- 本 ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344042711
作品紹介・あらすじ
開けてごらん「旅の窓」を
感じてごらん「心の窓」で
私にとってカメラを持つことの最大の効用は、世界に「つまらない場所」というのが存在しなくなったことであるーー。ブッダガヤで出会った「瞳の少女」、ヘルシンキで胸を熱くした幼き兄妹の姿、夜のコルドバで心を騒がせた「路地裏の哀愁」……。沢木耕太郎が旅先で撮った八十一枚の写真と、その情景から想起する人生の機微を描いた短いエッセイ。大人気フォトエッセイ『旅の窓』、待望の続編。
感想・レビュー・書評
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ブクログレビューを拝見して知った本。
沢木耕太郎氏の『深夜特急』はまだ1しか読んでいなくて、今年こそ全部読むつもりではいる。
本書は素敵だった。
写真がいい。 -
81篇からなるフォトエッセイ。
著者と一緒に旅しているような感覚で心が和む。
現地の人々の何気ない瞬間を独特な視点で捉え、時に寄り添い、時に遠くから見守る。
絶妙な距離感の写真が素晴らしい。
人々の表情や姿が印象的で頷いたり微笑んだりしながら読む。 -
旅先でパチリと一枚。その一枚に著者の感想が添えられた一冊。世界の面白さや美しさ、想像が広がりワクワクする。『ヴェトナムの小林秀雄』『バリ島の稲田』『大英博物館前のスターバックス』…各国を旅した気分だ。
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写真とエッセイがリンクしている。
前作も感動したが、今回も素晴らしかった。
なんて素敵な場面を切り取れるんだろう。
旅したくなる。 -
世界のどこかの街角で、
沢木耕太郎に、
「写真撮らせてもらえませんか」
と言われてみたい。言わせてみたいなー。 -
旅に行きたくなる。
だけどお金が無いので、
図書館で沢木先生の旅行記を
読むだけで我慢します(笑) -
旅先で沢木さんが撮る写真にはほとんど、人物が写ってる。
いわゆる観光地には行きたくないと仰っている通り、何気ない土地の人の表情や偶然の自然を余所者の距離を保ちながら記録していく姿勢。
そこだけは若い時から本当に変わらない。そこがちょっとわざとらしいところも沢木さんなんよな笑
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旅の窓の方が好きだったかもだけどよかった
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写真入りの軽い旅のエッセイ集。気分転換に心地良い一冊。大作「天路の旅路」の原点が「旅」を愛し、楽しむ作者の心にあることが解る。気軽な一冊です。
著者プロフィール
沢木耕太郎の作品





