もうだまされない 新型コロナの大誤解

著者 :
  • 幻冬舎
3.81
  • (14)
  • (15)
  • (16)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 201
感想 : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344038134

作品紹介・あらすじ

本当にやるべき対策で身を守るためには、やらなくてもいい対策を冷静に判断する必要がある。
最新の対策法への評価からインフルエンザやスペイン風邪など歴史的観点からの解説も収録。



【もくじ】
第1章 新型コロナは空気感染しかしない
もはや笑うしかない新型コロナ対策。でも、笑えない
ビニールカーテンやパーティション設置の大きな落とし穴
テーブルやドアノブの消毒や環境消毒なんて無意味です
皮膚からの感染はありえない
ほか

第2章 手洗いよりうがいのすすめ
対処の基本は、結局のところ長時間の3密回避とマスク
感染者との出会いも短時間なら恐れることはない
たった1回の咳では容易に感染するような量のウイルスは出ない
ほか

第3章 PCR検査を増やせば良いという大誤解
意味がないPCR検査もある
本当は白黒だけじゃなく「ウイルス量」も調べられる
PCR検査は上手な使い方を‼     
ほか

第4章 ウイルスに勝つマスクの達人
ウレタンマスクはスッカスカ!     
マスクの生命線は素材性能と密着性
マスクを着けたらしてはいけないこと
ほか

第5章 こうすれば飲食店も営業できる
安全なお店や施設はウイルスを見て判断する
小さなラーメン店や焼き肉屋は換気の行き届いた「安全地帯」
トングから感染することはない
スタジアムや野外フェスは、屋外であっても密集注意
ほか

第6章 ウイルスと細菌は違う
ウイルス感染が起きる仕組み
新型コロナはインフルエンザと何が違うの?          
冬が要注意なのは粒子が小さく鼻から肺に入りやすいため
ほか

第7章 スペイン風邪の教訓を未来に活かす
「コロナ禍」が終わってもウイルスはなくならない
時間とともにウイルスはこう変わっていく
何度ものパンデミックの後を、我々は気にせず暮らしている
ほか

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本、売れているらしいですね。
    帯に「大反響発売即6万部突破」とあります。
    新聞の地元の書店の売れている本のランキングコーナーでも確か4位くらいにランクインしていました。
    ワクチン接種が進んでもまだまだコロナの本の需要はあるんですね。
    著者は国立病院機構仙台医療センターウイルスセンター長という肩書の方です。
    コロナの本は何冊か読んできましたが、今までの本よりコロナのことがよりわかってきたせいか、信憑性が高いのではないかという気がしました。

    私の場合は余りにも過剰に反応しすぎだったということがわかりました。
    例えば、私は図書館で借りた本をアルコール除菌ティッシュで拭いていましたが、必要ないそうです。
    外科医と同じ手洗いもやりすぎだそうです。
    何か触るたびに手を洗っていました。

    手洗いよりうがいが大切だそうで、ヨード液(イソジン)でのうがいは有効。
    緑茶の成分に新型コロナウイルスを殺す作用があるそうです。
    又、食べ物がウイルスで汚染され、それを食べたことによって感染が広がったという事例はないそうです。
    レジでのお金の受け渡しに感染リスクはないそうです。

    不織布マスクは正しくつければ、一般の人の日常生活なら十分と思われる性能を持っている。
    ウレタンマスクの効果はほぼゼロ。

    感染経路不明の患者が出たからといって、スーパーの商品や電車のつり革から接触感染したんじゃないかと幽霊に怯える必要もない。

    今まで、自分が心配性が過ぎて注意していたことがことごとく否定されていました。
    他にも飲食店を経営されていらっしゃる方に読んでいただきたい項目などもあり、大変有意義な書籍だったと思います。

  • へーって感じ。空気の循環が大切らしいことはわかった。興味ある人には良いのかもしれない。

  • 新型コロナは、空気感染。対策には換気が一番。予防には不織布マスクをしっかりと顔に密着すること。(アベのマスクやポリウレタン製では効果なし)
    アルコール消毒は、汚れを先にとることが必要。石鹸と併用とか、何度もしていると、手が荒れてかえって良くない。
    肺に入る前の喉や鼻腔に留まっているウイルスを、局所的に留めておくには、うがいも有効。
    レストラン等では、換気が効いている場所に座る。空気感染なので、換気が悪ければアクリル板が少しくらい高くても、リスクがある。
    など聞いていることも多かったが、参考になった。
    ただ、PCR検査には否定的で、抑制していたからこそ、欧米などよりも感染率が低かったようなことが書かれていたが、疑問。他の専門家の言うことも参考にしたい。

  • イメージしやすく、わかりやすかった。

    パーテーションにより、空気が滞留し逆にリスクが高まるケースがあるという事実に驚いた。

  • この本に書かれている内容すべてが正しいとは言い切れないとは思うが、それでも、参考になる部分は多々見受けられた
    疑問に思っていたことなどもバッサリと解説してくれていたりして、「やっぱりそうだよね」という納得も得られた
    (例)アクリル板設置の無意味さや、ウレタンマスクの効果など
    正直、ちょっと気が楽になった

  • コロナと折り合いをつけるきっかけとしたいと思い、購入しました。本書で、コロナは空気感染であり、ウィルスを吸い込まないように気をつければよいと知りました。ウィルスが喉や肺に入らないように、マスクをしたり、うがいを積極的に取り入れるのがよいということです。特に、物の表面からの感染はないということが新たにわかって、安心しました。ひとつ気になったのが、日本の感染者が、欧米各国のそれに比べ少ない大きな要素とされる、いわゆるXファクターを、日本人のこまめなマスクの着用としていたことです。筆者の主張に異論はないのだけど、井上正康さんの著書では、コロナは4種類あり、、日本人が昔からかかってきた風邪の原因ウィルスの仲間であり、ヒガシアジアにナジミ深い土着型ウィルスであるということです。そして、毎年風邪にかかったり治ったりしながら免疫訓練をしてきたことをX ファクターとしています。コロナは怖くないと主張している専門家の間でも見解が分かれるのだと分かりました。

  • 2021.9.17読了

  • 空気感染の意味がわかった。正しい知識を持って臨みたい。

  • 穏当な内容。

    PCR検査もいろいろな感染対策もすべて向き不向きがあり、何を「どのくらい」実施するのが最適かはそれこそケースバイケースで判断すべきというごく当たり前の主張がされている。

    手洗いよりもうがいが有効というのはよくわかった。

    権威主義の老害も困り者だが、それ以上に単純でセンセーショナルな情報をまき散らす日本のマスゴミこそが真っ先に駆除すべき害悪だろう。

  • 呼吸器系ウイルス感染症を専門とする著者による、コロナへの見解。
    (マスコミその他で露出している「専門家」は、呼吸器系ではないウイルスが専門か、そもそもウイルス感染症が専門でない人が多いそうです。つまりコロナに関しては専門ではないという)

    この手の本は過激な煽り的な内容になっているものが多く、この出版元もその傾向があるように思い警戒しながら読んだが、おそらくこれが正しいコロナ対応であろうことが説得力を持って語られていた。
    過剰な手洗いやアルコール消毒が無駄なことも、科学的(定量的?)に説明されている。戸外での感染リスクも、シチュエーションによって安全と要注意の区分けが明確にわかりやすい。
    もちろん、コロナなんてただのカゼ的に、何でもかんでもOKなどということは言っていない。気をつけるべき点にはきちんと注意を払って、生活していかなくてはいけない。その注意ポイント(&やっても無駄な対策)はどこなのかが、明確に示されている。

    これからの世界は、コロナと付き合いながら生きていかなければいけなくなる。そうしたなかで、すべての国民が冷静になって読むべき本であろう。

    ただひとつ、第3章でPCR検査数をただ増やすことには反対している点がよく納得できなかった。広い意味での偽陽性というか、精度の低い検査が広まっていることを問題にしているのか、またはPCR検査の性格を知らずにやみくもに検査が叫ばれ、その結果だけで一喜一憂している状況を批判しているのか? もう一度、慎重に読み直してみようと思う。

全25件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1955年山形生まれ。国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長。専門は呼吸器系ウイルス感染症、とくにインフルエンザ。
1984年山形大学医学部医学科卒業。医学博士。山形大学医学部細菌学教室助手を経て、1994年4月から米国National Research Councilのフェローとして、米国ジョージア州アトランタにあるCenters for Disease Control and Prevention(CDC)のインフルエンザ部門で研究に従事。1996年12月に帰国後、国立感染症研究所ウイルス一部主任研究官を経て、2000年4月より現職。
訳書に、A・W・クロスビー『史上最悪のインフルエンザ――忘れられたパンデミック〈新装版〉』(みすず書房)、R・E・ニュースタット、H・V・ファインバーグ『豚インフルエンザ事件と政策決断――1976起きなかった大流行』(時事通信出版局)、D・ゲッツ『感染爆発――見えざる敵=ウイルスに挑む〈改訂版〉』(金の星社)。また、内務省衛生局編『流行性感冒――「スペイン風邪」大流行の記録』(平凡社東洋文庫)の解説を務める。

「2021年 『もうだまされない 新型コロナの大誤解』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西村秀一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
凪良 ゆう
横山 秀夫
リンダ グラット...
伊坂 幸太郎
朝井 リョウ
有効な右矢印 無効な右矢印

もうだまされない 新型コロナの大誤解を本棚に登録しているひと

ツイートする
×