- 本 ・本 (500ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344035942
作品紹介・あらすじ
直弟子だから知っている
人間・芦原英幸の真実!
・天才空手家・芦原英幸の光と影
・師匠・大山倍達への愛憎渦巻く思い
・二宮城光師範との涙の別れ
・知られざる闘病生活の実態
・芦原会館の跡目問題
・葬儀の際の貫禄の立ち居振る舞い 石井和義
・芦原英幸暗殺未遂事件の真相 ……など
「先生と過ごした命懸けの日々を知ってもらいたい」――著者
感想・レビュー・書評
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読了。
ここで記されている内容は、私の在籍時期とも被り、且つ著者の方も存じ上げているため、色々思うところはあったが、ここで何かを書くのはやめておく。ただ、このタイミングでこれを出す必要があっただろうか、とは思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伝説の空手家芦原英幸の本は数々出ていますが、本当に近くにいた、最後の直弟子が語る真実は、また違ったものでした。
いかにして人生を全うしたのか、最後はどうだったのか、あの事件の真実はどのようなものだったのか。
芦原英幸に弟子入りするところから、高弟との別れ、挫折、跡目問題など、壮絶な生きざまが描かれます。
石井和義氏の下記の言葉は、重みがあります。
何があったかを全部は言わないよ。僕にしか知り得ないことだってあるじゃないか。先生がご自身の生き方を正当化するためには、誰かを悪者にしなければならなかった。そのうちの一人が僕だったってことだよ。芦原先生が語ること、そして僕が語ること。その中間に真相とか答えとかってものがあるんじゃないかな。どっちが正しいとかではなくてさ。そんなもんだよ、原田。僕だって自分の言い分が百パーセント正しいだなんて言うつもりはないしさ。相手には相手の言い分があるし、僕には僕の言い分があるもんだよ ー 108ページ
著者プロフィール
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