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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784344037243
作品紹介・あらすじ
「ビジネスの新ジャンル『循環系』の夜明け!?」若新雄純氏(慶應義塾大学特任准教授)推薦!なぜ新型コロナウイルス禍中でも日本のリユース市場は伸び続けているのか?新しい時代のビジネスがこれ一冊で全てわかる。
・国民一人あたり28万1,277円もの”かくれ資産”を持っている
・なぜ中国人は日本で「中古品」を爆買いするのか
・退蔵資産の掘り起こしを高度化するIoT、ブロックチェーン、そしてドローン
・リユース関連企業(ラクサス、イオシス、ものばんく、ベクトル、NOVASTO、レディオブック、ワサビ、リサイクル通信)代表インタビュー掲載。
日本では年間7.6兆円もの不要品が生まれる一方で、取引されるのは2兆円に過ぎない。その結果溜まってしまっているリユース品の累計総額は約37兆円にも上る。それをどう掘り起こすか。日本最大級の買い取り比較サイト「ウリドキ」創業者が明かす世界と日本のリユースのすべて。
感想・レビュー・書評
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買取のプラットフォームを運営するウリドキを立ち上げた著者が自身が起業した経緯や携わるリユース業界の可能性について書いた一冊。
利用したことある古本やゲームなど身近なリユース市場は知っていましたが、日本のリユース製品の海外の評価の高さや37兆円ものの退蔵品があることなどまだまだリユース市場には可能性が眠っていることを本書で知りました。
著者が全巻読破ドットコムを起業するまでの経緯やそこでの在庫確保の難しさ、そこからリユース品のプラットフォームであるウリドキを立ち上げるまでと著者の想いと事業の難しさも知ることができました。
AIを使った鑑定や売った先にある行動から先に提案すること、海外でのリユース市場の現状とSNSを使った商慣習など今までの流れからこの先の著者が考える課題などを知ることもできました。
また、本書では質屋から始まりヤフオクなどのオークションサイトやメルカリなどのフリマサイトへと変遷していくリユース市場の流れやサーキュラー・エコノミーなどの新しい概念なども知ることができました。
不要になったものを誰かに使ってもらうことで循環
させていくリユースの魅力や誰もがもっと身近に思えるようになるために奮闘する著者の姿を本書で知ったことで生産されたものを自分だけでなくより多くの人に触れてもらう機会を提供することは作り手においても魅力を伝えることに繋がるであろうし、より多くの必要とする人の手に渡る機会になると感じました。
本書を読んで退蔵品にせずリユースするという意識が芽生えた一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
分かりやすく勉強になりました。日本全国に眠っている不用品の推定金額など、興味深い内容でした!
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なかなか業界の本は少ないし、リユース業界の現状と展望を知れる唯一無二の本かな。
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20201223