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本 ・本 (282ページ) / ISBN・EAN: 9784344402379
感想・レビュー・書評
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2016年、30冊目は、今年2冊目の団鬼六作品。
明治~昭和を生き抜いた、緊縛図を描く倒錯画家、伊藤晴雨。関東大震災後、昭和初期までの半生を綴っている。
「知らないとは恐ろしいコトである」
団鬼六が伊藤晴雨奇伝を書いている、という事実だけしか知らなかった自分。BOOK・OFFに墜ちていたコチラを購入。読み始めから違和感を感じていた。
そして、発覚した事実(読書途中で調査&確認)。この作品は、続編であるというコト。そぅ、そして、自分が求めていた伊藤晴雨のエピソードの類いは、前編にあたる『外道の群れ』の方にあるのか……。
時代にそぐわなかった、異端の性癖を持った者の話としては悪くない。一方で、団鬼六的な倒錯官能の世界を期待すると、少々肩透かし。
まぁ、現在、入手が難しい『外道の群れ』。コレも気長に探すとしよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[要旨]
屈辱に顔を歪ませ身悶えする美女の緊縛図を描いた変態画家・伊藤晴雨。股間の肉棒を衆人の目に晒され泣き濡れる人気女形や、脳梅毒と癌に苦しみながら天井に吊られる狂妻、全裸で人の字型に縛られつつも被虐の快感に浸るマゾの女性―。大正のエログロナンセンス時代、晴雨が一心に写生する中で見た、凌辱と狂乱の果てとは?連作小説の傑作。 -
思ったほどのエログロではなく、期待していたほどではない。
状況説明の言葉のレパートリーが少なすぎる。
フランス書院の官能小説読んでた方がいいかなぁ。
著者プロフィール
団鬼六の作品





