- 本 ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344037403
作品紹介・あらすじ
「やりたいこと」なんて見つけるな!物語の主人公のようにキャリアを考える方法【物語思考の5ステップ】1.自分を制限している頭の枷を取る2.なりたいキャラクター像を設定する3.そのキャラを実際に動かす4.そのキャラが活きる環境を作る5.そのキャラで「物語を転がす人生とは、あなたという主人公が、なりたい自分になるための成長物語。ほんとに実行する人がいたら、ほんとにうまくいくと思う。糸井重里人生の”過程”の楽しみ方を知らないで損をしている人へ。ひろゆき【目次】本書の使い方オープニング 「物語思考」とはなにか?ステップ1 頭の枷を外しながら、なりたい状態を考えるステップ2 「キャラ」の作り方ステップ3 「キャラ」に行動させようステップ4 キャラが最高に活きる環境を作ろうステップ5 物語を転がそうエンディング 物語にゴールはないおわりに
感想・レビュー・書評
-
20代の方や30代である程度
キャリアに満足しだしたら、読むと良い一冊。
解像度など、現代にあわせたキャリアビジョンなどわかりやすく書いてありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とっても有意義でした!
けんすうさんという方を初めて知ったのですが、
自分が読書中に疑問に思ったことも
次の行ではきちんと説明されているので
モヤっとすることがありませんでした。
サードドアの概念とか、キャラに行動させるなど
とても興味深かったです! -
「未来から逆算して自らのキャラを設定して、物語を紡ぐ」ことがこの本の伝えたいことだろう。他にも「リスクを取らないリスク」「過去は現在にさほど影響を与えない」など、頭に入れておきたい考えがたくさんありました。
-
物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術
著:けんすう(古川健介)
キャラを作って、ゲームの中を歩き回るような楽しみがある
まずは行動してみたら系の提案本
人の目が気になる系
将来が不安系
現状維持したい系
が対象です
成功する秘訣は、最初は自分の頭で考えない
めざすべきは、成功することではなく、自分が幸せな状態になること、なにがあっても、今が充実していると感じられること
⇒そのためには、思考の組み立て方を少し変えるだけで、人生を生きやすくすること、そして、幸せな状態に移行すること
■物語思考とは
・自分の理想どおりの人生を過ごすために、1つの物語を作るように考えること
・自分を主人公にして、物語を進めるように、人生を送ること
流れ
① 頭の枷をとってなりたい状態を考える
② キャラをつくる
③ キャラに行動させる
④ 環境を作る
⑤ 物語を転がす
⑥ たのしい物語を生きる
■頭の枷をとってなりたい状態を考える
・何がしたいかではなく、どうありたいかを考える
・過去からの積み重ねよりも、未来になっていたい状態を考える
・将来像をきめてから、今から行動を始める
・10年後になりたい状態を100個書く
・そこからブレーキをはずす
・抽象度を上げる方法
①なりたい状態を書き出す
②抽象度を上げてみる
③解像度を上げていく
④自分が幸せであるという状態を明確にする
⑤要求をジャンルごとに数値化する
⑥コンフォートゾーン(心理的ストレスがない状態)の基準を上げる
・最初から完璧なリストをつくらない⇒学習初期は無駄なルートをたくさん通った方が成功する
・伏線をたくさん張り巡らせる⇒どれか回収されればいいと考える
・リスクは分散することで減らすことができる、未来は予測してもはずれる
■キャラをつくる
・やりたい状態に近づくために、一番効率的なキャラをつくる
・結果とは、すぐにっ出ない、いい結果はなかなかでない
・自分はこういうキャラ⇒そのキャラがやりそうなプロセスを実行する⇒結果がでる
・キャラを決めて、良いプロセスを維持し続けること
・キャラ=求めるもの+動き+障害+選択
■キャラに行動させる
・キャラを作るときには、行動が欠かせない、キャラの行動とは両輪
・キャラの行動
①話し方
②行動
■環境を作る
・同じ環境でキャラを変えても、真価を発揮できない
・他人が自分のことを判断するように、自分で自分のことを判断している=自己シグナリング
・自分で自分の行動をみて、自分の性格を判断している
・周りから扱われ方が変わる⇒自分の行動が変わる⇒自分の性格が変わる
・状況や環境によって性格が生み出されていると考えると合理的
・大きく成功する人ほど、自分のおかげでけはなく、運やまわりのおかけ⇒時代の流れや環境で結果は変わる
・立場が変わったら、性格や行動が変わる
・仲間が変われば、自分も行動がかわる
・3つのドア
ファーストドア 正面入り口 99%が並ぶ、入れるかどうかわからない
セカンドドア VIP専用の入口 名家に生まれないと入れない
サードドア 誰にも教えてくれない、隠れたドア
・すごい人とつながるサードドア
その人がいちばんしてほしいことをする
つながりたい人のお客さんになってみる
・クイックウィン 最初に絶対勝てることで勝って、信頼を得る
■物語を転がす
・読者目線でおもしろいよと思えるように生きていく
・物語だったどうなると盛り上がるか
・名場面を作る(定性的、わくわく感、記憶しやすく語りやすく
・行動計画を立てる、目標は細かくする、戦略、作戦、戦術にわける
・行動も細かくする
・行動するためには
①不安なことはすべて紙にかう
②尊敬する人にメールを書く
③実行、アイデアは温めない、1つを考えるより、大量に試してみる
④判断と決断を区別する
判断 材料あつめ、真偽や善悪を見極める、自分の考えを定める
決断 意思をはっきりする
・リスク管理表をつくる 管理する、しないを決める
・失敗が物語を面白くする
■たのしい物語を生きる
・未来はどうなるかは、わからない
・キャラを作る利点は客観的になれるから
・人は物語を使うことで、思考や行動を大きく変えることができるから
目次
《本書の使い方》
オープニング 「物語思考」とはなにか?
ステップ1 頭の枷を外しながら、なりたい状態を考える
ステップ2 「キャラ」の作り方
ステップ3 「キャラ」に行動させよう
ステップ4 キャラが最高に活きる環境を作ろう
ステップ5 物語を転がそう
エンディング 物語にゴールはない
おわりに
ISBN:9784344037403
出版社:幻冬舎
判型:4-6
ページ数:260ページ
定価:1500円(本体)
発売日:2023年09月05日第1刷 -
自分が主人公だったら挑戦・失敗のない物語を選ぶか?
平坦な道を走るだけで終わるマリオをプレイしたいか?
やりたいこと(Do)ではなく、なりたい状態(Be)をイメージする。
★優しい男になりなさい、ではなく、優しい行動をしなさい。 -
この本では、環境と物語の力が結びついていることが印象的でした。環境は人を形成し、その中で自分自身を物語の主人公として配置することで、目標達成がより楽しく、ストレスフリーになると感じました。多角的に考え、自分をキャラクターとして設計することで、目の前の課題だけでなく、幅広い選択肢と可能性に目を向けられるようになります。このアプローチは、自己成長と目標設定に新しい風を吹き込む貴重な手法だと思います。
-
自分のキャリアを考えるにあたり、過去の自分を自己分析するやり方ではなく、理想とするキャラを作り、そのキャラクターが物語を転がすように人生を送ると、行動しやすくなり、生きやすくなるという内容。
いわゆる自己啓発本とは、角度の違う本で面白かった。文章も堅苦しくなく平易な内容で大変読みやすい。
自分が理想とするキャラを、自分に憑依するように生きることで、それが本当の自分なんだと思うようになる。(自分は自分のことを第三者が評価するように自分の行動をもとに評価している。)
だから、まずどんなキャラになりたいかの設定が大事。
また、キャラを定着させるために、そのキャラが取りそうな行動を繰り返し起こせるような環境作りが大事。
これらのノウハウを、土台となる考え方の部分からテクニック論まで、丁寧に説明してあり、キャリアに悩む人には大変参考になる本だと思う。 -
面白い!
従来は自己分析してそこからどんな自分にななれるか考えましょうという手法を取るけども、この本は未来から逆算的に考えて、どんなキャラを作っていくか?を考えていこうと言う本。
【心に残ったところ】
・キャラを作る利点
客観的になれること。
1番なりたい状態に近づくために効率的
・物語を転がす際に失敗する事は決してマイナスではない
・日本人は物語思考が合っている。
過程を大切にするから
・どういう情報発信したらよいか?
1番良いのは①みんなが知りたくて、みんなが知らないもの。
②みんなが知りたくてみんなが知っているもの
情報(フォロワー1万人まで)→意見→日記の順の投稿が◯
・環境が人をつくる
自分のキャラが活きる環境を
リスクはとる、とらないではない管理するもの
その人が1番してほしいことをする
環境大事
-
なりたい自分の像(キャラクター)を創り出して、そのキャラクター通りに立ち振る舞う事で、人生を「なりたい自分になるための成長物語」として生きていきましょうという内容です。
「やりたいこと」が見つからなくても、理想とする自分の姿に近づくことを大事にしようとけんすうさんは呼びかけます。
「なりたい自分なんてない」という場合や、なりたい自分をイメージできても現行の自分とのギャップに苦しんでしまう場合も、そうならないように丁寧にレクチャーしてくれる「人生のハウツー本」です。
本書のなかに”「失敗」が物語をおもしろくする”という項目があります。
”何も失敗しない物語の主人公がいいかというと、そういうわけでもないはずです。失敗や敗北をするからこそ、魅力的だったりもする。物語として考えると、失敗はまったく無駄じゃないんです。”(p.227)
失敗も物語の中では起伏をつくります。そこからの這い上がりもストーリーとして魅力的です。その「這い上がっていく自分」というキャラクターになりきってしまうのが大事だということだと思います。
読了後、とてもワクワクしました。
なぜなら、自分という「人生の主人公」をどのように行動させていくかを想像し、実際に動くことができるからです。物語の創作者になったような気持ち。しかも、それが自分の人生という「物語」。気持ちは盛り上がります。
未来に向けてなりたい自分を思い描くことを応援してくれる一冊です。