突き抜けろ 三木谷浩史と楽天、25年の軌跡

  • 幻冬舎 (2022年12月23日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344039032

作品紹介・あらすじ

常識に挑む実業家の素顔関係者らが明かす、創業四半世紀1997年にたった6人で創業した、ベンチャー企業、楽天。創業当時、ネットでモノは売れないと揶揄され、楽天市場の初月の売上げはたった数万円。しかし、25年経った現在、そのベンチャー企業はショッピングのみならず、ネット上で国内屈指の銀行、証券会社を有し、クレジットカード発行枚数はダントツ日本一、売上高1.7兆円の巨大経済圏を形成する、メガ企業に成長した。本書では、楽天の成長を紐解くために、創業者、三木谷をはじめ幹部ら15人超にインタビューを敢行。挑戦と挫折の歴史から、社運をかけて乗り込んだ、携帯電話事業の全貌に至るまで、唯一無二の壮大な物語が完成した。【章立て】はじめに第1章:聖域を作るな・「やる気がないなら、来るな」・市場の出店者がゼロになってもいい・・・第2章:旗を立てよ・「オレが営業本部長をやる」・グーグル並みのポテンシャル・・・第3章:地べたを這いつくばれ・社名はみんなで考えてほしい・倒産寸前の状況・・・第4章:世界の鏡を見よ・英語化の大きな効果・イニエスタを連れて帰る・・・第5章:クレイジーであれ・遅れに遅れた基地局設置・申込みが殺到、処理システムはパンク・・・三木谷浩史ロングインタビュー

感想・レビュー・書評

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  • 楽天の起業から25年間の軌跡を書いた一冊。
    楽天のサービスを利用している人なら、楽しく読めると思う。

    6人で起業して、25年で日本を代表する企業となった楽天の成長と苦労が書かれていて、読んでいて胸が熱くなる本でした。

  • 一代でこれだけの規模の会社を作った三木谷さんは
    やっぱり凄いとしかいいようがない。
    楽天の歴史の振り返りとして読んだ。
    私が大学生なら楽天に入社したくなるだろう。
    東大生の人気ナンバーワンというのもうなづける。
    楽天モバイルはどうなるのかな。なんだかんだいって成功するような気がする。

  • 楽天経済圏をフルで使いまくってたけど、今回本を読んで初めてちゃんと楽天のこと知ったかも。三木谷さんすごいな。この本は三木谷さん本人の言葉というよりは、その周りの社内の役員の人たちだったり社員の言葉で三木谷さんや会社のことが語られてて、だからこそ余計に信憑性がるというか、伝わるところが多かったなあ。三木谷さんはじめ優秀な人の周りには、優秀な人が集まるんだなあと、と同時に三木谷さんの意思をついだ社員たちがワクワクしながら仕事をして、目標に向かってく強い人たちが多いし、どんな環境で働くかはめっちゃ大事だよなと思った。てか社内公用語英語化はむっちゃ大変そうだけど、自分にとってもすごい経験値になりそうだわ、楽天で働いてみたくなった。。あの一員になりたい。。

  • 元々、三木谷氏のイメージはカリスマ・大胆・(失礼だが)高慢。本書を読んで、三木谷氏の「日本を良くするため」という純粋な想いが、ここまで楽天を成長・拡大させてきたというところが印象的だった。楽天という少し未知・異様な会社に触れることができ、それ自体が楽しかったし、応援したくなった。

  • 名著だった。

    個人的に、楽天という企業はとても好きであり、影響を受けた企業でもあるだけに、非常に面白かった。

    創業から25年間の歴史を、各経営陣とのエピソード形式で色濃く描かれていて、全く飽きることなく読み進められる。
    Kindleで読んでて、ほぼ全ページにマーカー引くレベルだった。

    河野さんとの楽天市場のモバイル経由のマーケット予測の話、
    月額5万円から従量課金にする際の対店舗の対応、
    2004年に楽天市場の流通総額の伸びが鈍化してきた際、三木谷さん自ら営業部長をやると言い出した時の話、
    物流事業参入時の話、
    送料無料開始時の話、
    楽天スーパーSALEの誕生秘話、
    文化の徹底(聖域はない)、
    元トヨタの武田さんとのエピソード(海外留学から転職、オペレーション構築
    元ヤフーの有馬さんとの縁、
    などなど、面白ポイント多すぎた。


    確実にまた時間を空けて読む。

  • 楽天関連の本はほぼ全部読んできたけど、
    これまで知らなかったことリアルがたくさん描かれていた

    新卒で入社して、仕事の意義、インターネットの面白さ、ベンチャーの醍醐味を教えてもらった会社

    楽天という会社、三木谷さんという実業家がより好きになった一冊

    ・世の中を良くしようという大義名分
    ・即断即決の行動
    ・本質を貫いた強い意思

    楽天の成長のエッセンスが詰まっていて、改めて勉強になった

  • 新しい事を始める際に読み返したい

  • 楽天は色んな事業に顔を出しているというイメージだったけど、この本を読んたことで楽天のイメージが変わった。
    本気で世の中を変えていきたいという情熱が感じられた本だった。

  • 楽天の創業者、三木谷さんを描いた本。
    楽天の強さは三木谷さんの徹底度、日本を元気にするというビジョン、自分たちが革新を起こす必要があるという思考、お金のためではなくどう世の中を変えていくかに価値を置いているからだと学んだ。
    また、三木谷さんの凄まじい行動力と決断力の速さに驚かされた。相談された時に即決し、NOとはっきり言う。
    「自分が生きていなかった世界より、自分が生きていた世界の方が、ちょっと良かったと、多くの人に思えるような人間になりたい。」という考えにとてつもなく共感した。
    他にも沢山メモしたことあるけど、この本で俺の就活は変わった。

  • 三木谷さんと楽天の25年の軌跡。
    先見の明で、インターネットの黎明期にショッピングサイト楽天を立ち上げた三木谷さん。
    その後様々な業界に進出したその舞台裏を、三木谷さんと一緒に働いてきたトップの人たちが語っている。
    既存の電話回線業界に乗り込んで楽天モバイル立ち上げた話はすごいと思ったが、消費者としては、楽天モバイルもワイモバイルもUQモバイルも、値段もサービスもあまり変わらないのでは?と思っている。
    楽天が参入したおかげで、スマホ料金がぐっと下がったというのはありがたいけど。

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著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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