夜を待ちながら (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2002年4月11日発売)
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本 ・本 (382ページ) / ISBN・EAN: 9784344402171

感想・レビュー・書評

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  • 評価は3

    内容(BOOKデーターベースより)
    タクシードライバーの浜田英二のところに、ある日一人の女性がやって来る。ミラーごしに見た懐かしい面影。彼女は「兄が死んだ本当の理由を知りたい」と呟いた。四年前、妻と友が殺された。ヤマを踏み損ねた代償だった…。胸に去来する気持ちを殴り捨て、男は再びコルト・パイソンの引金をしぼる。本格ハードボイルド長編。

    うーん…ハードボイルドにしたい意図は読み取れたが…結局何がやりたったのかはっきりせず渋さが浮きまくった印象であった。残念。

  • 登場人物や話の展開が、他作品よりもエンタメ寄りな印象はあるものの、北方ハードボイルドが好きな人には期待通りの内容。

  • 北方謙三がハードボイルドをやめてから、久しいと思っていたが、ハードボイルドを卒業したわけではなかったんだね。

    若い頃は、北方謙三の小説が大好きだった。

    自分が絶対にまねできない世界を小説の中に見て、憧れていたんだと思う。

    それでも作家も読者も同じように歳を食っていくんですね。

    若い頃に読んだ、若さゆえの残忍な暴力から、形を変えたハードボイルドに仕上がっている。

  • キタァアアァ!ドン・北方!10代のときから大好きなんです笑!ハード・ボイルドすぎる。素敵すぎる!初めて読んだ北方謙三氏がこれだったのですが、今でも一番に好きです。水滸伝とかのが有名なのかな?繊細で細やかな文章と大胆なストーリーがそれぞれの日常と非日常を鮮やかに浮かび上がらせる、大満足な本。女の子が読んでもきっと楽しめます。

  • これと言った理由が見付からないまま今のところの私の中での「北方小説」No1の地位を保ってる一冊。何度読み返したかわかんないくらい。文体かな? 主人公の雰囲気かな? 理由不明の愛着で☆+2。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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