童話物語 上 (幻冬舎文庫 む 4-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1542
感想 : 176
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344401297

作品紹介・あらすじ

世界は滅びるべきなのか?その恐るべき問いの答えを得るために、妖精フィツは地上へとやってきた。最初に出会ったひとりの人間を九日間観察して判断することがフィツの使命。しかし、フィツがたまたま出会ったのは極めて性格の悪い少女ペチカだった…。単行本未収録の設定資料集を新たに追加して、感動のロングセラー、ついに文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • ブクログで紹介されていたのを見て、ああ!と、持っている文庫本の方で登録しました。

    感想は…簡単には書けないけど、下巻で。

  • 昔買って読んでボロ泣きした本。
    いい本過ぎてこれは皆が読むべきと本気で思っている所がある。
    ボロボロになっても本棚の殿堂入りから外れる事はないのが確定済み。
    上巻も下巻も素晴らしいんです。

  • ハードカバーを読んだときには、物語への引き込まれ方が半端じゃない…
    と思った以外はもうひとつかなと★三つにしていたんだけど、
    文庫版を読んでこの物語の、この本の良さがわかってきた(気がする)。

    作者の拙くも(エラそうにすみません)熱い想いが込められた文章と
    生々しくも逞しく生きる登場人物達から、
    いつの間にか目が離せなくなること請け合い。

    巻末の歴史なんかも想いが詰まっている。

  • あっという間だった。ぐいぐい引き込まれるように読んだ。なんだかよくわからないけど、次を、続きを読ませる力があるというか、読んでいてこちらも力むような感じだった。

    文章には妙な恐さというか、毒というか棘があるような感じ。なんでペチカにこんなつらいこと、試練ばかりがやってくるのか、と同情・憐憫を誘わずにいられない。ただ、そのせいで言動がかなりキツイです。それも人間の一面というか、至極人間的なんだろうな。
    衣食足りて礼節を知る、貧すれば鈍する、ということか。

    性善説,性悪説という話もあるが、後天的に、環境で人が変わるということもありますよね。ペチカも主人公としては、けっこうえげつないけど、環境が違えばもっと違う人生,生き方があっただろうと思いますし。
    とりあえず、なんだかよくわからないまま上巻終了。下巻を読まねば。

    巻末の設定集がすごいですね。けっこうボリュームがあるから、残りまだページあるな、と思っていたらいきなり上巻終了でビックリ。
    でも、こういう世界観を作るのって結構好きです。地図があるのもうれしい。足跡がビジュアルで伝わります。

  • 世界で一番好きな物語小説。
    この本を抱いて死にたいです。

    ひとりの孤独な女の子が
    愛の意味を知る旅に出るものがたり。

  • 本当にコレこそもっと評価されるべきだと思う。
    本気泣きした

  • 妖精らしくない妖精たち。中には悪者もいる。世界は滅びるべきかの答を探しに地上へとやってきた妖精フィッツは性格の悪い少女ペチカに出会う。先の見えない展開で下巻へ。

  • 主人公の女の子はどんなに貧しくても心はとても綺麗…じゃないのかーい!
    ペチカは、意地悪でケチでずるくて、心も貧しい女の子。
    ペチカだけではなく、守頭やパン屋の主人やルージャンたち、大人も子供も嫌なやつばかり。
    これファンタジーだよね…?ブラックファンタジーかな?
    と思うほど。
    評価はすごく高いので、下巻を楽しみに読みます。

  • とても心に残った作品です!最初のこの上巻はひたすら主人公が辛い目にあい読むのが辛いくらいですが、その後から本当に泣ける話しです。

  • 人の心の描写が上手く、特におばあちゃんで泣きました。上下巻読み、生きているうちに押し殺していたり隅に追いやっていた感情感性取り戻せた気がします。

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