金融破綻列島

  • 幻冬舎 (2024年6月19日発売)
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本 ・本 (236ページ) / ISBN・EAN: 9784344043046

作品紹介・あらすじ

金融庁に潜り込んだ理由はただ一つ。
父の告発を握りつぶした犯人を見つけ出し、必ず復讐する。

日本国債の暴落を図る中国の脅威が増す中、
支援途上の大田原自工に降って湧いた買収計画――。
金融庁職員の彩は買収を目論む中国系企業を探りながら、
父の死の真相に迫っていく。

緊張感溢れる
ノンストップ
経済ミステリ


金融庁・金融危機対応室に勤める香月彩は、業績悪化の一途を辿る地銀と中小企業のテコ入れを図る一方、父親の死の真相を探っている。
20年前、父は経営していた運送会社の粉飾決算に手を染めていた。良心の呵責に耐えかね告発を試みた父だが、告発文は握りつぶされ自死してしまったのだ。
もみ消した人間は証券取引等監視委員会の中にいる。絶対見つけ出し復讐するーー。
必死に勉強し金融庁に潜り込んだ彩の悲願は、果たして叶うのか。

感想・レビュー・書評

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  • 本のタイトルに騙された!
    内容はナイヨー!

  • 日本経済が世界から遅れをとって久しい現実。一流の技術者や研究者が続々外国へ流れていく。金融庁にスポットを当てて国家を絡めて金融ミステリ。思いのほかあっさりとしすぎていた。キャラにもあまり感情移入出来るほどの深みがなかった感じ。

  • 金融破綻列島というタイトルにハードな内容を期待したが、金融庁に勤める小説主役の香月彩の描き方が幼すぎ、金融庁同僚もかなり緊張感のない描き方なので、金融破綻列島と書かれても緊迫感の無い小説だった。
    私怨や偶然や過去の繋がりが物語にプラスになったとは思えなかった。
    著者の「蝶の眠る場所」は面白かったんだけど…。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第一文学部、オレゴン大学ジャーナリズム学部卒業。警視庁や皇室などを取材、原子力・社会部デスクを経て、中国特派員、国際部デスク。ドキュメンタリー番組のディレクター・プロデューサー、夕方のニュース番組のデスク、系列の新聞社で医療部・社会保障部・教育部の編集委員を歴任。

「2022年 『彼女たちのいる風景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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