リユース革命 「使わない」モノは「今すぐ」売りなさい

  • 幻冬舎 (2020年12月17日発売)
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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784344037243

作品紹介・あらすじ

「ビジネスの新ジャンル『循環系』の夜明け!?」若新雄純氏(慶應義塾大学特任准教授)推薦!なぜ新型コロナウイルス禍中でも日本のリユース市場は伸び続けているのか?新しい時代のビジネスがこれ一冊で全てわかる。



・国民一人あたり28万1,277円もの”かくれ資産”を持っている
・なぜ中国人は日本で「中古品」を爆買いするのか
・退蔵資産の掘り起こしを高度化するIoT、ブロックチェーン、そしてドローン
・リユース関連企業(ラクサス、イオシス、ものばんく、ベクトル、NOVASTO、レディオブック、ワサビ、リサイクル通信)代表インタビュー掲載。

日本では年間7.6兆円もの不要品が生まれる一方で、取引されるのは2兆円に過ぎない。その結果溜まってしまっているリユース品の累計総額は約37兆円にも上る。それをどう掘り起こすか。日本最大級の買い取り比較サイト「ウリドキ」創業者が明かす世界と日本のリユースのすべて。

感想・レビュー・書評

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  • 買取のプラットフォームを運営するウリドキを立ち上げた著者が自身が起業した経緯や携わるリユース業界の可能性について書いた一冊。

    利用したことある古本やゲームなど身近なリユース市場は知っていましたが、日本のリユース製品の海外の評価の高さや37兆円ものの退蔵品があることなどまだまだリユース市場には可能性が眠っていることを本書で知りました。
    著者が全巻読破ドットコムを起業するまでの経緯やそこでの在庫確保の難しさ、そこからリユース品のプラットフォームであるウリドキを立ち上げるまでと著者の想いと事業の難しさも知ることができました。
    AIを使った鑑定や売った先にある行動から先に提案すること、海外でのリユース市場の現状とSNSを使った商慣習など今までの流れからこの先の著者が考える課題などを知ることもできました。
    また、本書では質屋から始まりヤフオクなどのオークションサイトやメルカリなどのフリマサイトへと変遷していくリユース市場の流れやサーキュラー・エコノミーなどの新しい概念なども知ることができました。

    不要になったものを誰かに使ってもらうことで循環
    させていくリユースの魅力や誰もがもっと身近に思えるようになるために奮闘する著者の姿を本書で知ったことで生産されたものを自分だけでなくより多くの人に触れてもらう機会を提供することは作り手においても魅力を伝えることに繋がるであろうし、より多くの必要とする人の手に渡る機会になると感じました。
    本書を読んで退蔵品にせずリユースするという意識が芽生えた一冊でした。

  • 分かりやすく勉強になりました。日本全国に眠っている不用品の推定金額など、興味深い内容でした!

  • 読んでいると本や洋服などのリサイクルにはまだまだ多くの需要や可能性が秘められていることが実感できます。

    面白かったです。

  • なかなか業界の本は少ないし、リユース業界の現状と展望を知れる唯一無二の本かな。

  • 20201223

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著者プロフィール

ウリドキ株式会社代表取締役。1981年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)修士課程修了。2005年に学生起業し、06年に漫画の全巻大人買いサービス「全巻読破ドットコム」を立ち上げる。14年に事業譲渡を行い、同年、C to Bの買い取りプラットフォーム「ウリドキ」などのサービスを提供するウリドキ株式会社を設立、代表取締役に就任。16年にInfinity Ventures Summit Launch Pad ファイナリスト選出、フジサンケイビジネスアイ革新ビジネスアワード最優秀賞受賞。また、慶應SDMにて起業家行動研究を行い国際学会で発表、ジャーナル論文誌に掲載。「Forbes Japan」オフィシャルコラムニストとしても執筆中。

「2020年 『リユース革命 「使わない」モノは「今すぐ」売りなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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