成功の法則100ヶ条

  • 幻冬舎 (2024年5月22日発売)
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本 ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784344042483

作品紹介・あらすじ

不確実性がます現代
仕事や日々の不安にどう対処すればよいのか
25年以上にわたる挑戦の中で練り上げたビジネス哲学をちりばめた、
AI時代の普遍的な成功思考

生成AIに代表されるような、技術の加速度的な進展で私たちの仕事や生活は一変しようとしている。
そんな不確実性がます社会、私たちはどのように前を向いて歩き続ければよいのか。インターネット黎明期に起業し、現在も実業家として挑戦し続ける著者が練り上げた、自己鍛錬・対人論・組織マネジメントを体系化したビジネス哲学決定版!

はじめに
第一章:10の極意
第二章:自己を鍛える
第三章:敵を知る(対人論)
第四章:組織を動かす
第五章:百戦して勝つ
第六章:世界観を育てる
第七章:未来を生き抜く

感想・レビュー・書評

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  • オーディブルで聴いたもの。
    日本でも有数の起業家だけあり、考えてることに学びが多かった。
    先を見通すことの大切さや挑戦にはリスクがつきものであることなど、当たり前ではあるものの、その当たり前を意識して行動に落とし込んでいることがよく理解できた。

    『Never too late』
    『See around the corner』
    失敗は常に教訓になる
    の話がとても印象的だった。
    考え方が100個に分けられて話が進むので、聞きやすいと思った。おすすめです。

  • ▼メモ(抜粋)
    ・P74:ふつうは頂上が目的で、登山が手段だと考える。けれど、それはおそらく逆なのだ。登るために頂上がある。人生やビジネスにおける目標は、必ずしも現実の山頂と同じものではないけれど、個人の体験としてはよく似ている。日々の努力を続けるために、目標をたてるのだ。

    ・P139:物事を様々な角度から見て、問題を発見する。そして、その問題を解決する。その繰り返しこそが、仕事の本質であり、また仕事の喜びの源泉でもあるのだ。

    ・P184:仕事の喜びとはつまり、何かを成し遂げる喜びだ。何かを成し遂げたと実感するためには、その前提として目標がなければいけない。

    ・P313:「なぜ楽しいか」を考えることだ。人は大変さの中に楽しさを見出せる性質を持っている。その楽しさについて突き詰めて考えると、そこからは様々な本質が浮かび上がってくる。

  • **『成功の法則100ヶ条』三木谷浩史 ― 読書感想まとめ**

    ### はじめに
    『成功の法則100ヶ条』は、楽天グループ創業者である三木谷浩史氏が、自らの経験をもとに成功のための考え方や行動指針を100のルールとしてまとめた本です。本書では、成功をつかむための原則が具体的に述べられており、起業家だけでなく、ビジネスパーソンや学生にとっても非常に有益な内容となっています。今回は、本書の内容を5つのポイントに絞り、それぞれの感想を交えながら紹介します。

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    ### **1. スピードが成功の鍵**
    本書の中で繰り返し強調されるのが、「スピード」の重要性です。特に、ビジネスの世界では意思決定の速さが勝敗を分けると三木谷氏は述べています。楽天が急成長を遂げた要因の一つは、「スピード!! スピード!! スピード!!」という合言葉のもと、素早く行動し、競争優位を確立したことにあるといいます。

    **感想:**
    これは、現代のビジネス環境においてますます重要になっているポイントだと感じました。テクノロジーの進化により、情報の流れが加速し、ビジネスモデルも短期間で変化する中で、遅い意思決定は致命的なリスクになり得ます。特に、完璧を求めすぎるあまり行動が遅れることは、成功の機会を逃す要因になると改めて認識しました。

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    ### **2. 楽天主義(Empowered Logic)の哲学**
    三木谷氏は、楽天の成功の根底には「楽天主義(Empowered Logic)」があると述べています。これは、社員一人ひとりに権限を与え、自発的に行動できる環境を整えることで組織全体のパフォーマンスを最大化する考え方です。また、「論理的に正しいことを徹底して行う」ことが楽天主義の基本であると説明しています。

    **感想:**
    企業の成長には、トップダウンだけでなく、ボトムアップのアプローチも不可欠であることを再認識しました。従業員が単なる指示待ちではなく、主体的に動ける環境を作ることで、企業全体の成長スピードが上がるのは非常に納得のいく考え方です。また、この考え方は企業だけでなく、個人の成長にも適用できると感じました。自ら考え、行動し、成果を出すという姿勢を持つことが、どんな環境でも成功の鍵になるのではないでしょうか。

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    ### **3. 既成概念にとらわれない**
    三木谷氏は、成功するためには「既成概念を疑い、ゼロベースで考えること」が重要であると述べています。例えば、楽天市場は「インターネットで商店街を作る」という斬新な発想から生まれたものであり、当時の流通業界の常識を覆すビジネスモデルでした。既存の成功モデルにとらわれるのではなく、新しい発想で挑戦し続けることが必要だと強調しています。

    **感想:**
    これは、イノベーションを生み出すために欠かせない考え方だと思いました。多くの人は「今までこうだったから」という理由で、新しいやり方を拒む傾向があります。しかし、時代が変われば成功のルールも変わるため、常に柔軟な思考を持ち、新しい視点から物事を考える習慣が大切だと感じました。また、この姿勢はビジネスだけでなく、日常生活においても新しいチャンスを見つけるために役立つと思いました。

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    ### **4. 持続的な努力と自己研鑽**
    三木谷氏は、「一度の成功で満足するのではなく、常に成長し続けることが大切だ」と述べています。成功は一時的なものであり、持続的な努力を怠るとすぐに衰退してしまうと警鐘を鳴らしています。彼自身も、読書や学びを継続し、新しい知識を取り入れながら成長し続けているとのことです。

    **感想:**
    このポイントには強く共感しました。成功を手に入れた後も努力を続けることは、多くの人にとって難しいことかもしれません。しかし、成長を止めた瞬間に競争から脱落してしまうという厳しい現実があることを改めて感じました。特に、現代は情報が急速に変化する時代なので、学び続けることが生き残るための必須条件であると実感しました。

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    ### **5. 運を味方につける**
    成功するためには、努力だけでなく「運」も重要であると三木谷氏は述べています。ただし、彼は単なる偶然の運ではなく、「運を引き寄せる力」が大切だと説いています。そのためには、前向きな姿勢を持ち、人との縁を大切にし、チャンスを逃さない準備をすることが必要であるとしています。

    **感想:**
    成功者が「運も実力のうち」と言うことは多いですが、本書を読んでその意味がより深く理解できました。運は偶然のものではなく、積極的に行動し、多くの人と関わることで引き寄せられるという考え方に納得しました。また、「運をつかむ準備ができているかどうか」が重要であるという点も印象的でした。チャンスが訪れたときにすぐに行動できるよう、日々の準備と努力を怠らないことが大切だと感じました。

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    ### **まとめ**
    『成功の法則100ヶ条』は、成功に必要な要素を具体的に示し、実践的なアドバイスを提供している本です。本書を通じて、成功のためにはスピード感を持って行動し、主体的に考え、既成概念を疑い、努力を続け、運を引き寄せることが重要であると学びました。

    特に印象的だったのは、「成功は一度きりではなく、持続的な成長が求められる」という考え方です。本書を読んで、自分の考え方や行動を見直し、より積極的に挑戦する姿勢を持つことの重要性を再確認しました。今後の人生やキャリアにおいて、この教訓を活かしていきたいと思います。

  • 追加された最後の章だけ
    初版本ほどのインパクトはない

  • 楽天的に、前向きに。

  • 10の極意:揺らぎながら進化 目標 チーム マインド・スキル・ナレッジ 自己否定から ブランド=国旗 インターネット革命 データベース・インデックス化 考えるために行動 改善の積み重ね
    自己を鍛える:死から逆引き 第三人格 人生一生勉強 好奇心と向上心 具体性をもって行動 直観を数値化→常に進化 精神的エネルギーレベル
    敵を知る:他人の立場 協調と競争のバランス フットワーク 冒険・挑戦
    組織を動かす:KPI リソースアロケーション 勝利の型 象徴的な儀式 エキサイトメント&緊張感
    百戦して勝つ:因数分解 三木谷曲線 何をやらないか 時間軸の感覚 差分+オリジナリティ=勝利 
    世界観を育てる:グローバル化→ローカル強化
    未来を生き抜く:新しい技術の構造把握 4つの鏡ー銅・歴史・人・世界

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著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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