- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344035898
作品紹介・あらすじ
人生の成熟がもたらす
最後の楽しみとは何か。
ベストセラー『老いてこそ人生』から18年。
たどり着いた新たな境地――
69歳の時に執筆したベストセラー『老いてこそ人生』を、87歳になった著者は、「70にもならぬ男がたとえ物書きだとしても老いを含めて人生を語るというのは身の程を知らぬ僭越としかいいようがありません」と述懐する。
最晩年に達した今だからこそ実感する「老い」という現実。そして、古今東西の偉人たちの晩年のエピソードも交えながら語る「老い」という人生の味わい。
感想・レビュー・書評
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30年以上の人生の先輩であることを思うと、非常に分かりやすく語られているし、共感することの多い内容だった。ちょっと意外失礼。老後について考えるとき、経験してからでは遅い部分も多いように思われ、その点では先輩の経験、知恵、先人の英知に耳を傾けることは有意義かなと改めて思う。のも、初老だからなんかな。
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知人に「金持ち坊ちゃんの道楽が直木賞で更に勘違いを生んだ」と言われてしまい、読めなくなり、積読となりました。
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69歳の時に執筆したベストセラー『老いてこそ人生』を87歳になった著者は、「70にもならぬ男がたとえ物書きだとしても老いを含めて人生を語るというのは身の程を知らぬ僭越としかいいようがありません」と述懐する。
最晩年に達した今だからこそ実感する「老い」という現実。そして、古今東西の偉人たちの晩年のエピソードも交えながら語る「老い」という人生の味わい。 何かの大きな意志によって選ばれ、祝福された存在だであって、その恩に報い応えるためにも老いてある者たちは、たとえささやかでも、老いてはいても常に新しい生き甲斐を見出し、与えられた天寿を全うすることこそが、人生の見事な完成になれるはずです‼️ -
石原慎太郎の著書。彼の主張する死に対する姿勢が感じ取れた。
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<共>
僕は果たして『太陽の季節』という石原の代表作品を読んだ事があるだろうか。
石原慎太郎を本格的に読み始めたのは割と最近。例の田中角栄を”天才”として描いた小説であった。石原慎太郎の今の年齢は僕(61才)の親父の1歳上で87才。
つい1週間ほど前にも石原の本を読んでいたが,重複して書かれている部分があったものの,僕の中ではそれが返って読みやすい記憶としてうまく働いてくれた。
さて次は『弟』などに手を出してみようか。どうやって入手するのが良いのか。文庫新品はいくらなのか。やはりブクオフなのか。 -
政治家として好きかいうとそうでもない著者なのだが、この本良かった。
死や老いについての意見は説得力もあり共感できる。
言葉の使い方がさすがと思わされた。
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老化とは何かについて具体的にわかりやすく答えている。例えば「電車に間に合いそうにない時急いで走る」これは恒常性維持機能と言う素晴らしい能力なのだそうだ。これが加齢に従って低下してくるとある。
最近の私の口癖は、「たいしたことない」であったり「まあいいか」である。よく言えば悟りなのかもしれないが、これは老化の始まりなのだそうだ。(泣)
著者プロフィール
石原慎太郎の作品






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