表現を仕事にするということ

  • 幻冬舎 (2024年4月24日発売)
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  • 本 ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344041967

作品紹介・あらすじ

やるやつは、
やるなと言われてもやるんです。

表現を仕事にする上で大切にしたいこと。
起こりうる様々な困難の乗り越え方。
表現の表裏にあることについての39篇。



どんな思っても見ない出来事も、
それを経験したからこそ、
たどり着ける表現があるはず。

目次より
「上手なアマチュア」と「プロ」との違い/「才能」と「努力」と「運」/やりたいことの見つけ方/夢は名詞ではなく動詞で/自分のジャンルを自分でつくるという選択/他人の表現を否定する人について/アイデアの出し方/やる気の出し方/締め切りとの付き合い方/古くならない作品のために/制限は、あったほうがいい/正直であり、嘘つきであること/悩みの種との向き合いかた/「表現こそが人生で一番大事なこと」という錯覚/リーダー論/表現が人の心に届くしくみ 他

感想・レビュー・書評

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  • 本紹介インスタグラマーが取り上げていた1冊。
    私は著者のことを存じ上げなかったが、ラーメンズというコンビでコントをやっていた方なんですね。
    コントのネタを書いて実演する以外にも、劇作家・演出家・漫画家…と幅広くご活躍されているらしい。

    「やる気が出ないときはとりあえず1ミリだけ進めてみる」という著者の言葉が印象に残って実践している。
    (例)PCでファイルを開くだけ、ノートを開いて一文字書くだけなど

    1ミリ進めると欲が出て5ミリ、1センチ…と気づけば進んでいるのだから、惰性で取り掛かってみるのも悪くないと思った。

  • やるやつは、やるなと言われてもやるんです。
    !!!!!!!!!!

  • ほぼ隠居状態なので「表現を仕事にする」なんてことは考えていないが、目次をみたら隠居人生にも参考になりそうなことが書いてありそう。読んで損はないかも

    #表現を仕事にするということ
    #小林賢太郎
    24/4/24出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/4dcVWpP

  • 私が大好きだったコバケンが(今も好きですが)50歳を越えたオジサンになっていて、でもやっぱり凄いなぁ、好きだなぁと思わせられました。
    表現者としての話だけれど、「悩みの種との向き合い方」、「感受性と、ストレスと、泣き寝入りの美学」は私の日常にも参考になる。

    オリンピック開会式、見たかったな。

  • KKPとポツネンシリーズが好きです。劇場を出る時に「あー面白かった!」と「私もたくさんやるぞ!」と思いました。その後、舞台から降りた彼が出した『表現について』の本。
    好きなことをずーーーっと続けた先に立っている人なのだ、ということと、この先もずーーーーっと何か作ってるんだろうな、ってことと、私もアウトプットちゃんとやってこう!って気持ちになりました。
    仕事がアウトプットばかりの仕事なので、仕事以外はインプットばっかりになっちゃってたな、と反省。

  • コントグループ・ラーメンズで、心に刻みつけられた表現の力。そのクリエイターである小林賢太郎さんの手記をまとめた一冊です。
    これまで作品以外に目を通したことが無かったので、始めて裏方、考えの一端に触れることが出来ました。

    読んだ感想は、小林さんらしさに詰まっている、ということです。
    勢いのあるコントを描きながらも、絶対舞台上の一言、一動作には意図がある。
    考えて考えて、それでいて、削りきった考えの塊が彼の舞台にはあります。

    やっぱりそうかと、思うことしきりでした。
    また、彼の表現に対する考え方が章ごとに紹介されるのですけれど、その言い回しが、昔読んだお坊さんの本にとてもよく似ていると気づきました。
    小池龍之介さん、山口県のお寺の住職さんだったと思います。
    彼の内省した、それでいて平易な書きっぷりに、小林さんの書き方が重なりました。

    好きになる相手は何かしら共通点があるのかもしれません。私も内省してみます。

  • わたしは表現を受け取る側で、それがすごく好きです。
    だからこそ、表現する側の人のことを知りたいと思って、この本を読んでみることにしました。
    映画でも、本でも筆者の意図を考えてしまっていたけど、わたしはわたしの受け取り方で捉えていこうと思います。

  • 焦るな。良いものを作っていれば絶対誰かが気づいてくれるから。
    そう背中を押された気持ち。

  • 賢太郎さんの人間っぷりと「創作人」っぷりの両方がにじみ出る本。
    「できることで、やること」
    「できることだけど、やらないこと」
    「できないことて、できるようになりたいこと」
    「できないことで、できないままでいいこと」
    を表に整理すると、なにがいま大事か分かるようになる。

  • やりたいと思ってる人はやれと言われなくてもやるんだから、ということに尽きる
    やりたいことがなくても、みんな何らか仕事はして生きていく。それをまぁそれでもいいと思えるなら、そんでいいじゃんということ。
    自分がやりたいからやる、自分の観たいものをつくる、その時に、明日も同じコンディションでお客さんに見せられるか?とか、寝ても覚めてもどの瞬間も、仕事にこれは関連しそうと思うものをつい見つけてしまうとか、そういう視点でのプロ意識。
    予算の中で、ただ削るのではなく最初から狙ってその表現をしたかのように見せる工夫をすること。その結果さらに生まれる必然性(木製・無塗装・人力→木材のストーリー性)
    「何でもやります」の人はいらない。「なにができるか」が明確な人が欲しい。
    「TAKEOFF〜ライト三兄弟〜」の話もわかりやすかった。ライト兄弟の飛行機、記録に残っていない幻の機体を復元して飛ばそうというストーリーは、史実を紐解く中で“きづいた”ことから“たどり着いた”ストーリー。ちょうど別で読んでいた観察力の鍛え方とも通じる話。
    アイデアを考える時には、見落としている面白い事実がないか、視点を変えながら探す。「思いつく」は不確実だが、「気づく」「たどり着く」は努力の積み重ねで可能。「まだ思いついていない」に焦らず、自分の作るものを愛して、前向きにいじくる。
    表現の根底におくもの「普遍的な事実」として、古くなりづらい題材を。

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著者プロフィール

1973年4月17日生まれ。神奈川県横浜市出身。多摩美術大学卒。舞台、映像など、エンターテインメント作品の企画、脚本、演出をてがける。また、小説、絵本、漫画などの執筆もおこなう。絵本作品には、『うるうのもり』(講談社)、翻訳を担当した「オレ、カエルやめるや」シリーズ(マイクロマガジン社)がある。

「2023年 『カキワリの劇場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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