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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344039506
作品紹介・あらすじ
大人でいることにひと息つきたくなったら読んでほしい。
愛しい思い出がくれたのは、未来の希望でした。
朝の純真さを忘れ、切ない夜に自分を
閉じ込めていた女性の成長を描く感動作。
今日マチ子さんの漫画「夜の大人、朝の子ども」の1ページ目は、
土曜日の家族連れは大きな花束みたいだ から始まります。
離婚して、息子の親権を夫に渡し、ひとり暮らしをするゆいにとって、休日に見かける家族の姿はとてもまぶしく見えるからです。うっすらとした不安や焦りを抱える彼女にとって、「無邪気でいられた子どもに戻りたい」という願いは浮かんでは消えますが、夜見る夢の中で叶います。
引っ越してから音信不通だった親友、寂しいときに大切な1冊を教えてくれた図書館司書の先生、意地悪をされてもどこか嫌いになれなかったクラスメイト……。あたたかい子ども時代に、大人になって感じた傷を癒されて過ごしていくうちに、また夢の中で願うのです。「はやく大人になりたい」と。子どもの頃の思い出が、大人のわたしに勇気と自由をくれる全12話の漫画です。
感想・レビュー・書評
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以前読んだときよりも心に沁みたのは、この本を描いているときの著者の心境といま近い状態だからだと思う。あとがきも含めて好きな一冊。
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一人の女性の物語。今日マチ子さんが「世界から必要とされていないなんて、どうでもいい」と思えた時にできた作品のようです。
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すごく良かったんだけどまだうまく言葉にできない。うまく言葉にできないけど、心が仕事で荒んでしまっている最近においてはかなりバンドエイド的な役割になってくれた感じがする。もう一回読んで感想書く。2022.07.30
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「私が世界を必要としているならそれでいいじゃないか」
本当に世界を必要として生きている人が、しがみつける人がどれほどいるか?
最近は一周回って軽やかでありたくなってきた -
夫と別れ、息子の親権も失い、孤独と向き合う女性の過去と現在をつなぐストーリー。饒舌ではなく人や空間や時間の余白を味わうような感じである。細い線と水彩画のようなタッチに、キャラクターの柔らかな人柄のようなものを想起させる。イラスト作品とは違う何度も噛み締めたくなる作品。
著者プロフィール
今日マチ子の作品





