- 本 ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344036338
作品紹介・あらすじ
人生をより良く生きるための
知恵と哲学の宝庫。
数千年もの昔、お釈迦様が自ら実践し、人々に説いた最高の教え、「法華経」。
28品からなる全文を独自の解釈により現代語で完訳!
法華経の各章にはそれぞれ深く大きな意味合いがあって、全巻を繰り返して読めば、お釈迦様が来世の極楽とか地獄とかそんなことではなしに、今生きているこの現世をいかに生きれば涅槃という安らかな境地を得られるかを説いていることが分かるはずです。
人生の中で悩みや迷いを持たぬ人間がいるはずはありません。そうした悩みや迷いから解放してくれるのが法華経です。法華経だけが生きている間に自分自身で己れを救う術を説いているのですから。(「後記」より)
悠久のロマンに満ちあふれた「法華経」を
物語を読むように理解できる画期的入門書
感想・レビュー・書評
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直木賞作家の言葉のチョイスは素晴らしい。かつて法華経を解説した本を出していた著者が、最晩年に再度取り組んで、発刊されたのが『法華経』の現代語翻訳とは興味深いです。
少し残念なのはいくつか原文の読み違えもあります。出版社がもう少し正確に校閲して欲しかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮沢賢治の関連でこの本を読んだが、哲学思想を求めて読む人には物足りない。哲学的な記述がなくて、この法華経を謗ったり否定したりするものは地獄に落ちるということが書かれていてその地獄の様相が長々と記載してある。宗教の醜い面が現れている
法華経を信じ、人に勧めると人に見えない世界が見えてくる、不思議な視力を手に入れるとの教えが功徳品19にある。宮沢賢治はこの章に影響を受けたと思われる。 -
読みやすかった。
唱えているお経の意味がわかりやすく示されている。後書きにも記載されていたが、通して読むということはちょっと考えにくく、良い教材にもなっていると思う。
何とか暗記できた陀羅尼は尊い呪文という意味で、それぞれの段落ごとに、示されていることも理解。
想いをどのように伝えていくか、を考えたい。
著者プロフィール
石原慎太郎の作品





