サイトに貼り付ける
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (542ページ) / ISBN・EAN: 9784344401884
感想・レビュー・書評
-
東アジア,東南アジア地域の近現代史。小説の体裁はとりながらも実在の人物,事件を取り上げている。
宮崎学という人は,この本に限らず,人と人をつなぐ,その地域,民族等にもとから存在している機能に着目して,それを作品の題材とすることが多い。この本も「客家」という中国南部を領域とする漢民族を中心とした人々の絆といったようなことが物語の軸をなしている。
ともすればマスコミの報道などで,悪として語られるインドシナ半島の麻薬生産地帯である「黄金の三角地帯」は,著者にかかると別の側面が見えてくる。
裏面史というのではないが,もちろん正史とはいえない,興味深いアジア史叙述だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示
著者プロフィール
宮崎学の作品





