースとして働いていた病院で知り合った整形外科医・智明と結婚し、義理の両親と同居する由香里。仕事を辞め、地味で内気なので友だちもおらず、夫からも構ってもらえずに使用人のように暮らす日々。ある日、夫の愛人の存在を知る。
    一方、その夫の愛人となる繭美は美人なのに独身であることに引け目を感じていて、大学時代の同級生である智明と偶然再会し、既婚と知らずに誘われるままに付き合い始める。そしてある日、智明が既婚者であることを知る。
    お互いの存在を知った妻と愛人に、ある女性がある提案をし、彼女たちの嘘と罠が始まる。

    ストーリーは由香里が死亡した記事から始まり、対照的な由香里と繭美の視点で、時間が交差しながら話が展開していく。エンディングと罠の裏側に隠された秘密には多少強引さがあるけど、面白かった。
    全体を通して、女性の執念、強かさ、愛の表裏を描いている。母親は子供のためなら何でもするけど、男女の愛って単純に自己犠牲で一方的に愛せるものじゃないよね、って共感する。結婚って何だろう、男ってずるいなとも思った。

    時々、描写とか設定の細かな箇所に違和感があったがラスト2ページで判明した事実で納得!横関さんはこういう仕掛けをするってわかってても、いつも最後まで予測できずに引っ掛かってしまう!だから読了後に痛快・爽快感が味わえる。

  • 一人の男を中心にそれに関係する女たちの嘘や罠が飛び交います。女の執念は、根深く、恐いなと思い知らされました。

    男の妻の視点と男に恋をしてしまった女の視点で、基本的に交互に進行していきます。妻になったからこその苦悩、独身女ならではの苦悩など、様々な立場に立つ女たちの苦悩が次々と登場します。比較的ダークな部分が垣間見られますが、読みやすい文体で、それほど暗い気持ちにはなりませんでした。逆に共感する部分はあるのではないかと思います。

    序章が、ある女の死亡ニュースから始まり、そこから過去へと戻る。え?どういうこと?何で、こんなことが起きるの?と興味をそそりながら、二転三転する展開にグイグイ引き込まれてました。あっ、やっぱりと思ったり、えっ、何で?と思ったりと色々楽しめました。
    特に中盤。妻と愛人、そして・・・。驚いてしまいました。

    また、一番最後の演出にも驚きました。そういえば、携○や〇〇カメラが登場していない。そう思った瞬間、ガラリと世界観が変わりました。
    ちょっとした違和感も、これで納得するのではないかと思います。
    こうした演出は面白く、新しい体験でした。

  • 初めてこの作家の本を読んだが、引き込まれて面白かった。

    色々な女性が登場するが、姑の素子が1番好かんタイプだわ。真相とは関係ない登場人物だけど。

    しかし、神野って罪な男の子だね。

  • 医者の妻で義理の両親と同居する由香里。夫の浮気と、不妊に悩んでいた彼女が、海で遺体で発見される。自殺か、他殺か。犯人は夫か。一方、結婚願望の強い繭美は、どうしても会いたくなかった男と付き合い始めることになり…。

    横関大らしい軽快なテンポで物語が展開するのでスイスイ読まされる。中盤であっと驚くような展開があってさらに引きこまれる。ラストに関しては賛否両論ありそうだけれど、全体を通して十分楽しめたことは確か。
    (A)

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著者プロフィール

1975年、静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。著作として、フジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」原作の『ルパンの娘』『ルパンの帰還』『ホームズの娘』、TBS系連続ドラマ「キワドい2人」原作の『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』をはじめ、『グッバイ・ヒーロー』『チェインギャングは忘れない』『沈黙のエール』『スマイルメイカー』(以上、講談社文庫)、『炎上チャンピオン』『ピエロがいる街』『仮面の君に告ぐ』『誘拐屋のエチケット』『帰ってきたK2 池袋署刑事課 神崎・黒木』(以上、講談社)、『偽りのシスター』(幻冬舎文庫)、『マシュマロ・ナイン』(角川文庫)、『いのちの人形』(KADOKAWA)、『彼女たちの犯罪』(幻冬舎)、『アカツキのGメン』(双葉文庫)がある。 


「2020年 『ルパンの星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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