勝者の思考回路 成功率100%のブランド・プロデューサーの秘密

  • 幻冬舎
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344035737

感想・レビュー・書評

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  • 実体験に基づいた内容で、納得感があった。
    本書では勝者の思考回路を持つことの重要性が語られている。勝者の思考回路とは、目の前のすべてに対して感想を持つ。常に「なぜ?」を考え続けること。伝える力が強い人は、どんな時でも疑問を持ち、自分の言葉で表現できる能力を磨いている。

    また、この人ならトップに合わせても恥ずかしくないと思われる存在になることが大切。困難な状況で逃げずに乗り越えた経験は、自分に絶対的な自信をもたらす。

    著者自身も順風満帆な人生ではなく、数々の苦労を乗り越えてきたことが伝わり、説得力のある内容だった。

  • 競争社会であるビジネスの世界で「勝者」であり続けるための思考とは。
    著者の経験をもとに語られる持論たちが書かれた1冊。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「勝者」「敗者」という二元論の世界で成功をおさめるには、これほど強靭でしなやかな思考回路がないと生きられないのか…と、読み終えて思いました。

    「成功のポイントは、そんなふうに、目の前のとてと小さいものに宿っているのです。」(47ページ)

    「私だったらどうする?」(90ページ)

    「誰かがしてくれたことには、必ずその人の思いが入っています。」(105ページ)

    こうした著者の考えに頷く一方で、その思考回路の強さのあまり、読んでいて自分の心がしんどくなってしまう時も多々ありました。
    そのため、☆は2つとさせていただきました。

    競争すること、勝者となることで得られるものは、確かにあります。
    けれど、わたしは甘いと言われようが、誰かからみたら「負け犬」なのかもしれないけれど、それでも競争社会で生きたくはないし、勝者や敗者といったくくりに、自分を当てはめたくないなと、あらためて思いました。
    そういう意味では、自分の進みたい道を明確にしてくれた本でもあります。

    こんな人生を歩む人も世の中にはいるし、歩まない人もいる。
    本はいろんな人の人生を見せてくれます。
    その中からどんな一言を自分のなかに取り入れて、自分の人生を形作るか決めるのは、自分なのだ、ということさえ忘れなければいいのです。

    著者は現代で生き抜くための大事なことの1つとして「居場所をつくる」(29ページ)を挙げています。
    ☆1つの本、3つの本、5つの本…
    いろんな本に自分を映してみて、自分なりの人生、そして現代を生きるための力を少しずつつけていけばいいのだと思いました。

  • 久しぶりに やる気を起こさせてくれる一冊
    ビジネスの大切なことを書いている。
    ストーリー
    ペルソナ
    ひたすら歩く
    とことん追求
    教育
    妥協しない

  • 【勝者の思考回路】


    ブランドプロデューサーとして様々な活躍をされている柴田陽子さんの著書です。
    裕福な家庭に育ち、ほとんど何も不自由無く生きてきた著者が、父親の事業の影響でどん底を味わいながらも、持ち前のビジョンに向かって小さな努力を怠らないためのアドバイスが記されています。

    著者の考える『勝者』とは何か、読み進めていくと著者の考えがたくさん出てきます。
    『勝者』とは、「自分」「仲間」「社会」の全てにおいて「YES」と答えられる人だと著者は冒頭で定義しています。

    読み終えたあとは、なるほど思考回路の持ちようだと思わされます。

    著書の中で肝に銘じようと思ったことは以下の言葉です。
    (→は私がその言葉から理解したことです)

    ・人は、自分の『見てほしい本質』について触れられたときに相手に対して心を開き、信頼感を強く持つようになる。
     →相手に対して真摯な姿勢を持つことの大切さ。

    ・言葉選びはコミュニケーションの一丁目一番地。
    言葉は、それを話しているこちらのものではなく、『受け止めている相手のもの』
     →自分自身の言葉一つで相手への伝わり方が違う。

    ・信念と頑固は使い分けないといけない。また協調と妥協も使い分けないといけない。
     →何かを決めるためには、それが理にかなっているのか、単なる思い込みかを確認する。

    ・その人の生い立ちや背景、大切にしている価値観を盛り込んで話を聞き取る。
     →コミュニケーションの最も大切なこと。

    ・自分だったらという、何かにつけて当事者意識を持つと、世の中の真のニーズがつかみやすい。他人事も自分事。
     →他人が何を考えているかを自分事として考える癖を持つ。

    ・変わることに強い人が結果を残す。変化ほど、人を成長させる要素はない
     →変化を恐れない。変化に対応できる人が進化できる。

    ・感想を数多く持つ努力をする。
     →起きている事象に対して幾つ考えられるか。

    ・知らないことは罪
     →世の中には知らないことが多いことを理解した上で、自身が関わることについては知らないことを減らす努力をする。

    どんな仕事にも必要な考えが記されています。

  • 筆者の定義する勝者が、勝者という言葉よりもっと素敵な言葉がある気がした。
    ただ内容は、とても参考になり読んでよかった。

    刺激を受けたが、やはり人生は、それなりの覚悟努力熱意を持ち続けて何かに挑戦する姿勢がなければ、注目されるような成果を上げるのは難しい。と思った。


  •  ここ最近仕事のモチベーションが上がらず、所謂ビジネス書や自己啓発本は避けたきた。しかし、とある雑誌で著者のインタビュー記事を見かけ感銘を受け手に取った。
     この本を読んで「今の自分に足りないもの」が何か痛い程よく分かった。今年から会社のチームリーダーに選ばれるもなかなか上手くいかず悶々としていたが、明日から真似(実践)していきたい。
     正直なところ、すぐに結果に反映されないかもしれない。だが、考えが変われば行動も変わると言われている。やがて自分だけでなくチームメンバーにいい影響を与える存在を目指したい。
     働く人全てに読んで欲しい一冊。この本に出会えて本当によかったと思えた。

  • 仕事の仕方や考え方、人との接し方などにおいてどのように考えると良いのかを体験談を通して紹介している。ブランドプロデューサーという肩書きを持つ著者が、本業で結果を出している理由が、この本で紹介されている「思考回路」に基づくものだということがつくづくわかる。人脈も仕事も目の前の小さなことさえも丁寧に紡ぐことで広がりを見せているようだ

  • 「プロフェッショナル仕事の流儀」で著者の存在を知り、手にした本。
    読みやすく、キーワードになる言葉もたくさんあり、また読み返そうと思う。どんな事も他人事ではなく自分事にする、など考え方ひとつで物事って変わっていくのでしょうね。
    まずは「感想」を持つことから始めたい(これが、意外と難しい…)著者は強さの中にも思いやりがあり、パワーを貰える方。

  • 「誠実に仕事をする」ということが書かれて、それを実施した柴田さんが語る言葉はとても分かりやすかったです。

  • 私は感想を持つことが苦手だ。例えば、何か話をしたあとや見学をしたあとで、「どうだった?」「どう思った?」という質問を受けても、「どうって言われても…」と困ることが多い。シバジムでは論外の行いだろう。本書では、日々の事象の中から「何を思い何を感じられるか」という点について、多くの文量が割かれている。経験の多寡よりも、日々の体験の中から、自分でどれだけ考えられるか、深く掘り下げられるか、些細なフラグに気づけるか、そこに違いがあらわれる。自分の場合には、細かいことはどうでもいいと考えがちで、その見落としやその積み重ねが大きな機会損失につながっている可能性がある。著者から「あれ、どう思った?」と聞かれていることをイメージしながら、あすを過ごしてみようと思った。

    その他に、印象に残った言葉が2つあった。「知らないことは罪だ」「私は、人生のピークは後ろに持っていくほどいいと思っています」

    「知らないことは罪だ」は、ちょうど最近した自分のミスに重なり、自分が知らなかったことを他責にしていた自分を戒めることばとして、心に刺さる言葉だった。知る努力を惜しんだと思うと謙虚になれる、というのは本当で、そうしたスタンスを持てるようにしようと思った。

    最後の文は、これまで考えたことのなかった価値観で、今まで何となく感じていた違和感を緩和してくれるものだった。ただ著者は若くして成功してきたひとりであるので、普遍ではないのかもしれない。

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著者プロフィール

ブランドプロデューサー、柴田陽子事務所代表取締役。
化粧品会社等で商品開発や新規業態開発を経験後、2004年「柴田陽子事務所」を設立。ブランドプロデューサーとしてコーポレートブランディング・店舗プロデュース・商品開発など多岐にわたるコンサルティング業務を請け負う。
著書に『勝者の思考回路』(幻冬舎、2020)、『あなたの味方が増える 魔法のToDoリスト』(小学館、2019)など。

「2022年 『ビジネス・人生・成功のために遠回りのようでいちばんの近道は「人間力」を磨くこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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