別れの美学 (幻冬舎文庫 ま 5-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344401839

作品紹介・あらすじ

別れについて考えることは、恋そのものについて考えること。別れは人を弱らせるけれど、その悲しみが、愛情の大切さや、人への優しい接し方をも教えてくれる。「憂うつな心のための処方箋」「男のふり方」「不倫の終わり」など十二章からなる、感動のベストセラー、新装改訂版。これから先、よりすてきな恋をするあなたに捧げる失恋論。

感想・レビュー・書評

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  • 失恋したときの、応援文。

  • 恋愛における様々な「別れ」を語った名著です。中島みゆきと松任谷由実では、じつはユーミンの方が失恋を歌っていることが多かった!?など、今でも忘れられない分析が面白い本です。

  • 人生でいちばん辛かった失恋の折に読んだ一冊。

  • <memo>
    優れた青春文学は青春のさなかにある人には書けない:コレット『青い麦』サリンジャー『ライ麦畑で〜』
    青春の輝きは若者には見えない
    静かな優しさ、過去の美化、鑑賞、表現の巧みさ、構成力

    甘美な青春は虚構

    青春のさなかにいる人:いらだち、絶望、悲しさ、やるせなさ
    Cf:若さの残酷な輝き、強烈な光→サガン『悲しみよこんにちは』ラディゲ『肉体の悪魔』

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著者プロフィール

島根県出雲市生まれ、筑波大学卒。『巨食症の明けない夜明け』(集英社)ですばる文学賞、評伝小説『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』(光文社文庫)で新田次郎文学賞。著作はイタリア、中国、韓国で翻訳出版される。『赤毛のアン』シリーズ(文春文庫)の日本初の全文訳を手がけ、作中の英米詩、シェイクスピア劇、聖書など数百項目を訳註で解説。金子みすゞの弟で脚本家の上山雅輔の日記と回想録を読解して小説『みすゞと雅輔』(新潮文庫)を発表。著書に幕末小説『島燃ゆ 隠岐騒動』(光文社文庫)、『英語で楽しむ赤毛のアン』(ジャパンタイムズ)など。趣味は編み物、洋裁、「すてきにハンドメイド」鑑賞。

「2021年 『金子みすゞ詩集 2022年1月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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