- 本 ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344400924
感想・レビュー・書評
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・11/3 読了.昨日からで一気に読み終えた.言ってる意味はよく分かるが、やっぱり若干田原の方が正当のような気がする.
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1999年2月22日-郷土 戦争論争戦
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田原:帝国主義って言う言葉を初めて否定的に使ったのが世界ではレーニン、
日本では幸徳秋水。
反戦などと言った概念は当時は無かった。それが世界の常識だった。
田原:過去の出来事に今の価値観で善し悪しを述べても仕方ないのなら
全部やむを得なかったで終わってしまう。それは強者の歪んだ歴史観ですよ。
そうだとすれば歴史なんて振り返る意味がないでしょ。
そうじゃなくてあの戦争はどこが悪かったかと遡っていくわけだよ。
小林:現在の観点だって絶対じゃないんですよ。
善悪の判断なんてその時の価値観で変わるのだから
やっぱり歴史って言うのは当時の観点で考えるしかないと思うけどね。
田原:ドイツの友人に日本は民主主義だから強制力ある徴兵制度はないと言った。
すると「冗談じゃない、戦争に行きたい人などいない。兵役も納税も誰もが拒否したい。
だからこそみんなで背負うものだ。それが民主主義だ」と彼は述べた。
僕は返す言葉が無かった。
2人とも同レベルの知識量があるにも関わらず最終的な意見が一致しないと言うこと。
国家の品格にもあった様に互いの出発点や基本的意見が違うため理屈では合意に至らない。
日本の犯した戦争について“当時はそれが悪行と認識されていなかった”と互いに合意するもその結果を誇る小林と結果的に東南アジアにプラスを生んだことは日本が狙って行った訳ではないと述べる田原総一朗。
また世界的平和維持軍の樹立を唱える田原さんとそれを嘲笑う小林よしのり、
人に操られた世界の紛争に対しても乗り越えるべき問題と言う田原に対し
それはもはや人の業と言う小林。
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小林氏と田原氏の対談。双方とも『日本の行く末』を真剣に考えている
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小林よしのりの作品





