夢みるかかとにご飯つぶ

  • 幻冬舎 (2024年7月18日発売)
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本棚登録 : 187
感想 : 7
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344042971

作品紹介・あらすじ

母になっても、四十になっても、
まだ「何者か」になりたいんだ
私に期待していたいんだ
二児の母、会社をやめ、小説家を目指す。無謀かつ明るい生活。

「好書好日」(朝日新聞ブックサイト)の連載、「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」が話題のライターが、エッセイストになるまでのお話。



最初の夢は、「黒柳徹子になる」だった。それがまあ、いろいろあって(歌手目指したり、劇団に入ったり、NHKに落ちたり、失恋したり、婚活したり、子ども産んだり)、のち、会社を辞めて小説家を目指すことに。しかし、何度新人賞に応募しても、結果は……。
キヨシ、なんでそんなに夢見がちなの⁉


【目次より】
柔く握る
子どもを陽にあてただけの今日
ははははるもの
父は中島
元カレが坂口健太郎に似ていてね、
プーさんと滞納
小説家になれない完全なるアリバイ
ここじゃないどこか、ってずっと言ってる
清、会社辞めるってよ
私が小説家になれないのには、101の理由があってだな
ドキュメント落選
あの日、土下座をしなかった
私たちはいつも同じところに立って

感想・レビュー・書評

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  • 小説家になりたい人・清繭子がエッセイストデビュー。「人生の意味は後付けでしかない」【「夢みるかかとにご飯つぶ」刊行記念特別版】#15|好書好日
    https://book.asahi.com/article/15347746

    夢みるかかとにご飯つぶ|清繭子 - 幻冬舎plus
    https://www.gentosha.jp/series/yumemirukakato

    清 繭子/小説家になりたい人(自笑)日記|note
    https://note.com/mayuko_kiyoshi/

    『夢みるかかとにご飯つぶ』清繭子 | 幻冬舎
    https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344042971/

  • ゆっくり読む本だった。
    何者かになりたい時間の分だけ、読むのに時間のかかる本だった。
    読むのに、体を通り過ぎるのが、なんだかすぐに形を崩してしまいそうで、やさしく受け止めて、そうやって押し込まないといけなくなるような。そんな本だった。
    こんな文章を書くのに、どれだけの書かない時間があったのだろうか。
    書けない理由、書く理由、そのどちらもが、目一杯に詰まった本でした。

  • 著者が自分を顧みて揺らいだりする姿が等身大で、共感しながら読めました。子育て中、小説家になりたい。自分と重なるところは、うわあ、と心を揺さぶられる感じがした。
    ただ自分と重ねきれないところもあって、それは著者が自分を好きで人との関わりに臆病でないところ。堂々としてなんでもできる人に思える。羨ましい。でもこの人ならその醜い感情も含めて、わかるよと受け止めてくれそう。

  • 前半の子育てのところあたり、すごく共感して、うわーい、それそれ、って思って読んだ。

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