ファズイーター

  • 幻冬舎 (2022年3月24日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344039179

作品紹介・あらすじ

累計46万部突破「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズ、最高傑作!

警視庁上野署の若手署員がナイフを持った男に襲われ、品川では元警官が銃弾に倒れた。いずれも犯人は捕まっていない。一方、指定暴力団の印旛会も幹部の事故死や失踪が続き、混乱を極めていた。組織犯罪対策課の八神瑛子は傘下の千波組の関与を疑う。数ヶ月前から、ご法度の薬物密売に突然手を出し、荒稼ぎしているからだ。裏社会からも情報を得て、カネで飼い慣らした元刑事も使いながら、真相に近づいていく八神。だがそのとき、彼女自身が何者かに急襲され……。手段を選ばない捜査で数々の犯人を逮捕してきた八神も、ここで終わりなのか?

感想・レビュー・書評

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  • 組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズ。

    警視庁上野署の若手署員がナイフを持った男に襲われるという事件が発生。
    品川では元警官が銃弾に倒れ、犯人には逃走されている。
    警察関係の事件がある一方では、暴力団幹部の事故死や失踪が続いていて混乱状態。

    この両方に関わりながら八神が危険と背中合わせの状態で必死に追いつめていく。
    命懸けで挑む姿は、刑事とは思えないほどの迫力。
    ひとつ事件を片づけたとしてもまた市民の暮らしを脅かす賊は現れるのだろうが。

    久しぶりに組織犯罪の刑事ものだったが、今回は少しおとなしめな八神瑛子だったように感じた。
    ひとりで追いつめていく姿や命もぎりぎりの攻防戦はいつもながらだと思ってしまってる。
    もう少し違う角度で複雑さが欲しかったかな。

  • <東北の本棚>裏社会と戦う女性刑事 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
    https://kahoku.news/articles/20220731khn000005.html

    深町秋生のおすすめ本6選!“このミス”大賞受賞作家 | ホンシェルジュ(2021.11.24)
    https://honcierge.jp/articles/shelf_story/3079

    ファズイーター | 株式会社 幻冬舎
    https://www.gentosha.co.jp/book/b14232.html

  •  八神瑛子がまたやってくれた。この手の小説になると、どうしても女の主人公では物足りなくなりそうなものだが、瑛子の場合そうならないから安心して読める。

     八神瑛子は組織犯罪対策課の女刑事。それもとびきり黒い噂のある悪徳刑事だ。

     上野で警官がナイフで襲われるという事件が発生。時を同じくして品川で元警官が銃殺されるという事件が起こる。犯人は凄腕の殺し屋。

     その殺し屋を巡って巨大な陰謀が蠢き出し、瑛子もその渦中に巻き込まれていく。

     今回も読み応え十分だったが、やはり甲斐が抜けた穴は千波組にだけでなく、物語的にも大きい。

  • 女性刑事の書き手としては個人的に誉田哲也と双璧と思う作者による力強さのある作品。筋としてはストレートなのであまり頭を使う必要はない分、力が入る。八神の活躍は言うまでもないが三下ヤクザの妻の香麻里の存在感がより作品を魅力的なものにしている。諦念と自棄っぱちの中に妙な熱さを感じたのだが、それがなぜか心地よかった。そして修羅場を乗り越えることによって成長していく姿にも感じるものがあった。見せ場が多く飽きることのない良作。

  • 組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズ好きなんですけど、
    今回はなかなか入り込みにくかったです。
    八神は女性でも激しいです。
    でも、楽しみに待っているシリーズです。

  • 八神瑛子ばっちばちに暴れてて、すごかったな。これだけ死んでたら、どんどん登場人物いなくなってくなあ。

  • シリーズ第5弾。シリーズものの楽しみはレギュラーメンバーの活躍。歯周病のキャリア署長、黒社会の女ボス、用心棒の女格闘家等、今回も存分に楽しめました。
    本題の事件性は少し薄く感じました。

  • 感想
    瑛子は八神金融と、首席監察官を更迭に追い込んだことから、周囲から隠然たる力を持つものとして見られ始めていた。

    どこまで巨大になるのか?今回の巻で、当初より揉め事があった千波組が消滅し、印旛会も消滅の危機にある。筆者の他の小説にも同じ暴力団の設定があったので今後はその部分も変わってくるかもしれない。

    あらすじ
    八神瑛子シリーズ第5段。千波組は若頭と補佐を失って、印旛会でも弱体化が甚だしい。組長の有嶋は御法度であった麻薬ビジネスに手を出し、印旛会の幹部を手にかけ、なりふり構わず活路を見出そうとしていた。

    一方、上野署管内で警察官が交番で襲われる事案が発生し、動機が警察の市民に対する不手際を糾弾するものであった。先月には品川で、不祥事をした元警官が射殺される事案が発生していた。

    有嶋は、警官殺しに瑛子を狙わせようとしていた。瑛子はなんとか襲撃をかわすも、警察に拘束され、身動きが取れなくなってしまう。

    有嶋は片浦を使って、印旛会会長の籠島を殺す計画を立てていた。

  • 八神瑛子〜最高❣❣
    やっぱり、やってくれました❣

  • 助かってほしい人がなんとか無事でホッとした。

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著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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