- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784344039063
作品紹介・あらすじ
台湾LGBTQ映画史上興行収入 第1位
2020年台湾映画興行収入 第2位
台湾メガヒット映画の小説版、切なすぎるほど切ないラブストーリー!
「どうしてずっと笑ってるんだ。もしかして、俺と出会ったからか?」
家族からのプレッシャー、社会の偏見や差別のなか
二人の男子高校生は、胸が張り裂けるような恋に落ちる。
1987年、長きにわたる戒厳令が解除された台湾——。
全寮制のカトリック系男子高校に通うアハンと、転校生のバーディは、
校内のブラスバンド部で出会い、次第に惹かれ合うようになる。
特別な愛情に戸惑いながらも青春を謳歌する二人だったが、
学校が男女共学になったことで、その微妙な関係が狂い始め……。
大手書店チェーン「台湾誠品書店」で12週連続第1位(小説部門)!
台湾最大ネット書店「Books.com.tw」で年間TOP100ランクイン!
アジアで初めて同性婚を法制化した台湾で6万部突破。
異例の大ヒットを記録した長篇小説、ついに日本上陸!!
Sponsored by the Ministry of Culture, Republic of China (Taiwan)
感想・レビュー・書評
-
【新刊紹介】台湾の「いま」を作った多くの人を心に刻む:湛藍(著), 大洞 敦史(訳)『君の心に刻んだ名前』 | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/bg900395/
時代を越え貫く男性同士の純愛を描いた台湾映画『君の心に刻んだ名前』 監督インタビュー - Tsunagary Cafe(つながりカフェ)
https://tsunagary.jp/archives/3878
君の心に刻んだ名前 | 株式会社 幻冬舎
https://www.gentosha.co.jp/book/b14194.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最終的にはハピエンだけれど、そこに至るまでは長く苦しい葛藤が延々と続く話であった。窮屈な学生生活でも型にはまることなく楽しむバーディに、初めて会った時から友だち以上の何かを感じたアナン。しかし同性同士でどうにかなるにはまだいろいろなハードルがあった少し前の時代の話。いつも生徒のことを優しく見守り、味方になってくれていた神父の先生が、アナンの苦渋の告白に理解を示してくれなかった場面は辛かった。時は流れ、異国の地での邂逅には少々出来すぎ感もあったが、ようやくこれから本当の二人の人生が始まると思うと感慨深い。
-
台湾のラジオを聴いていた時流れてきた曲がとっても素敵で、それがクラウド・ルーの「刻在我心底的名字」でした。
その曲の映画のお話です。
1987年、戒厳令が解除された台湾、惹かれ合うふたりの男子高校生のストーリー。
社会からの目、偏見、相手を想う気持ち、心のすれ違い、親子関係‥なんてせつない
台湾の風景も素敵だろうし、あの主題歌はぴったりだろうし、やっぱり映画観るしかないな。 -
「全身全霊で人を愛する」ことから遠ざかっている今の自分にとって、ひたすらに眩しいお話。
例えば異性だったとして、果たしてここまで人を愛すことができるだろうか?(作中の書き方を真似てみる)