太閤暗殺 秀吉と本因坊

  • 幻冬舎
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感想 : 5
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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344040854

作品紹介・あらすじ

申してみよ、秀吉はいったい誰に毒を盛られたのじゃ?
大坂の陣を控えた慶長19年(1614)、文月――。
本因坊算砂は、徳川家康に妙喜庵の茶室「待庵」へ呼び出される。
豊臣家を滅ぼすにあたり、確乎たる大義を求める家康は、
その場で予想だにしない話をし始めた……。


信長・秀吉・家康の囲碁の師匠として対局を重ねた本因坊算砂。
この男だからこそ知り得た豊臣家の秘密と天下人の死の真相とは?

待ち受ける驚きと興奮――。戦国史に新たな光を当てる歴史ミステリ!
この秋一番の話題作!

感想・レビュー・書評

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  • 一期一振と不動国行が登場しますよ刀剣好きの皆さま。

  • サヤと再会するなら、獄死したのは誰?

  • 直前に読んだ羽鳥好之「遊びをせんとや 古田織部断簡記」は茶の湯という視点をつかった徳川の始まりの物語でしたが。本書は囲碁をいう視点をつかった秀吉の終わりの物語でした。昨年、NHK大河ドラマの再放送で「黄金の日々」を毎回録画して満喫しましたが,そこに出てくるオールスターがまた違った人物造形でどんどん出てきます。この小説も大河以上の登場人物が思惑のタペストリーを編みながら書名である「太閤暗殺」に向かって突き進んで行きます。主人公は、もっぱら物語の織物の中でひたすら受け身でありますが、しかし本因坊という囲碁の名人でしかありえない結末も納得感あります。逆に,その結末から逆算して作られた小説かもしれません。ただ囲碁を知らない自分としては、このストーリーの中で囲碁の世界をもっと知りたかった、というのが最初の期待値だったかも。

  • 囲碁の名人であり、
    信長・秀吉・家康の
    師匠であった本因坊算砂。
    戦国の世を駆け抜けた天下人のうち、
    あろうことか、
    ふたりの最期を見届けた!?
    〝謎〟は謎のままなのだろうが
    歴史好きには何とも悩ましい…。

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著者プロフィール

坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。主なシリーズに「鬼役」「鬼役伝」「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「はぐれ又兵衛例繰控」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

「2023年 『うぽっぽ同心終活指南(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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