スカ-トの中の秘密の生活 (幻冬舎文庫 た 12-3)

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344401167

作品紹介・あらすじ

ヤリたい気分の女のシグナルの見分け方。女のエッチはなぜ命がけ?春は妊娠しやすい?女が旅人を好きな理由。ネット不倫にはまりやすい男女のタイプ。ペニスの真珠より愛撫が大事。少女たちは発情している…。男はもちろん、女ですら気づかなかった身体の不思議と女心の永遠の謎を本音で解明する、目からウロコの爆笑エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • どうしょうか、と思った。読了して感想を書くの、読む前にね。

    大好きな田口ランディさんなんだから、なにがあっても驚かないけど、ちょっとはらはら。
    目次を見れば、一瞬、ひくもの。

    しかし、むふふふふと読み進み、な、なるほど、奥が深いとなった。
    すごいこと書いているんだけど、いやらしくなくあっけらかーんとしている。

    やはり、この本は女の人が読んだ方がいい。
    男の人にも薦めるけど、きっと本当のところは解らないだろーなーと思う。
    「目からうろこ」っていうだろうが、「早くこれを読んでればうまくいったのに」ぐらいだ。なにがだ!


    私ひとつ、疑問が解けた。
    どうして、10代の援助交際がはびこるのか。

    生物学的に細胞が活発な10代が、一番旺盛なフェロモンを撒き散らしながら、性に興味を持ってて、しかもお金になる。
    現代はお金があれば何でも買え、贅沢なこと出来るもの。
    好きなことしてお金までもらえる、そんな魅力は若い時にはたまらないだろうし。

    でも、田口さんはいましめる。
    性欲を食欲におきかえて、お金を上げるから3度の食事を5度も7度も食べてごらんと言われても、しまいにはいやになるだろう、ストレスになるだろうと。

    『本能を社会的行為とすりかえてしまうと、心は抑圧を受けるのだ。本能をお金に換えてしまうと、人間の自尊心は傷つくのだ。』
    『心はどういうわけか、体をモノとして扱うのを好まないらしい。』
    「心は体を愛しているようだ。深く。』
    『だから体をモノとして、本能の自由を奪うととても傷つく。』

    引用した文章のところ、若い人に読んでもらいたい。知ってもらいたい。


    それぞれの章に発見はあるが、最終章「ネットワークを極める」は秀逸。

    あぶないネット社会と言われて久しい。でも魅力的。
    これ、楽天日記もそう。
    「こんなこと分かってくれるかなー?」というようなことを分かってくれる未知のネット友人ができる。
    同じことを感じてくれると、とても嬉しい。天にものぼるような気分になるから不思議。

    田口さんは、危険を避けるにはネットにも「コツ」があると言う。人間の顔を人間が瞬時に識別するように、ネット上では「一行の言葉」から相手を読む、判断するのであると。

    『たったの一行の書き込みから、相手の性質を察知する能力』すなわち、
    『ハンドルネームのつけ方、助詞の使い方、顔マークの使い方、微妙な言い回し、句読点の打ち方、そういう「言葉の使い方」から、相手のタイプを直感的に察知するのである。』

    それは『人間にはこういうものすごい能力があ』って、『長年パソコン通信をやっているひとなら誰でも培われる。』そうで、インターネットのメールもしかりと。

    そうしてそれは、『人間を見る目』になり、『男を見る目』につながる。

    『未知の世界にはリスクがつきものだ。』
    『生きていくためには投資と修練が不可欠』
    『未知とは道を探すことに他ならない。』
    『主体的であることで、かなりの確立で危険は回避できるんだけどな。』

  • ヤリたい気分の女のシグナルの見分け方とは?女のエッチはなぜ命がけ?男はもちろん、女すら気づかなかった身体の不思議と女心の永遠の謎を本音で解明する、目からウロコの爆笑エッセイ!

    素直な作品。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「目からウロコの爆笑エッセイ! 」
      ふ~ん、、、田口ランディって読んだコト無いのですが、読めば「女心」が判るかな?
      「目からウロコの爆笑エッセイ! 」
      ふ~ん、、、田口ランディって読んだコト無いのですが、読めば「女心」が判るかな?
      2013/09/05
  • 令和。2日目の2019年5月2日。読み始める。

  • 赤裸々すぎるがそこがすき

  • 田口ランディさんの「スカートの中の秘密の生活」、1999.3刊行、2001.6文庫化です。著者は、インターネットの女王と呼ばれているとか・・・。この本は、著者が有料のインターネット配信でメールしてた「淫乱菩薩」というものを母体としたものだそうです。一読して「淫乱菩薩」のタイトルが妥当ではないかとw。31編の下ネタ?エッセイです。読んで楽しめるかどうかは、賛否別れる気がします(^-^)私はパラパラっとで読了しました。先日読んだ「座禅ガール」は面白かったです。

  • 性に関するあれやこれやを、ばったばったと斬っていく。爽快。

  • ライトで赤裸々で笑える『男と女』を題材にしたエッセイ。著者の実体験や性遍歴をもとに、性に対してとってもオープンに語られている。
    「センチメンタルおやじ」は的確すぎて笑わせてもらった。女性ならではの鋭い視点と、あけっぴろげな口調と内容には清々しさすら感じる。15禁指定くらいはしたい。

  • 想像したほど過激ではなかった。

  • これ、すごい好き♡

  • そこまで書くの!?と驚く内容ばかり。同じ女であるから、共感したり、納得したり、驚かされたりする部分はとても多かった。これを男が読んだら、女ってのはこんなにあっけらかんとしてるものなのか……と愕然としそう。男から見える女は、そんなに弱くなんかないのだ。予想を裏切ってごめんなさいね、とでも言いたげなランディさんの文章。とても面白かった。解説の文も秀逸。

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著者プロフィール

作家。

「2015年 『講座スピリチュアル学 第4巻 スピリチュアリティと環境』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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