刑事たちの夏 上 (幻冬舎文庫 ひ 6-1)

著者 :
  • 幻冬舎
3.00
  • (0)
  • (2)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344400160

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベースより)
    新宿・歌舞伎町のホテルから男が謎の転落死を遂げた。被害者は大蔵省審議官。疑獄事件の容疑者に何度も名を連ねたことのある灰色高官だった。警視庁捜査一課刑事、松浦洋右は所轄署と連携して現場に向かうが、警視庁上層部は強引な捜査終結指令を出す。松浦はこれに抗し独自の捜査を始めた。警察腐敗をまっ先に予言したミステリーの問題作。

    次々展開するので飽きずに読み進められる。全体的に少しマイルドではあるが、基本的にはかっこいい刑事系・・だろう。
    しかし、警察でも大蔵省でも官僚って本当に苛つく。ある意味殺人の犯人よりも悪だわ。

  • 以前日経新聞の夕刊で連載されていたお話。古本屋で見かけて購入したら、もう10年以上前のお話でした…。省庁改編の時だものね

    つねに汚職が噂されていた大蔵省の高級官僚の不審死。自殺と自己を疑う主人公の刑事松浦。やがて上層部は大蔵省と手打ちをし自殺と締めくくる。過去の詐欺疑惑を完全に記録した官僚が残したメモをめぐり、警察2派、内閣、検察が争う話。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。87年豊田商事事件を扱った『マネーゲーム』で第24回文藝賞佳作。『世紀末鯨鯢記』で第3回三島由紀夫賞受賞。『刑事たちの夏』では警察小説ブームに火をつけ、警察小説の金字塔となる。主な著書に『放火(アカイヌ)』『刑事たちの聖戦』『ダブルフェイス』『禁断のスカルペル』『デス・エンジェル』『限界病院』など多数。

「2020年 『笑う執行人 女検事・秋月さやか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

久間十義の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×