蛙男 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2002年4月11日発売)
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本 ・本 (274ページ) / ISBN・EAN: 9784344402225

感想・レビュー・書評

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  • ホムンクルス的な感じかなというイメージで読み始めたら全然違った。突き詰め不全の主人公の性格そのままに、作品中の謎や恋人との顛末やらあれこれが突き詰め不全のまま回収されない。だからこそ、いつかむしょうに再読したくなるような気がする作品だと思った。

  • カフカ変身とは異なる不条理の世界。
    著者の別の短編で、人は他者の認知を全く同じく感じているかどうか証明できない?みたいな事が書いてありました。それの長編かしら。

  • なんか、この作品好き。
    主人公の感覚、気持ちが見えるようにわかる。実際、自分の皮膚が緑になったりしたらこう感じるんじゃないか?と言うリアルな感じ。危機感がありそうでなさそうで…でも、ラストが‼‼

  • 段々、自分が蛙に変化していく恐怖、、、。
    蛙に変化していく本人には恐怖やろうけど、主人公の戸惑いが面白い(笑)
    最終的にハッピーエンドで終わるかと思いきや「えっ?」て、なって、、、。
    もう1回「えっ?」ってなる、、、。
    結局、異常はどこまで続くんやろう?

  • か…蛙になっちゃったらどうしよう…!!!!!!!!!!!!!!!

    なんじゃコリャー!!!かなりの傑作です!!!!

  • 作者の伝えようとするトコがわからなかった
    カナシ。。

  • 自分だったら耐えられない。たとえ可愛げのある動物だとしても

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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