上と外 1 (幻冬舎文庫 お 7-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344400047

作品紹介・あらすじ

両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹、母とともに、考古学者の父がいる中央アメリカまでやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。四人を待つのは後戻りできない「決定的な瞬間」だった。全五巻書き下ろし、隔月の連続刊行、熱狂的面白さで読者を魅了する恩田ワールドの決定版、待望の第一巻。

感想・レビュー・書評

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  • 新刊で出た時に、スティーヴン・キングの「グリーン・マイル」の様だと思いながら1巻目を購入し、少し読みかけていたものの進まず放置していたこの本。久々に読んでみようと手に取った。
    前半はなかなか物語に入り込めなかったが、家族が合流した辺りから面白くなってきた。1巻の終わりは、読み始めた頃には思いもしなかった展開!残りの5冊も購入したので、楽しみながら読んでいきたい。

  • どんなSFやミステリーが待っているのかと思いきや、(ここまでは)ある家族の人間ドラマでした。家族を置いて研究の為に海外を飛び回る父、父の再婚で幼少時から育ててくれた母、ボーイッシュな外腹の妹、そして飄々とした性格の中学生である自分。丁度多感な年頃で、既に離婚して別居している義母と異母妹と、滅多に顔を合わさない父親との旅行は、正直かなり辛い物があるはず。でも義務とばかりに家族ごっこに付き合い、両親や妹の顔色を見て空気を読む練はとても偉い少年です。とても面白い。次巻どうなるか楽しみ。

  • 最初20ページ位だけ読むつもりが気がついたら読了しててびっくり
    最後驚きの展開2連発が凄かった。はやく2も読む

  • 初めは少し冗長的な日常パート、登場人物の関係性や性格などのパートが続くが最後の展開、この後に続く物語の導入と考えると十分な内容。まさに物語の序章にふさわしい一冊。

  • 離婚した父母とそれぞれと暮らす兄妹が中央アフリカで大事件に巻き込まれる…ところで終わってしまい、続きが気になってしょうがない。
    国の内情も気になるが、母である千鶴子がぶち壊した家族がこれからどうなっていくのかも気になる。現時点では、千鶴子の子どもらに対するあまりに身勝手な言動に閉口。

  • 両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹、母とともに、考古学者の父がいる中央アメリカまでやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。四人を待つのは後戻りできない決定的な瞬間だった。

  • この巻は割と何処にでもある?(今時はたぶん珍しい部類には入らない)家族の話でスムーズに読み進めた。
    ラストで急展開。さて、この先どうなるのか楽しみ。

  • 薄くて巻数があるので気になっていて図書館で借りた本。

    煽り文というか、次こういうことが起こりますよーっていう予告が多かった。

  • 感想は最終巻。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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