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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344040168
作品紹介・あらすじ
苦節7年!30年ぶりのチャンピオン獲得を手繰り寄せた、エンジニアたちの群像劇2015年、2008年シーズン以来のF1復帰を果たしたホンダ。しかし、かつて16戦15勝という圧倒的強さをほこり、アイルトン・セナが駆った「マクラーレン・ホンダ」の復活として、大きな期待を集めたが、復帰当初は技術力不足から大きな挫折を経験。そこから7年。ホンダのエンジニア達は、オールホンダの力を結集し、30年ぶりのドライバーズタイトル獲得。どん底から世界一に登りつめた、エンジニア達の苦難と栄光を追う。Prologue:奇跡のファイナルラップ第1章;決意と覚悟と意地と第2章:苦難から信頼へ第3章:強力なパートナー第4章:確執第5章:受け継がれる本田宗一郎の「魂」
感想・レビュー・書評
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2021年、レッドブル・ホンダが30年ぶりにチャンピオンに輝くまでの取材記録。
※正確にはホンダエンジン搭載のマシンに乗ったドライバーが、ドライバーズチャンピオンを取ったのが30年ぶり。
マックスとルイス、同ポイントで最終戦の最終ラップで決まったチャンピオン。
こんな劇的な決まり方は小説で書くと嘘くさくなるほどの展開だった。事実は小説よりも奇なり。
ホンダはジェット部門など他部門も巻き込んで、オールホンダで戦い頂点にたったというのは、日本人にとって大好きなストーリーじゃないかな。
おそらく25年まではレッドブルが有利だと思うから、アストンにエンジンを乗せる26年からどうなるか楽しみである。レギュレーションも変わるし。
1~2年で撤退とか言わないで欲しい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出たり入ったり好きではなかったホンダの態度。
上の決定に翻弄される部下たちと、それでも前者一丸となって進めていく姿に強さを感じた。
エンジンの課題にホンダジェットのメンバーが手助けするシーンなど良かった。
数えきれない悔しさが、
私たちを強くした
社員をまとめる求心力がF1にはあるようだ -
エンジニアの一人として、忘れてはいけないものがつまった一冊。
特に、第4期の初優勝となった2019年オーストリアGP決勝レース、残り13周で、パワーユニットの制御モードを変える判断をした時の、田辺さんと深尾さんのやり取りが記された第3章に感動。
▪️同じ目的を共有できれば、同じ情熱を共有する。困難に直面したときは、オープンに正直に向き合った。(クリスチャンホーナー)
▪️人がやらないことをやるのが発明、創意工夫であるという考え方を持っている。いろいろな困難があると思う。困難な問題だから失敗がある。失敗があるから、われわれはそれを成し遂げることによって発明が成り立つのだ。(本田宗一郎) -
ややドラマチックに描かれすぎているきらいはあるが、現場の想いがよく伝わってきた。
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2021年からF1をDAZNで観戦するようになり、F1の魅力に取り憑かれた。
日本を代表する自動車会社のホンダがどうやってレッドブルとともに勝利を得ることが出来たのかを知ることが出来る一冊だった。
ホンダがF1に戻ってくるのを楽しみに待ちたいと思う。 -
NHKのHONDA特集を書籍にしたもの。残念ながら放送でカットされたネタ、みたいなものはなく、基本すべて映像化されたもの。放送はすべて見たので、サクサク読めてしまうのだが、新しいものがないので、結構残念な感じ。
とはいえ、やっぱり技術も最後は「人」というのは、ITでもエンジンでも同じか。その辺りは、ITにも通じるんだよなぁ、と強く思ったかなぁ。 -
20221008
NHK取材班の作品





