4U (幻冬舎文庫 や 1-8)

著者 :
  • 幻冬舎
3.29
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本棚登録 : 1079
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344400184

感想・レビュー・書評

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  • これは何を思いながら見る本なんでしょうか。山田詠美は多分3冊か4冊目だけど、いつもそこの辺がよく分からない。憧れたりするもんなのか?作られた他人の色恋を覗くのは疲れる。なのにたまーに読みたくなっちゃうんだよね。(あんこ)

  • 短編集なんだけど、「メサイアのレシピ」が一番印象強かったかな。
    なんてぃぅか、、、「???」っていうのが正直な感想。
    それでいてインパクト強くて。
    「まず、人生(ライフ)を細切れにして、一日の大きさにするところから始まる」
    なんて科白をしゃあしゃあと言ってのけるメサイアこと管理人。
    いきなり訳分からないじゃないですか。
    でも心のどこか、う〜ん本能的な部分でかな、納得してしまっている自分がいるの。
    不思議だね。
    そして起承転結がある訳でもない。
    日常を切り取っただけの文章。
    そう、お話自体が細切れな人生(ライフ)そのものなのかもしれない。
    なんにしても、そういう発想って素敵だと思うんだよね。

    関係無いけど、ライフスライスっていうものがあるんです。
    小さなカメラみたいなもので、数分ごとに自動でシャッターがきれる。
    首にかけて移動したり、どこかに固定しておくと、その場所での生活の細切れができあがり。
    おもしろいねぇ、まさしく細切れなライフだな。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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