永遠と復活

  • 幻冬舎 (2020年12月9日発売)
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本 ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784344037328

作品紹介・あらすじ

「人間の罪は許されますか? 」「死はすべての終わりですか? 」
春馬さんの真剣な問いに、今こそ答えたい――
76歳の牧師と28歳の俳優、十字架の下で教え教わった、愛そして生きるということ

2018年12月29日、三浦春馬さんは舞台『罪と罰』のために、日本で一番大きなプロテスタントの教会の牧師である大川従道氏のもとを訪れていました。

貧困に喘ぎ、罪を犯してしまうラスコーリニコフという主人公を演じるにあたって、聖書やキリスト教について質問をなげかけ、濃密な時間を過ごした二人。
クリスチャンでも暗唱が難しいヨハネの福音書11章も、既に春馬さんの頭にはすべて入っていたといいます。

今振り返ると不思議なことですが、その時春馬さんは、「罪と罰」の作品においてしばしばテーマとなる「悪人なら殺していいのか」というような質問はしませんでした。それよりも聖書のいう「命」と「死」と「復活」という点が、役作りする上で彼の質問の中心でした。

このように「生と死」について真剣に語り合った大川牧師が、春馬さんとの出会いを経て、今こそ伝えたい「生きる」ということ。
一粒の麦のごとく、この悲しい別れが大きな実りになるように想いを込めた一冊です。

舞台『罪と罰』の詳しい様子や、二人の出会いのきっかけとなった春馬さんのボイストレーナーへの取材も行いました。
四年間に及ぶ指導の中で、春馬さんがどれだけ真摯な想いで作品に取り組んでいたのか、将来どんな俳優を目指して努力していたのかを語っていただきました。

感想・レビュー・書評

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  • 罪と罰の舞台のために訪れた教会
    彼が十字架を前に会話した事、
    罪と罰の映像を見る前知識としてラザロの復活を知るためこの本を読みました。
    キリスト教徒向けではないこの本は入門書としても良いですし、春馬さんを引き合わせた長谷川さんのインタビューなども掲載されていて読んで良かったです。

  • 死とは?人生とは?本当の幸せとは?
    改めて考えさせられる本でした。
    数時間有れば読めますが、色々と考えさせられます。
    キリスト教についても分かりやすく書いてあります。

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著者プロフィール

東京生まれ。聖学院高等学校、東京聖書学院卒、青山学院大学文学部神学科卒。深川教会、サンフランシスコ教会を経て、1970年に座間キリスト教会に就任。1992年、大和市に移転し、1000人収容の大礼拝堂を完成。現在、この大和カルバリーチャペルの主任牧師。就任50年。

「2020年 『永遠と復活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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