1980年、女たちは「自分」を語りはじめた フェミニストカウンセリングが拓いた道

  • 幻冬舎 (2023年3月8日発売)
3.29
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 102
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784344040830

作品紹介・あらすじ

「このひとがいなかったら、日本にフェミニストカウンセリングはなかった。最後の著書になるかもしれないと、明かされなかった秘密を今だから語り残す。」――上野千鶴子(社会学者)母、妻としての役割しか求められない女性たちの心理的虚しさは、贅沢な悩みとして取りあってもらえず、夫からの暴力は夫婦間の問題として軽く扱われていた。セクハラという言葉はなく、痴漢は女性に隙があったと責任を転嫁された。1980年とはそんな時代だ。フェミニストカウンセリングは、「苦しいのは、あなたが悪いのではない」と女性たちへ「語り」を促し、社会の変化を後押ししてきた。「ノー」を言う、自己主張をする、「自分」を伝えるためにもがいた、連帯の土台。女性たちが語り、聞いてもらえるカウンセリング・ルームをはじめて作った創始者がエンパワーメントの歴史をひもとく。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • エッセイ > 河野貴代美のボストン留学便り(no.1 ) | ウィメンズアクションネットワーク Women's Action Network(2021.11.28)
    https://wan.or.jp/article/show/9817#gsc.tab=0

    「ノーを言う」「自己主張をする」女性たちが声をあげ、語るために必要だった歴史|1980年、女たちは「自分」を語りはじめた|幻冬舎編集部 - 幻冬舎plus
    https://www.gentosha.jp/article/22953/

    1980年、女たちは「自分」を語りはじめた フェミニストカウンセリングが拓いた道 | 株式会社 幻冬舎
    https://www.gentosha.co.jp/book/b14877.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「女だから」「男たるもの」の息苦しさから逃れるための“自分を語る”勇気|コンサバ会社員、本を片手に越境する|梅津奏 - 幻冬舎plus
      ht...
      「女だから」「男たるもの」の息苦しさから逃れるための“自分を語る”勇気|コンサバ会社員、本を片手に越境する|梅津奏 - 幻冬舎plus
      https://www.gentosha.jp/article/23065/
      2023/03/29
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      女の本屋 > わたしのイチオシ > 河野貴代美著『1980年、女たちは「自分」を語りはじめた: フェミニストカウンセリングが拓いた道』   ...
      女の本屋 > わたしのイチオシ > 河野貴代美著『1980年、女たちは「自分」を語りはじめた: フェミニストカウンセリングが拓いた道』   投稿◆坂上香 | ウィメンズアクションネットワーク Women's Action Network
      https://wan.or.jp/article/show/10585#gsc.tab=0
      2023/05/11
  • 女性問題についてフェミニストカウンセリングの手法を作った著者は開拓者だと感じた。
    巻末の上野千鶴子さんとの鼎談もなかなか骨のある話で面白い

  • 医学部分館2階心理学 : 146.8/KAW : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410170926

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1939年生まれ。シモンズ大学社会事業大学院修了(MS)、元お茶の水大学教授。
専門:フェミニストカウンセリング、臨床心理学、フェミニズム理論、社会福祉。日本にフェミニストカウンセリングの理論と実践を初めて紹介し、各地におけるカウンセリング・ルームの開設を援助。後、学会設立や学会での資格認定に貢献。
著書:『自立の女性学』(学陽書房、1983)、『フェミニストカウンセリング(Ⅰ・Ⅱ)』(新水社、1991/2004)、『わたしって共依存?』(NHK出版、2006)、『わたしを生きる知恵』(三一書房、2018)、『それはあなたが望んだことですか』(三一書房、2020)ほか。
翻訳:P・チェスラー『女性と狂気』(ユック舎、1984)、H・パラド他『心的外傷の危機介入』(金剛出版、2003)ほか多数。

「2022年 『やわらかいフェミニズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河野貴代美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×