童話物語 上 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2001年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784344401297

みんなの感想まとめ

物語への引き込まれ方が強烈で、心に深く響く作品です。読者は、登場人物たちの生き生きとした描写や、作者の熱い想いに惹きつけられ、いつの間にか物語の世界に没入していきます。過去に感動し、涙を流した経験があ...

感想・レビュー・書評

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  • ブクログで紹介されていたのを見て、ああ!と、持っている文庫本の方で登録しました。

    感想は…簡単には書けないけど、下巻で。

  • 昔買って読んでボロ泣きした本。
    いい本過ぎてこれは皆が読むべきと本気で思っている所がある。
    ボロボロになっても本棚の殿堂入りから外れる事はないのが確定済み。
    上巻も下巻も素晴らしいんです。

  • ハードカバーを読んだときには、物語への引き込まれ方が半端じゃない…
    と思った以外はもうひとつかなと★三つにしていたんだけど、
    文庫版を読んでこの物語の、この本の良さがわかってきた(気がする)。

    作者の拙くも(エラそうにすみません)熱い想いが込められた文章と
    生々しくも逞しく生きる登場人物達から、
    いつの間にか目が離せなくなること請け合い。

    巻末の歴史なんかも想いが詰まっている。

  • あっという間だった。ぐいぐい引き込まれるように読んだ。なんだかよくわからないけど、次を、続きを読ませる力があるというか、読んでいてこちらも力むような感じだった。

    文章には妙な恐さというか、毒というか棘があるような感じ。なんでペチカにこんなつらいこと、試練ばかりがやってくるのか、と同情・憐憫を誘わずにいられない。ただ、そのせいで言動がかなりキツイです。それも人間の一面というか、至極人間的なんだろうな。
    衣食足りて礼節を知る、貧すれば鈍する、ということか。

    性善説,性悪説という話もあるが、後天的に、環境で人が変わるということもありますよね。ペチカも主人公としては、けっこうえげつないけど、環境が違えばもっと違う人生,生き方があっただろうと思いますし。
    とりあえず、なんだかよくわからないまま上巻終了。下巻を読まねば。

    巻末の設定集がすごいですね。けっこうボリュームがあるから、残りまだページあるな、と思っていたらいきなり上巻終了でビックリ。
    でも、こういう世界観を作るのって結構好きです。地図があるのもうれしい。足跡がビジュアルで伝わります。

  • 読んでいて、胸が痛くなる冒険ファンタジーです。この童話物語、一気に読ませる、続きがすごーく気になるだけの力を持ちながら、ちょっとだけ人には薦めにくい理由があります。
    それは、物語の最初がとても悲惨だということ。その悲惨さに打ち勝って先を読み続ける強さが必要なのです。続きが気になる気持ちの方を大きくして、この敷居をぜひ乗り越えてください。

    すごーくネタバレはこちら http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120305/1330916874

  • 世界で一番好きな物語小説。
    この本を抱いて死にたいです。

    ひとりの孤独な女の子が
    愛の意味を知る旅に出るものがたり。

  • 本当にコレこそもっと評価されるべきだと思う。
    本気泣きした

  • 妖精らしくない妖精たち。中には悪者もいる。世界は滅びるべきかの答を探しに地上へとやってきた妖精フィッツは性格の悪い少女ペチカに出会う。先の見えない展開で下巻へ。

  • 主人公の女の子はどんなに貧しくても心はとても綺麗…じゃないのかーい!
    ペチカは、意地悪でケチでずるくて、心も貧しい女の子。
    ペチカだけではなく、守頭やパン屋の主人やルージャンたち、大人も子供も嫌なやつばかり。
    これファンタジーだよね…?ブラックファンタジーかな?
    と思うほど。
    評価はすごく高いので、下巻を楽しみに読みます。

  • とても心に残った作品です!最初のこの上巻はひたすら主人公が辛い目にあい読むのが辛いくらいですが、その後から本当に泣ける話しです。

  • 人の心の描写が上手く、特におばあちゃんで泣きました。上下巻読み、生きているうちに押し殺していたり隅に追いやっていた感情感性取り戻せた気がします。

  • 文章うまっ! やわらかい言葉づかいで陰湿な光景や心情をきちんと書いている筆が非常に好み。ペチカが好きです。彼女を好きだというと、我ながら非常に偽善くさいのですが、やはり足掻いている人には胸を打たれてしまう。

  • 上下巻・・・読み始めの部分の描写があまりにも残酷で悲惨だったのでこれってファンタジーだよね?と思ってしまうほどでした。その描写も主人公ペチカの“ゆがんだ”性格を表現するためには欠かせないものだと納得。それほどにペチカを悔しくて悲しくてつらい出来事が追いかけてきます。世界の果てには何があるのか?人々の憎悪をかきたてる炎水晶に勝つことはできるのか?世界が終わるという「妖精の日」は訪れるのか・・・何度も泣きそうになりながら読みました。「誰だって自分が思っているよりはすごい人間だよ」このセリフが深く心に刻まれました。日本のファンタジーもすごい!!「アンティアーロ・アンティラーゼ」

    • 九月猫さん
      もっこさん、こんばんは!

      『肩甲骨は翼のなごり』にコメントありがとうございました!
      そちらにもお返事させていただいてます。

      も...
      もっこさん、こんばんは!

      『肩甲骨は翼のなごり』にコメントありがとうございました!
      そちらにもお返事させていただいてます。

      もっこさんも『肩甲骨』をお読みになっていらっしゃるようなので、
      さっそく見にこさせていただきました(^-^)
      そうしたら、これまた大好きな『童話物語』のレビューも発見!
      うれしくなったので、こちらにもコメントしちゃいます(笑)

      この作品、すごく衝撃的でしたよね。
      最初のルージャンたちやパン屋さんの仕打ちやいじめもですが、
      なによりペチカの主人公らしからぬ態度!
      「性格が悪い」って書いてても「実は心優しい」女の子なんだろうと
      思っていたら……!!!
      もうビックリしすぎて、もっこさんと同じように
      「これ、ファンタジーだよね?!」と確認しそうになりました。
      その分、おばあちゃんに会って優しさを知り、
      オルレアさんとハーティさんに愛されてとまどう
      ペチカが可愛くて可愛くて(*´∇`*)
      そして、あの執拗なおばさんがコワくてコワくて(T_T)

      世界のどこかにあるという残りの8巻も、読んでみたいものです。
      2013/04/27
  • 初めから最後まで泣いてしまったお話です。
    世界はとっても厳しくて、だけどとってもあたたかい。

  • 主人公ペチカのあまりに過酷な境遇に、
    心が辛くてなかなか読み進められなかった。

    再読なんだけど、当時と今では感じ方が全然違った。
    (今は子供がいるので、こういったものには非常に敏感なのかも)

    下巻へ続く

  • 国産ファンタジー。貧しい少女、彼女を痛めつける悪いおばさん、悪巧みをするおじさん、良い妖精と悪い妖精、など人物設定はかなり王道だが、翻訳版があれば世界でもヒットすると思うほど、ワクワク、ハラハラ、ときに腹立ち、そして泣けてくる物語。そしてびっくりしたのが巻末の付記が細かく書かれていてるところ。とても上下巻で完結する物語とは思えないほど細かいプロットだ。

    ペチカは暖かい家、温かい食事、優しいお母さんの元で幸せに育った。母を亡くし、家を失うまでは。教会に預けられてからのペチカは守頭をはじめ、少年たち、パン屋さん、だれもが彼女を虐げ、12歳になる頃にはもう誰も信じられなくなっていた。動物を蹴り飛ばし、親切な人から物を盗み、友人を騙し、すべての親切を拒否し彼女の周りには敵だけしかいないように映っていた。
    だが目の見えないおばあさんの絶え間ない優しさ、ペチカのことを本気で心配してくれる妖精フィツと交流するにつれ、だんだんと優しい母と過ごしていたときのペチカを取り戻していく。
    だがペチカに安らぎはない。住む場所もお金も身寄りもなく、何よりも常に恐ろしい守頭に追いかけられているからだ。隣町に逃げようとも、大きな森に逃げようともそこに守頭は現れた。ペチカは逃げるためにしかたなしに暴力を振るったが、怪我をさせられコケにされた守頭はそれを絶対に許さない。必ず捕まえるつもりなのだ。ペチカの家を平気で燃やす連中だ。もし捕まったら身寄りのない孤独な12歳の少女は簡単に殺されるだろう。
    そんな中でも真っ直ぐな心を取り戻しつつあるペチカは大切な友に会うため助けるために身を投げうって行動するのだった。

  • 神な物語

  • ペチカの過去と現在がつらい(こんな目に遭えば性格が捻くれてしまうのも無理はなくて、同情する)。姿を消したペチカをおばあちゃんが探し続ける場面が心にくる。ルージャンはペチカが好きなのだろうか。ペチカがフィツを思い出せそうで思い出せない場面がもどかしい分、その後で思い出す場面にグッとくる。フィツがどうなったのか気になる。巻末のクローシャ大百科事典が情報量豊富で楽しい。このまま次巻へ。

  • 妖精ファンタジーものは初めてかも

    結構古いお話だと思うけど、ずっと気になってた

    もうペチカが痛々しすぎて...なんども苦痛になって結構しんどかったけど、フィツがいてくれていい意味でもまあ悪い意味でも良かった
    ペチカは全然性格悪いんじゃないよ
    ペチカをこんなふうにした世の中が悪いんだと、架空の世界にすごく怒りを感じてた

    妖精の日もまだまだ謎だから下巻が楽しみ

  • 妖精が運んでくる終末の日の伝説が信じられているクローシャという世界。孤児のペチカは妖精のフィツと出会う。それは大きなお話の始まり。向山貴彦さんの小説。

    久しぶりに長編のファンタジーを手に取って、まずは世界観についていけるかが心配でした。魔法が多用されたり、奇抜なクリーチャーが登場する世界ではなかったので、割とすんなりとクローシャに馴染めました。

    世界観が薄い訳ではなく、クローシャの大陸や地理、時間の概念、植物をはじめとする食べ物などにしっかりとした世界観があります。文庫版に加筆されているクローシャ大百科辞典は好きな人にはたまらない内容になっていると思います。

    上巻は第3章で少し落ち着いたお話が第4章で大きな波乱に飲み込まれて終わるため、早く続きが読みたくなりすぐに下巻に手を伸ばしました。

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