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本 ・本 (217ページ) / ISBN・EAN: 9784344402232
感想・レビュー・書評
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「トップラン」シリーズの番外編第ニ弾。今回は、藤笙造が主人公の物語です。
父親の藤兵侍(ふじ・へいじ)はトップ屋として活躍していましたが、誘拐事件をきっかけにマスコミの取材のしかたに対する批判が高まり、兵侍の息子である笙造にも冷たい視線が向けられます。しかし彼は、そんな周囲のまなざしを跳ね返し、マックという仲間とともに暴走族のリーダーとして青春時代を送りますが、交際していた女性の死をめぐって警察の取り調べを受けることになり、そこで出会った男から「死なないこと」のたいせつさを教えられます。
ところが、兵侍が突如失踪し、笙造たちの家に一通の封筒が届けられます。そこには、ある犯罪をおこなうことを指示する内容が記されており、笙造は自分や家族を守るためになにができるのかを考えます。
世間を騒がせた現実の事件と物語をリンクさせる発想もたのしめましたが、シリーズ中でもっとも内容的なまとまりが感じられる一冊でした。その点では、むしろ著者らしくないといえるのかもしれませんが、唖然とさせられるほどの大きな設定がストーリーの背後に用意されているところなどには、やはり著者の作風を感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トップラン〈第1話〉ここが最前線にまとめ。
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試みとしては面白いが読み物としては正直今一つ。所でおまけクイズが解った方、是非御教示を…
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