ドS刑事 事実は小説よりも奇なり殺人事件

  • 幻冬舎 (2023年3月29日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344040861

作品紹介・あらすじ

累計60万部突破の人気シリーズ最新作。新キャラクターは、ドラマかぶれの熱血刑事!警視庁捜査一課の黒井マヤは「死体が見たいから刑事になった」筋金入りの猟奇マニア。その驚異的な推理力で数々の事件を解決してきたが、死体を見たいがために、犯人の名前をなかなか開陳しないのが玉にキズ。ある日、新しく配属された特務係の捜査の一環で、マヤは相棒の代官山巡査、ドMな東大卒の浜田、そして新メンバーの天神らとともに、「カトリック久慈見教会ぶどう酒祭り」を訪れる。だが幻のワイン「クジミ」を飲んだ神父ら、11名が死亡。代官山も意識不明の重体に。ワインには新型の農薬パラキラールが混入されていた。前代未聞の無差別殺人事件に、本気モードのマヤが挑む!

感想・レビュー・書評

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  • 代官様が不在な今回は、マヤの洞察力はあるものの容疑者に対するドSっぷりは見られず、いつもと違う雰囲気です。

    初めは新しいメンバーやら立ち位置やらよくわからず、シリーズ作品を1つ読み飛ばしている!?と思ってしまいましたが、きちんと新メンバーに至るエピソードが出てきました。

    表紙のイラストも「あぁ、なるほど」と感じられます。

    希少価値の高いワインの試飲会に行き、事件に遭遇したマヤたち。独自な操作が展開されますが、代官様の代わりを新メンバーのクセのある天神様が努めてます。

    次回はフルメンバーで臨むのか、楽しみです。

  • 唯一の常識人・代官様不在でどうなるかと思いましたが、新メンバー・天神も中々良いキャラで、何とかメンバーがまとまってくれて良かったです。

    いつもはマヤのヤバい部分が浮き彫りですが、今回は天神がまだその本当の姿を見ていないので、割とライトな感じでした。

    代官様不在だったのが寂しかったので、次巻は是非このフルメンバーの活躍に期待しています。

  • ドS刑事シリーズ第8段。と言いながら、ドS度はかなり薄くなってますね。ミステリーとしても、まあまあB級としてはよくまとまってると思いますね。殺人も、最初に大量殺人があるだけで、次々に死んでいくというわけではなく、事件の真相を突き止めていく過程を丁寧に表現しています。
    さて、ドS刑事シリーズはこれで読み終わったので、次は死亡フラグシリーズに行きたいと思います。

  • どs刑事って言うから助平の事かななんて思ってしまった!そうしたら全く違うじゃない!サドのs刑事なんだと少し読み進めて気がついた。どエライ事件に---肩凝らず楽しく読み進めてしまった!

  • シリーズ第7弾。・・・かな?

    殺人現場が大好きな主人公女性刑事とその仲間が事件を追うお話。

    コメディー要素多めの刑事ミステリー。
    新しいキャラクター登場するもやや魅力不足感あり。

  • ワイナリーの試飲会に幻のワイン「クジミ」の抽選を当ててしまった代官山がまさかの重体になる!ワイの中に毒が混入されていたのだ!マヤの推理によっていつも通り事件は解決したものの、代官山の運命は?な今回の事件も中々面白かった。


  • いつもより読みやすかった!気付いたら読了してました。
    新キャラの天神、共感性羞恥を感じずにはいられないキャラだったけど良いキャラだったと思う。
    今回の話は自分なりに推理しながら読めたので、個人的には読んでいて楽しかったです。自力で解けなかったのは悔しい〜!
    次の話も早く読みたい!変わらず、好きなシリーズです。

  • シリーズ8作目!
    いつもは代官様の目線中心で話が進んでいくが、冒頭で事件に巻き込まれてずっと意識不明に...
    代わりに新キャラ目線で話が進んでいったので各登場人物の紹介的要素も多かった。
    いつもの3人が良いテンポで話を進めていくといった展開とはちょっと違った。

  • ドSじゃないのがありがたい。刑事ドラマかぶれにイラつく。

  • 今回、あれこれやらかしたことがばれて飛ばされたマヤ達。その部署に同じようにやらかして飛ばされてきた新顔あり。
    新しい部署では過去の事件を再調査…と言う名目でなんだかんだ理由をつけて超貴重なワインを飲みたさにワイナリーに行った一行。なんとそこで毒ワイン事件が勃発。
    代官山はその事件でずっと意識不明。そのせいなのか相棒がいないマヤの調子は今一つ。新顔の天神とともに事件を追うが、読んでるこちらもなんとなく調子がつかめないまま事件解決へ。
    代官山の両親も出てきて、最後の最後であれでは、代官山の将来は決まったな…。

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著者プロフィール

1969年、静岡県生まれ。第8回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉として『死亡フラグが立ちました! 』(宝島社)で2010年デビュー。
他の著書に「ドS刑事」シリーズ(幻冬舎)、「山手線探偵」シリーズ(ポプラ社)、「バリ3探偵 圏内ちゃん」シリーズ(新潮社)など多数。

「2023年 『全裸刑事チャーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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