勝つ、ではなく、負けない。 結果を出せず、悩んでいるリーダーへ

  • 幻冬舎 (2024年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784344043350

作品紹介・あらすじ

日本一7回、プロ88人排出した、青森山田高校サッカー部の名将がプロリーグへ。そして、覆したマネジメントの「常識」。
たった1年で15位だったFC町田ゼルビアをJ2優勝、さらに、2024年J1大躍進。結果を出せず悩んでいるリーダー、必読。

町田ゼルビア大躍進の裏には、アマでもプロでも通用する、黒田流の独自の原理原則があった。

サイバーエージェント藤田晋曰く、
「スポーツもビジネスも、勝てる人の共通点はあります。その”原則”をまとめた一冊、感銘です」
日本のサッカー界に旋風を巻き起こしている、FC町田ゼルビア監督・黒田剛が全てを明かす。
アマチュア指導者をはじめ、ビジネスリーダー必見の新マネジメント論。

結果を出し続けているリーダーの原則40をわかりやすく講義。
1、組織
2、チームマネジメント
3、言語化
4、育成・指導
番外編、なぜ、藤田晋は黒田剛を監督にしたのか?

感想・レビュー・書評

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  • 物事を突き詰め、徹底することで最大限に勝つ確率を高めていく。
    ただ徹底するだけでなく、長年の指導によって培われた勝負の勘みたいなものが冴え渡っているのではないかという気がする。
    とことん不安要素を排除していく姿勢が素晴らしいと思う。

  • 勝つ、ではなく、負けない。結果を出せず、悩んでいるリーダーへ
    黒田剛 (著)

    ---

    ### **あらすじ**
    青森山田高校サッカー部を率い、日本一7回、プロ選手88人を輩出した名将・黒田剛が、プロの舞台でFC町田ゼルビアをJ2優勝、さらにJ1大躍進へと導いた独自のマネジメント論を公開。スポーツに限らず、ビジネスや人生にも応用可能な40の原則が具体的に解説されています。組織、チームマネジメント、言語化、育成・指導の各分野で役立つ内容に加え、町田ゼルビアでの挑戦の背景も語られています。

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    ### **感想**
    ビジネス書からはしばらく離れていた私ですが、サッカー経験者であり、組織の指導者としての経験から本書に強く興味を惹かれました。Jリーグを長らく見ていませんが、町田ゼルビアの戦術や黒田監督への賛否はネット上で目にしていました。その中でも「結果を出している」という点に魅力を感じ、監督の考えに触れてみたくなったのが本書を手に取ったきっかけです。

    本書の内容は、目標を高く設定し、その道筋を具体的に数値化して「見える化」し、行動を習慣化して無意識のレベルに落とし込むというもので、スポーツだけでなくビジネスや日常生活にも通じる普遍的なアプローチが書かれています。正直に言えば、特別斬新な内容ではありません。しかし、それを28年もの間、青森山田高校で進化させ続けた黒田監督の実践力には感嘆を覚えます。

    プロの世界でも、基本的な原則は変えずに取り組む一方で、選手やオーナー、スタッフなど多岐にわたるステークホルダーとの関係を築き上げる難しさを克服している点も見事です。高校サッカーで見せた青森山田の圧倒的な強さの裏に、このような継続と工夫があったのだと気づきました。

    本書は、サッカー指導者に限らず、ビジネスリーダーや組織運営に関心のある方にも多くの学びを提供してくれる一冊です。「負けないために何をすべきか」という視点が、結果を出すためのヒントを与えてくれます。

  • 『行動力、習慣化に長けている人』
    作者さんもですが
    この本を選んだ方です(笑)
    どんな本を選んで心動かされるのか
    とても興味がありチョイス
    今年はいろんな本に出会いこの本も新しい分野の出会いとなりました
    本との出会いを楽しみたいです。

  • 24. 金メダルを狙うから、金メダリストになれる。優勝を狙うから、優勝チームになれる。2位でいいという考え方では、そこにすら届かない可能性が十分あります。

    25. 優勝するためには、そのための「日常」を構築する必要がある

    26. 頂点に辿り着くために必要なのは「思考」と「実践」、そして「習慣」

    32. 失点(失敗)の基本的な原因は「原理原則」を怠った悪い習慣にある

    33. チャレンジとギャンブルを履き違え、少しずつ一か八かの無責任なプレーが増えていく

    35. 「リスタートを甘く見ているチームは、リスタートに泣くことになる」

    40. チームや組織の立ち上げで一番重要なのは、一番最初にチームルールを明確にしておくこと

    46. チームや組織を根本的に変えるためには、まずは大きなビジョンや目標を共有することが重要

    50. 大事なのは期間を区切り、長期を見据えた短期の目標値を明確にすること。短期目標をクリアし続けていくこと、これこそが最終的に大きなビジョンを実現させることに繋がっていきます

    53. 組織の人事の妙は「足し算」ではなく「掛け算」だと考えます。単なる足し算だけではなく、掛け算によるシナジー効果を狙っているのです

    55. 監督はバランサーであり、統括者であり、チームという「生き物」に最適なスパイスを与えるのが最大の仕事だと思っています

    55. 「発想の自由」と「原則の共有」。このバランスこそが常勝チームの根幹を支える「軸」となるのです

    57. 会社など世の中のあらゆる組織が機能するために必要なのは、各セッションでの役割が明確化されることです。責任を持って業務や作業ができることが重要で、自分の役職の下に誰かがいるのであれば、信じて任せて、不具合が生じた時には速やかに指摘し改善していくことが望ましい在り方だと考えています

    60. 特に自分が相手チームの監督だったら「何をされたら嫌か」「何が怖いか」などを毎試合考察して、それをベースに試合に勝つための思考をめぐらし、攻撃・守備の具体的な戦術に転換していきます

    63. 「リーグでは必ず敗戦はある。意図しない展開もある。それはそれで原因を追求し改善し続けるしかない。ただ大切なのはチームとして築き上げたベースやコンセプトに即座に立ち帰れるかどうかだ」

    64. 組織というものは毎日のように「姿や表情を変えるもの」「壊れかけるもの」

    64. リーダーにとって、いついかなる時も自分のチームの現状に「メス」を入れられる勇気と柔軟性、実行力が重要ですし、常に軌道修正できる「意識的準備」を怠らないことも大切な要素

    65. 「優勝」というピラミッドの頂点からの逆算の中、選手たちがそのイメージ(道筋)を明確に描いていける。そして「心技体」において、様々なプラス要素を隙間なく積み上げていける。だからこそ、まだ見ぬ高い頂が見えてくるのです

    67. 毎日が決勝戦なのです。「一戦必勝」のために精魂込めて最高こ準備をしていかなくてはなりません

    69. 「常勝組織」の秘訣は、「負けないこと」

    70. 意識すべきことは絶対に「連敗」しないこと

    72. 「改善ミーティング」、試合の失点に繋がったシーンやチームコンセプトが散漫になっているあらゆるシーンを洗い出し、全体で共有し改善に繋げていきます

    73. 選手たちが目指す「方向性」「勝負の考え方」「チーム組織の在り方」「やるべきことの認識」「やってはいけないことの理解」等々を徹底して共有させたことが、「勝者のメンタリティ」としてチームの成長に繋がった

    74. 勝ち続けるチームの条件、強いていえば「勝つために必要なポジティブな要素」を上手く整理し、「負ける原因となる可能性のあるマイナス因子」をどれだけ排除できるか

    85. 我々のミッションを果たすためには「恥も外聞もなく」「やりたくないこと」もならなくてはならない。
    それが「真のプロフェッショナル」

    92. 「監督業とは正解のない世界。正解と信じて決断していくしかない」

    93. 「自分の勘を信じられるかどうかだ!」

    99. 「良い習慣」こそが個人のポテンシャルを最大限に発揮させ、強い組織を作り、最高の結果をもたらします

    99. 良い思考や行動は、継続するだけではなく、習慣にしなければなりません。継続は意識的ですが、習慣は無意識に行うことができます。つまり、習慣化されると最適なプレーが無意識に、オートマティックに選択され、自然にピッチ上での実践や行動に繋がるのです

    102. 常に自分に矢印を向けて努力を重ねていけるかどうかが重要

    107. 人はよく、その日聞いた話は、その日のうちに「75%は忘れる」と言われています

    108. 何事も「成功」の裏には「優れた準備力」が隠れているものです

    109. 「感心したのは、最後の最後には神社へ行って神頼みまでされていると聞きました。オカルトを信じている人は普通そんなに準備はしないです笑」

    111. 自分の判断が、または采配が、その勘が有効に働くというのは、最終的には直感などロジックを超えたところにあるんだと思います

    121. どの言葉をチョイスするか?「相手が聞きたい言葉を選ぶ」
    どのタイミングで話すか?「相手が聞きたいタイミングで話す」
    特にこの2点は重要です

    122. 要は「伝える」という作業は、相手の「欲するタイミング」で「聞きたい言葉」を効率的に与えていく作業だということ。らさに大切なのは本当に伝わっているかどうかです

    125. 重要なのは、話したい人と聞きたい人のタイミングがぴったり合っていること、そして話をする人の話の内容が、相手の聞きたい内容や期待値を上回っていくことです

    125. 大事なのは自分が何を伝えたいかだけでなく、伝えたいことを相手が聞きたいポイントから逸脱せずに伝えていくことです

    129. 人はよく、指摘されて初めて自分の長所や短所に気づくことがあります

    136. 監督として大切だと思うのは、この3つです。
    1、変化に敏感である
    2、即座に対策を講じられる
    3、常に現状を上回れるようにイメージできる

    137. 1見えた「悪い習慣」を10と捉え、その感情を危機感に変えて伝えるリーダーと、逆に10見えた「悪い習慣」を1と捉えて楽観視して見過ごすリーダーの違いは、「天と地」の差があります

    142. Z世代は「悲劇感」を揺さぶるアプローチが効果的

    146. 人間は失うことに大きなストレスわ、感じます

    157. 「ゲームでやるべきことは何なのか」「ゲームでやってはいけないことは何なのか」これらをしっかりと整理し、自分の中で判断しながらチームに貢献していくことが重要なのです

    162. もう一歩踏み出す努力、もう一歩踏み込む工夫を日々継続することで、自分の限界を少しずつ超えることができると導くべきです

    165. 成長する選手とそうでない選手には大きな違いがあると分析しています。成長する選手には以下の共通項があります
    ・スキル、技術面の高さ(練習量に伴う技術力向上)
    ・メンタルの強さ(勝負のための忍耐力、闘争心、犠牲心)
    ・人間力の高さ(人の話を誠実に聞き、素直に理解できる)

    167. 柴崎岳は2つの大事な能力に長けていた。「自己発見能力」「自己改善能力」

    181. 基本的なことを徹底し、日々の積み重ねを大切にする。今の自分にとって何が最適な行動か、何が不必要で改めるべきか、スポーツ選手はこの思考と実践がなければ円滑な選手活動は営めません。またこれを習慣化させていくことで長期にわたり安定した選手生活を送れることにも繋がっていきます

    194. ビジネスは「競争」ですが、サッカーは「超競争」です。誰かが勝ったら誰かが負ける、人気も売上も勝っているところが全部もっていき、負けているところが全部取られる、つまりゼロサムですよ (藤田)

    200. PKは「運」の勝負と解釈されていた。私の中でのPK戦は「心理戦」で、やらなければならない駆け引きはいくらでもありますから。勝利の確率を上げる作業はとことん追求すべきだと感じています(黒田)

    205. 僕のスタンスは基本的には自分の好きなように考え、自分のアイデアで好きにやってもらうというもの。そしてダメだったら僕自身が責任を持つというものです。(藤田)

    211. 安心してグループ会社の社長を任せれる人というのは特徴的な部分があります。それは、最初に凄くネガティブに考えて徹底的に対策してから、最後に送り出す時だけポジティブなタイプです(藤田)

    219. サイバーエージェントだと「KKK会議」と呼ばれている「企業価値改革会議」があります。
    業績が悪化している関連子会社や部署内の事業をKKK会議に送って、第三者が分析、事業をやめるか、トップを代えるか、存続させるか、いずれにしても何らかの決断を出さないといけません(藤田)

    221. プロセスが大事だとよく言われますが、これも勝ってこそのプロセスの意味が出てきます(藤田)

    228. 私が日頃から常に意識しているのは「感情」をコントロールすること

    242. 組織の一員であることとその責任を自覚させ、常に著しい成長と活性化を促していくことが「生きた組織」こ有効な導き方となるのです

  • 良い習慣こそが個人のポテンシャルを最大限に発揮させ、強い組織を作り、最高の結果をもたらす。
    継続ではなく、習慣に。

    時間は有限、使い方は無限。

    哲学ではなく、思想家に。

    目的から逆算し明確なイメージを描き、妥協することなく突き詰めていく情熱と忍耐力がリーダーには必要。
    リーダーとして、ネガティブな要素をすべて潰していく。最後の詰めが甘い奴が多い。

  • 良い行動を継続して良い習慣へ、的な如何にもビジネス書なことも沢山書いてあるけど実際選手達にどうアプローチした、徹底できなかったんでどうした、と展開していくので話として面白い。選手と監督は同じ雇われ、対等な立場として伝え方の工夫が多く語られるのは組織論の本では新鮮に感じた。
    それにしても細部が徹底できている組織は強いな、無論町田も。果たして優勝できるでしょうか…!

  • 力強い説得力のある言葉で、組織マネジメント論やリーダー論について書かれていた。

    学校や高校サッカー、Jリーグなど様々な組織に所属し、高校生からベテランのプロ選手、コーチ、社長など多くの人との関わった経験から導き出した方法論や思考が授業形式でまとまっている。

    相手が何を求めそれに対して自分に何ができるかを考えたり、原理原則を徹底して浸透させ一丸となって目標達成に向かったり、黒田監督の一端が体験できた。

  • サッカー界だけでなく組織をマネジメントする上で参考になる内容だった。
    継続は意識が必要だが習慣化する事で無意識に取り組めること。
    相手に伝えるには伝えるタイミングが重要。
    チャレンジとギャンブルは違う。チャレンジすることで次に繋がる可能性がある、

  • 細かいことにどこまでこだわるか。
    良い習慣を身につけるためにちょっとした甘えも許さない。
    など、結果を出すためにとことん突き詰めることの大事さは伝わった。

    時期的に町田ゼルビアが勝っているときに出た本。結果が出ていれば説得力があるし、出ていなければ共感する人も減るだろう。
    結果を残すことで発言に力を持たせることはどの業界で生きていくにも必要なのだろうと感じた。

  • 細部にまで勝負の厳しさを伝えていくことはリーダーとして大切なこと

    ぷろだから1人の社会人として、責任を自覚させること

    成功の要因も失敗の原因も、すぐにチームとして明確に理解し合う

    やりたくないこともやるのが真のプロフェッショナル 

    常に自分に矢印を向けて努力を積み重ねる

    チャレンジとギャンブルは大きな違いがある。チャレンジは非常にポジティブなものであり、失敗しても成功してもその後には必ず得るものがある。

  • 町田のサッカー面白い。でもやっぱり勝った方がいいのよ。負けないって引き分けってことなんだから。

  • 必勝でなく、連敗しない、そのために負けたときに徹底的に分析して、同じことを繰り返さない。
    悪い習慣、空気を断つ。どれも組織運営に欠かせないと感じた。

  • 高校サッカー界からプロの世界に場所を変えた黒田監督の考え方を知りたくて購入。過程がどうであれJ2で優勝した事実は讃えられる事であり、負けないためにあらゆる準備を行い、日頃から細部まで拘った結果だったのだと知る事が出来た。今後、日常生活で色々な事が起こると思うが、自分にベクトルを向けることで他責に逃げるのではなく、1つ1つの事象に対処していきたいと思う。また相手に伝える時には相手の状況を考え、その時に合った言葉で伝える努力をしていきたいと思った。

  • 一サッカーファンとして町田ゼルビア、黒田監督のサッカーや人間性というのは他サポ目線だと中々ダーク感のある立ち位置であると感じていた。
    個人的には黒田監督はそのような冷酷さ、勝ちのためにはなんでもするというようなイメージだった。
    だが本書を読むととても人間的な一面があり、自分のような人物とも被るような面があるということがわかった。
    心配だからこそ全ての手を打つ、神の力も借りる、人情的な意味でなんでもするという姿勢は見習いたいと感じた。
    また、黒田剛という人物の印象が変わった一冊でもあった。

  • 青森山田のサッカー監督からF C町田ゼルビア監督になり、1年でJ2優勝に導き、J1で優勝争いをする黒田剛氏のマネジメント本。本人の著作ではなく、話しを上手にまとめた物と思われ、チームオーナーであるサイバーエージェントの藤田晋氏との対談とダブる内容が多い。
    勝つではなく負けない、というタイトルは、勝つため、1番になるため、という強い方向付けがある中で連敗しないという意味。
    継続と習慣の違い、ギャンブルとチャレンジの違い、欲するタイミングで聞きたい言葉をかける、得意分野を伸ばすだけの指導は妥当ではない、等々。
    ワールドカップのPK戦その他、サッカー界への苦言が見え隠れするのが面白い。

  • 黒田さんが日々何を考えているのかが気になり手に取って読んでみた、サッカーには正解がない、正解がわからないこそ、やるべきこと、できることを細部までこだわって、最後は願掛けをするというのが、すごく人間味、リアルな感じがあって面白かった。1週間ごとにパワポを違う内容で作成することで、選手のマンネリ化をなくすのは、すごく勉強になるアイデアだと感じた。

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