パンツははいておけ 中卒フリーターが大学進学した話

  • 幻冬舎 (2020年2月20日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344035713

感想・レビュー・書評

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  • 非常に面白かったです。実体験を赤裸々に書いているので、共感しました。悲しい出来事や忌まわしい記憶は、楽しい思い出を作っていけば上書きされてく、という言葉は特に響きました。
    子を持つ親としてこの本の内容は、子育ての一助となりそうです。

  • 過去数々のエッセイを読んで来たがその中でも一番凄惨な内容だった。

    感情の起伏が激しく暴力を振るう父親と、娘に過剰な期待を抱く母親を両親に持つ著者。

    この母親のエピソードには声を失う。

    マンション6階から飛び降り自殺を計った著者。
    運ばれた入院先の病院で母親の口から出た言葉は、それまで費やした学費の事と世間体。

    鬱、自殺未遂、精神科入院、援助交際、悲惨な経験を重ねた著者だからこそ伝わって来る思いがある。

    『人間は失敗する生き物、誰もが加害者であり被害者、「フツウ」な人間はこの世に一人もいない』

    生きる勇気を貰える指南書。

  • 頭がいいんだなという印象。

    いままでの経験をうまく言葉で表現していて、引き込まれた。本人もiqは130ほどあるということで、言葉選びといい、表現といい、素晴らしく楽しめた。
    こういう人生経験豊富な人を見ていると、自分は恵まれていたんだなと思ったりもする。
    でもちょっと生きることに対して勇気をもらったりもする。

    辛い環境からは逃げてもいい、自己防衛してもいい、そうしているうちに、ここだ。と思える様な居場所がみつかったりする。
    そうやって僕も自分を一番に守りながら、いつだって辛かったら逃げてもいい。なんとかなる精神で生きていこうと思う。
    一読の価値ありだと思いました。

  • 過去なんて忘れちゃえ!どんなに嫌なことがあっても、どうにでもなる。自分を偽って窮屈になるんじゃなくて、好きなようにする。
    周りがどう思うかじゃなくて、自分のための旅をしよう。

  • 親の影響を受ける子供。

  • 誰も感想にあげてないんだけど、片倉さんまじいい人。

  • 中卒フリーターというところに目が行き借りましたが、なかなかの環境の中、自分の意識を最終的にプラスの方向に向ける事が出来た作者が素晴らしかったです。全ての人が出会いをいい方向の燃料として動ける訳では無いと思います。運が良かったと言えばそうかもしれませんし、生きたいという底力があったのか、運命だったのか、とにかく今、生きてこの本を世の中に出している作者がこれからも突き進んでいけますように!

  • 母親の呪縛から逃れられない女の子が主人公。おそらく著者の自伝です。共感しづらいと思う理由は、感情のアップダウンが大きすぎる点と大人になっても客観視しようとしていない点にあります。生徒には勧めないかなあ?

  • 重い部分もあった。

  • 過去にとらわれず前に進むこと。他の人の人生はその人のペースなので惑わされないこと。理解してくれる人を見つけること。

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