- 本 ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344037151
作品紹介・あらすじ
感染症はなぜ拡大し、どう終息したのか?
不安と不条理を乗り越え、共感と連帯へ進め!
難解・ノーベル賞作家の名作を、完全「目に見える」化!
アルジェリアの港湾都市・オランで、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。
ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。
外部と遮断された孤立状態のなかで必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、
人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み、
圧倒的共感を呼んだ長編をコミックとして完全「目に見える」化!
未知の感染症に襲われたとき、人々はどのように対応したのか……。
コロナの時代を生きる私たちに必要な一冊。
感想・レビュー・書評
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カミュのペストが読みたくて、ただ難しそうで、結局初めに漫画を見つけて読んでみた。登場人物紹介もされていて話の流れは分かったのだけど、やはり本編で読んでみたいと思った。
この作品では、現代の記者の物語が前後に絡んできたり、舛添要一さんの解説があったりして、コロナの状況に重ね合わせて、今私たちがどうすべきか、投げかけている。
舛添さんは、税金で好き勝手してた人というイメージしかなかったけど、解説を読んで、もともと国際政治学者なんだなということが分かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読むよりはわかりやすいが、やはり海外文学の難しさはある。 日本の自粛警察、同調圧力、それに相反する、協力、共有、他者への思いやりは、どうすれば表れるのか。 私には、わからない。
著者プロフィール
アルベール・カミュの作品





