本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344400184
感想・レビュー・書評
-
これは何を思いながら見る本なんでしょうか。山田詠美は多分3冊か4冊目だけど、いつもそこの辺がよく分からない。憧れたりするもんなのか?作られた他人の色恋を覗くのは疲れる。なのにたまーに読みたくなっちゃうんだよね。(あんこ)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集なんだけど、「メサイアのレシピ」が一番印象強かったかな。
なんてぃぅか、、、「???」っていうのが正直な感想。
それでいてインパクト強くて。
「まず、人生(ライフ)を細切れにして、一日の大きさにするところから始まる」
なんて科白をしゃあしゃあと言ってのけるメサイアこと管理人。
いきなり訳分からないじゃないですか。
でも心のどこか、う〜ん本能的な部分でかな、納得してしまっている自分がいるの。
不思議だね。
そして起承転結がある訳でもない。
日常を切り取っただけの文章。
そう、お話自体が細切れな人生(ライフ)そのものなのかもしれない。
なんにしても、そういう発想って素敵だと思うんだよね。
関係無いけど、ライフスライスっていうものがあるんです。
小さなカメラみたいなもので、数分ごとに自動でシャッターがきれる。
首にかけて移動したり、どこかに固定しておくと、その場所での生活の細切れができあがり。
おもしろいねぇ、まさしく細切れなライフだな。