漫画 ペスト

  • 幻冬舎 (2020年11月26日発売)
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本棚登録 : 51
感想 : 3
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  • 本 ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344037151

作品紹介・あらすじ

感染症はなぜ拡大し、どう終息したのか?       
不安と不条理を乗り越え、共感と連帯へ進め!      
難解・ノーベル賞作家の名作を、完全「目に見える」化!      



アルジェリアの港湾都市・オランで、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。
ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。
外部と遮断された孤立状態のなかで必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、
人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み、
圧倒的共感を呼んだ長編をコミックとして完全「目に見える」化!      
未知の感染症に襲われたとき、人々はどのように対応したのか……。
コロナの時代を生きる私たちに必要な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • カミュのペストが読みたくて、ただ難しそうで、結局初めに漫画を見つけて読んでみた。登場人物紹介もされていて話の流れは分かったのだけど、やはり本編で読んでみたいと思った。
    この作品では、現代の記者の物語が前後に絡んできたり、舛添要一さんの解説があったりして、コロナの状況に重ね合わせて、今私たちがどうすべきか、投げかけている。
    舛添さんは、税金で好き勝手してた人というイメージしかなかったけど、解説を読んで、もともと国際政治学者なんだなということが分かった。

  • 読むよりはわかりやすいが、やはり海外文学の難しさはある。 日本の自粛警察、同調圧力、それに相反する、協力、共有、他者への思いやりは、どうすれば表れるのか。 私には、わからない。

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著者プロフィール

Albert Camus.
1913年11月7日 - 1960年1月4日。
邦訳に
『バンド・デシネ 異邦人』(ジャック・フェランデズ作・絵、
青柳 悦子訳、2018年、彩流社)、
『最初の人間 新潮文庫』(大久保敏彦 訳、新潮社、2012年)、
『転落 追放と王国 新潮文庫』(大久保敏彦・窪田啓作 訳、
新潮社、2003 年)、
『異邦人 まんが学術文庫』(須賀原洋行 共著、
講談社、2019年)、『異邦人 新潮文庫』(窪田啓作訳、
新潮社、2014年)、『異邦人THE STRANGER
(金原瑞人MY FAVORITES) 』(金原瑞人 編、青灯社、
2012年)、『シーシュポスの神話 新潮文庫』(清水徹 訳、
新潮社、2006年)、『カリギュラ  アルベール・カミュ (1)
ハヤカワ演劇文庫 18』(岩切正一郎 訳、早川書房、2008年)、
『カリギュラ・誤解 新潮文庫』(渡辺守章・鬼頭哲人 訳、
新潮社、1971年)、『ペスト 新潮文庫』(宮崎嶺雄 訳、
新潮社、1969年)、『幸福な死 新潮文庫』(高畠正明 訳、
新潮社 2004年)、『太陽の讃歌 カミュの手帖1 新潮文庫』
(高畠正明 訳、新潮社、1979年』、『反抗の論理 カミュの手帖2
 新潮文庫』(高畠正明 訳、新潮社、1979年)、
『革命か反抗か カミュ=サルトル論争 新潮文庫』
(佐藤朔 訳、新潮社、1989年)ほか多数。



「2019年 『バンド・デシネ 最初の人間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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