眠らない女: 昼はふつうの社会人、夜になると風俗嬢 (幻冬舎アウトロー文庫 O 11-2)
- 幻冬舎 (2001年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344401273
作品紹介・あらすじ
朝ふつうに出勤しても、夕方になると風俗嬢に変わる女性たちがいる。税理士をしながらSM嬢、高校教師でありながらホテトル嬢、会社を経営しながらソープランド嬢など。15人の風俗嬢には、どうして"ふたつの顔"が必要なのか。その本心に鋭く迫る。元風俗嬢の著者のひたむきな情熱で完成させた力作。都会の謎に迫る異色ノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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15人の女性たちの独白集。
著者は彼女たちへのインタビューを通して何を言いたかったのか・・・。
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いろいろですね。内容も最初は衝撃的だったけどだんだん慣れてきた。きっとなんでもそうなんでしょうけど。。。彼女達も。慣れってある意味怖いですね。
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風俗との関わりがほとんど無い僕ですが、こういう世界と
人生があると言うことを知りました。
ますます興味が湧いてきました。(∩.∩) -
興味本位で読み始めてはみたものの、意外と面白かった。借金のため仕方なく、とか後ろ向きではなく、「風俗嬢は究極の看護婦」とか「みんなの笑ってる顔がみたい」とか、仕事の内容は別として、自分も前向きになれる本。
15人の独白の内、多くの人が子どもの頃から家庭に問題があったとか、何らかの負のバックグラウンドがあるけど、世のほとんどの人が知らない世界を経験しているというのは悪いことだとは思いたくない。セックス産業は世界最古の商売と言われてますからね。昼は自分の事業が成功していて楽しい人、夜だけで歳とってもずっとやっていける訳ではないから昼もやってるとか、割り切り方もそれぞれ興味深し。 -
31番乗り。紀伊國屋書店新宿本店にて購入。購入日は忘れた。そんなには前じゃないと思うけど。読了。酒井あゆみが、稼ぐ方の人で悶々とする前の作品と思われ、まだ本人にも多少の余裕があり、これくらいの人の取材ならこなせている感じがする。もちろん、一人ひとりの人生にも興味はあるが、この人々に共通して「昼の仕事でくだらないことで悩まなくなった」というのは、やはり、視野を広げることの重要性を表している気がする。(2011/8/17)
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2007/03/07